大阪府吹田で起きた交番襲撃事件の犯人(36)が、精神疾患ということで無罪になったニュースがあった。

 

心神喪失によって犯罪を犯した場合、その人は精神的に正常でなかったため、法的責任を負うことができないということなんですよね。

 

近年は反響の大きい事件ほど、一審の裁判員裁判の判決よりも高裁では減刑される傾向にあるように感じる。

 

まさかこの事件で、無罪判決が出るとは思わなかった…

 

スポンサーリンク

 

大阪・吹田の交番襲撃事件の犯人が無罪

 

交番襲撃事件

画像引用元 MBS NEWS

 

2019年6月、大阪府吹田市の交番前で男性巡査の胸などを何度も包丁で刺して、実弾の入った拳銃を奪ったとして、36歳の男性が強盗殺人未遂などの罪に問われていました。

 

2023年3月に大阪高裁が36歳の男性に無罪を言い渡した判決について、検察側が上告しなかったことから、4月4日、男性の無罪が確定。

 

 

1審で懲役12年

2審で無罪

上告断念で無罪確定

 

 

襲う前に虚偽の通報をして、警察官を交番に1人にさせたり、防刃チョッキの脇の隙間から胸を何度も刺して殺そうとした計画性があるのに無罪。

 

 

何度も刺された警官は肺を貫通する重症。

元ラグビー選手で、全国のラガーマン達が励ましのエールを送ってたことを覚えてます。

 

未遂だったけど、殺人になってても無罪だったんだろうか…と考えてしまう。

 

一命を取り留めたのは良かったけど後遺症は一生残る。

銃を奪われまいと、必死で市民を守ろうとして滅多刺しにされたんですよね。

 

 

なぜこれが無罪なんだろうか?

 

 

万引きなどの犯罪でも、心神喪失だったと言うと無罪になるらしい。

そしてそれを常套手段として、言う人もいるようなんですよね… 心神喪失だったら許されるというのは時代にそぐわない気がする。

 

スポンサーリンク

 

心神喪失で無罪判決に不満の声

 

この判決に不満の声が上がっています。

 

 

 

 

気持ちはわかる

 

ただ、精神疾患患者を有期刑にしてしまうと、刑期が満期になった時、その病気が治ってなくても釈放しなければならなくなるんですよね。

 

ところが精神疾患を理由に無罪にすると、待っているのは強制入院

 

期限なしで治ったと判断されるまで、退院は出来ません。

 

スポンサーリンク

 

時代に合った法律を!

 

法の裁きって、いったいなんなんだろう…

 

統合失調症でも殺人未遂に変わりはない。

被害にあった警察官が鍛えた体だったから一命を取り止めたけど、普通の人だったら死亡していたと思う。

 

仮にこの男性が数年後に退院するとして、同じような犯罪を犯して刑務所から出所した正常者とどっちが怖いかと言えば、絶対にこの男性だと思う。

 

犯罪の認識が無くて、犯罪するということなんですよね…

 

 

犯行直後に北千里のイオンで服を買い替えていた犯人の男性の行動は、しっかりしてるとしか思えない。

被害者とご家族は、この判決を聞いて納得できるのでしょうか?

 

2005年から施行された心神喪失者等医療観察法、患者の社会復帰の為の法律とはいえ、政府も限界を感じているのではないだろうか。

 

ネット上でも、法改正を望む声がたくさん上がっています。

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。