大企業であるキリンビバレッジが販売するトロピカーナが景品表示法違反をしていたとニュースで知った。
トロピカーナのこのメロンジュース、紛らわしい表示だけじゃなくて値段も高めだから間違えそうになる要因だと思います。
私も贅沢したい時に買って飲んでいたのでちょっとショック。
『トロピカーナ100%まるごと果実感メロンテイスト』が実際には果汁の98%がブドウやリンゴ、バナナで、メロンはわずか2%とのこと。
100%に見せかけて2%って酷すぎると思います。
トロピカーナ、信じてた人多いと思うんですよね。
キリンビバレッジの飲料はおいしいものが多いのにこういった事件で他の飲料も風評被害をうけるのが少し悲しい。
トロピカーナが景品表示法違反
消費者庁は2022年9月6日、原材料の大部分がメロン果汁であるかのようなパッケージ表示が景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、再発防止などを求める措置命令をキリンビバレッジに出しました。
- 100% MELON TASTE
- 厳選マスクメロン
といった表示が消費者に誤解を与えるということのようです。
メロン以外のフルーツが98パーセントをしめてるのに果実100パーセントみたいな表記してるからメロンが100%に見えるということなんですよね。
たしかに、私もパッケージを見てメロンにストローが刺さっているので、100%メロン果汁だと思っていました。
ただ、よく見ると上のほうにメロンテイストの文字があります。
そして厳選マスクメロンとの表示、パッケージのメロンの周りに小さくりんごとぶどう、バナナの写真が。
でもよく考えれば、メロンなんて高級な果物が900mlで250円で飲めるわけないんですよね。
旧パッケージと現在のパッケージの違いは?
キリンビバレッジは2022年4月に消費者庁から指摘を受け、現在はパッケージのデザインを変更して販売しています。
画像引用元 @masa_hira_oyajiのTwitterより
左が古いパッケージ、右が現在のパッケージ。
キリンビバレッジが変更した点は2つ
- メロン以外の果物のイラストを大きくした
- 「100% MELON TASTE」を「100% FRUIT JUICE」に修正した
以前はメロンの存在感が大きかったけど、今は他のフルーツもメロンと同じくらいの大きさになっていて良い思います。
嘘ついてたのにパッケージの変更だけで許されるの?
果汁100%とは書いてなくて、 100%メロンテイストって書いてあるんですよね。
だからグレーゾーンだけど違法じゃないという判断で売り出したんだと思うんです。
でも100%って書いてたら果汁100%って勘違いする人のほうが多いはず。
私もそうだったから。
令和2年から令和4年にかけて食品表示法が何度も改正されているようです。
今回、問題になっている表記も以前なら違法になるけど、今はどちらか判らない 状態のものなんだそう。
改正前だと合成甘味料などの合成物は天然の甘味料とは 別に記載されていたけど、改正後は甘味料とか香料とか保存料で良い。
そして100%ジュースと記載しても水なら1割未満まで混入しても良いし、 強調したい成分を%を記載するなら表記しても良くなったとのこと。
最近企業の表示義務がどんどん緩く改定されているんですよ。
企業が商品を出しやすく改定作業が進んでいるので、数年前の知識で 商品説明を見ていると全く違う実態になっている商品が 今後はもっと増えていくと思う。
2020年6月~22年4月までの約2年間販売されていた『トロピカーナ100%まるごと果実感メロンテイスト』ネット上には大手企業に対する不信感が強くなっています。
返金騒動に発展しないことを祈ります。
最後まで読んでくれてありがとうございました。