2023年12月6日、奈良県の市立小学校に通っている女子児童が、3年前から同級生に足をけられるなどのいじめを受けていたことが、重大認定されているというニュースがあった。
当時3年生だった女の子は、日頃の悩みなどを書き込むノートに、「わたしは死ねばいいのに。自分なんていなければよかった」などと書いて、担任教師に提出。
しかし、担任教師はノートに大きな花丸をしたうえ、「You can do it!(あなたならできるよ!)」というメッセージを書いて生徒に返したそうです。
信じられない…これはいくらなんでも酷いと思う。
この教師はちゃんとノートを読んでいたのでしょうか。
驚きと怒りを覚える。
頼まれて花丸をつけた教師はノートを読んでいなかった?
小4だった2022年6月、日ごろの悩みなどを書く『自学ノート』に
「わたしは死ねばいいのに」
「死ねばいいな、自分なんて、いなければよかった」
と「死ね」という言葉を2回使っています。
担任は「児童に花マルを付けるよう頼まれ、一度断ったが再度頼まれ、励ましのつもりでコメントを付けた」と話しているそうです。
いくら子供に頼まれたとしても、この内容に花丸はつけられないと思う。
仮にもし本当に児童から花丸を要求されたとして「1度は断ったが再度頼まれたから書いた」という事なら酷い。
1回目にすぐ個人面談の必要性を感じるし、2度要求されたとして “励ましの意味で”「you Cant do it」って…冗談でも書ける内容ではないのではないでしょうか。
女の子のノートの記載内容を確認しないまま、適当にコメントを書いたように感じる。
花丸もそうだけど、コメントがあまりにもいい加減。
他の子のノートも、同じようなコメントが書かれているのではないでしょうか。
死にたいって書く子供が、花丸を希望するとはとても考えられない。
学校側とのノートのやり取りで、親が感じることは
内容読んでる?
って思うことが、多々あるんですよね。
たくさんの子がいるから仕方ないと思うけど、気になった子のだけでもよく読み拾って欲しいと思う。
小学3年の子供になぜ英語?
画像引用 : https://www.ktv.jp/news/articles/?id=09550
なぜ励ましの言葉を、わざわざ英語で書く必要があったんだろう。
この児童は英語が理解できたのでしょうか?
本当に励ます気持ちがあったなら、子供に伝わりやすくわかりやすい言葉を使ったほうがいいと思う。
励ますつもりならLINEやX(旧twitter)じゃないんだから、一言で済ますのではなく、ちゃんと子供と向き合って、会話を交わさないといけない。
教師は仕事も多いけど、そこは一番おろそかにしちゃいけない所だと思うんですよね。
流れ作業的に、なんパターンかあるかもしれないけど、小学校3年生の子供に英語で書かれても読めないと思う。
と、担任は言いたかったのかもしれない。
でも女の子の悲痛な叫びを、こんな一言で片づけていいわけではないと思う。
奈良県の市立小学校はどこ?
画像引用 : 毎日新聞
現在のところ、奈良県のどこの小学校かは公表されていません。
調べてみると奈良県の市立小学校は、42校あるようです。
女の子の保護者は 学校に、いじめの調査をお願いしたのに
学校は警察じゃない
と言われてしまったそうです。
でも重大な事件が起こる前に対応できるのは、警察ではなく学校ではないでしょうか。
子供が自らSOSを発信しているのだから、それを拾わないといけないと思う。
日常の業務や雑務に追われて、児童のノートにしっかり目を通す時間がなく、誰にでも同じコメントを担任がただ書いているだけなのか、それとも内容をきちんと読んだ上でこんなコメントしてるのかどちらかわかりませんけど、安心して子供が通える学校であってほしい。
先生との出会いって運次第ではありますけど、良い先生と巡りあえるかどうかが本当に大きいと思うんですよね。
勉強が好きになったり、人として大切なことを学んだり…
先生方も子供の為に、頑張ろうって思える学校になって欲しいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。