静岡・牧之原市で、幼稚園バスの中で3歳の女の子が亡くなった事件。
2021年7月にも福岡で同じ事件が起きたばかりなのに、なんでまたこういう事件が起きるのでしょうか?
ニュースを見て、また?と感じた人は多いはず。
福岡の事故からこんなに短期間でまた同じような事故が起こったことに驚きと怒りを覚えます。
今回は防げた事故だと思うんですよね。
3歳の女の子がどれだけ苦しんで亡くなったかと想像するだけで胸が痛みます。
幼稚園バスで3歳の女の子が亡くなる事件
2022年9月5日5日午後2時13分ごろ、静岡県牧之原市静波の認定こども園「川崎幼稚園」の送迎バスの中で3歳の女の子が倒れているのが見つかりました。
発見された時女の子は意識不明の状態だったそう。
その後病院へ搬送されたものの午後3時34分、搬送先の病院で死亡が確認されたとのこと。
死因は熱中症とみられているようで、牧之原市の5日の最高気温は29.5度でした。
幼稚園の園長によると、9月5日8時50分にバスが到着し園児を降ろした後、屋外の駐車場にバスを停めていたそうです。
バスの車内に閉じ込められた5時間
亡くなった女の子を思うととても悲しい。
暑くて苦しかったであろう女の子を思うと心が張り裂けそう。
ご冥福をお祈りします。
出欠確認はしないの?
今はコロナの関係もあって、出欠確認ってけっこう念入りにやっていると思うんですよね。
だからいくらでも気づくチャンスはあると思うのに、帰りまで気付かないことに理解ができません。
コロナ禍もあり突然の人手不足になったり大変な事もあるのはわかるけど、送迎バスの運転は70代の園長、そして70代の派遣職員の女性が同乗していたとのこと。
ちょっと高齢でびっくりです。
ニュースでは確認した記憶がないと言っていました。
100歩譲って2人が気付かなかったにしても担任の先生が気付くと思うんですよね。
もし、朝の出欠確認で気付いていれば救えた命。
そう思うと残念でなりません。
車内に取り残されたときはクラクションを鳴らせ
前回の事件の後に、子供にクラクションの位置を教えたという母親がいました。
もしも車に取り残された時は、運転席に行きハンドルの真ん中、ラッパのマークがある場所を力一杯押しなさいと、そして力が続く限り押し続けなさいと、そうしないと死んでしまうからと、自分の命は自分で守りなさいと教えたそうです。
ただ、子どもの力では思い切り押さないと鳴らないのでクラクションを押す練習をしたほうがいいみたいですよ。
それからクラクションの大きな音にびっくりして何度も押すことを躊躇してしまうので、人のいない駐車場で実際に押す練習もおすすめとのこと。
自分を守る手段を教えることは、ほんとに大切なことだと思います。
全国でこの二年間に送迎バスに閉じ込められた園児が死亡する事件が二度起きました。
二度とこのような事件が起こらないようにと願うよりは、起こり得ると対処方法を教える必要があるのかもしれませんね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。