長崎県佐世保市で海士長だった男性(20)が、母親に送ったLINEを最後に命を絶ったニュースがあった。
子供や20代なんて、まだまだ逃げ方を知らなくて当たり前なんですよね。
だから親に、勇気を出して言うんだと思う。
社会人になってから親に相談するのは、かなり追い込まれた時。
大人になってから親を頼るとき、それは結構なSOSだと思った。
海上自衛官が命を絶つ事件【長崎】
高校卒業後から、海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」の海士長として働いていた男性(20)。
入隊後から上官たちの言うことが食い違っていて、理不尽に怒られることもあり父親(48)にたびたび相談していました。
父親は国民を守る仕事が大変であることを認めつつ、一番偉い上官の言うことを聞いて頑張るようにと励ましていたようです。
でも、頑張れなくて2021年2月10日朝、あけぼのの艦内で自殺。
亡くなった男性は命を絶つ数日前、母親(46)にLINEでメッセージを送っていました。
同僚だった元自衛官の男性(22)の話によると、亡くなった男性は未成年の隊員同士の飲酒に参加しており『自己反省ノート』の指導を受けていたそうです。
ただ、この指導は亡くなった男性だけ。
同僚は「上官から目をつけられているようだった」と話しています。
というも、未成年の隊員同士の飲み会以前にも、上官の送別会で未成年だった自分も飲酒したことがあったけど、指導されることはなかったとのこと。

飲んでもいいけど、バレるなよ
と、上官から言われたこともあったそうです。
両親は息子が自殺したのは、海自が長時間労働やパワーハラスメントを防ぐなどの対応を怠ったためだとして、国に計約7800万円の損害賠償を求める訴訟を長崎地裁大村支部に起こしています。
新しい生活が始まった人も多いと思う。
SOSは思ったように、周りにはなかなか伝わらないのかもしれない。
でも、
自分を守れるのは自分だけ!
命を絶つ、以外の方法で自分を守ってほしいと強く願う。
子供の「辞めたい」はSOSサイン!
私の友達の娘さんが公務員に就職が決まり、両親や親戚一同は喜んでいました。
周りからの期待は高く、本人も一生懸命仕事をしていたんですけど1年も経たない頃、母親に「仕事を辞めたい」、と話していたそうです。
親なら「辞めなさい」と言うべきか「頑張りなさい」と言うべきか迷うと思うんですよね。
でも、母親は仕事を辞めることに反対。
その結果、娘さんは自殺してしまいました。
友達は私に、

辛かったら辞めていい、ってなんで言えなかったんだろう
って、涙ながらに後悔していました。
仕事なんてなんでもいい、頑張るところはそこじゃない。
どんな仕事でも楽しくやれて、毎日充実して過ごしてくれたら…お金も生きられるだけ稼げて、趣味や楽しみが出来たらそれでいいと思う。
親は最後の砦でありたい…
応援することも大事だけど、子供には逃げ道を用意してあげてほしいんですよね。
何が正解かなんて、状況によってそれぞれ違う。
だから生きる、って本当に難しいと思う。
頑張っては使い方に気をつけよう
知らず知らずのうちに使っている「頑張って」という言葉。
心が弱っている人を励ますという意味で「頑張って」、という言葉を使っている人も多いと思うんですけど、それはNGなんですよね。
もう一度立ち上がれ、と強制的に言っているようなもんなんです。
そうじゃなくて、
辛いのだという事を共感すること
これがとても大切なんですよ。
頑張ってる人に「頑張って」というのは本当に酷だと思う。
家族が悪いわけじゃないけど、辛いと思っている人に「頑張れ」って言ったら、追い詰めてしまうんです…これ、経験した人ならわかる。
これ以上頑張ったら潰れちゃうし、まだ頑張らないといけないの?って、言われた人は考えちゃうんですよね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。