宝塚歌劇団の25歳の団員の女性が急死した問題で、女性の遺族の代理人弁護士が2023年11月10日、東京都内で会見し、遺族のコメントを発表しました。
遺族の言葉を聞いて、涙が出た。
ご遺族は大事な娘さんを亡くした上に、劇団との戦いなんて辛すぎるけど、昔からずっと「イジメがある」と言われてきたのに何も改善されなかった宝塚。
110年間近く歴史を刻んできた、宝塚歌劇団の闇は深い。
宝塚歌劇団パワハラで女性が亡くなる事件
画像引用 : スポニチアネックス
2023年9月30日に自死した女性は当時、入団7年目の宝塚歌劇団の劇団員で、「宙組」に所属していました。
下級生のまとめ役の学年として、新人公演(10月19日)や上級生も含めた本公演(9月29日)に向けて、極めて過重な業務を課されていたそうです。
遺族代理人の川人博弁護士によると、死亡前1カ月の労働時間は400時間を超え、時間外労働も250時間を超えていたとのこと。
劇団では、入団5年目までは雇用契約で、6年目からは委託契約。
本当なら2023年の夏に退団する予定が、 突然の同期2名の退団が出たことで新人公演の長としての責任感から、自身の退団を来春に延期せざるを得なくなったのです。
自分が辞めたら1人になってしまう同期の為、そして下級生の為に踏みとどまった娘を辞めさせられなかったことに、家族は後悔しています。
普通の会社であれば、会社を辞めて、転職をする事も簡単にできたと思います。
幼い頃からの憧れだった宝塚歌劇団に入り、本人の努力はもちろん、家族や周りからの支援、ファンからの応援、様々なものを背負っていたのでしょう。
両親にとっても、娘が宝塚ジェンヌである事が誇りでもあったと思うんですよね。
だからこそ、上級生からの理不尽ないじめに耐えて、耐えて、耐え抜いてきたのではないでしょうか。
それが自ら命を絶つ、悲しい結末になってしまった…
宝塚歌劇学校の狭き門を見事に合格し、厳しい学校生活を修了。
卒業し、子供の頃の夢だった『宝塚歌劇の世界』どんな思いで、マンションから飛び降りたんだろう。
本人、ご遺族の気持ちを考えるとやるせない。
死亡した遺族の言葉が悲しい…
親御さんの気持ちを考えると、読むだけで涙が出ます。
宝塚歌劇団に入った頃は、娘の姿に誇りと期待でいっぱいだった家族の気持ちがあったと思う。
本当に心が痛むし、ご家族の哀しみは計り知れない。
まさかたったの数年で、見るも痛ましい姿に…
真面目で正義感の強い人ほど、1人で抱えて追い込まれていく。
そんな職場環境は異常だと思う。
宝塚ファンにとっても辛い事件ではないでしょうか。
一度誘われて見たことがあるんですけど、本当に素晴らしい舞台に感動した。
あの時の“清く正しく美しく”の精神は今、引継がれていないことが残念です。
華やかな裏では重労働やパワハラ、そのような加害者がいて被害者がいることを考えると、今、放送中のNHK朝ドラ『ブギウギ』が見れなくなった。
まだ25歳なのに、気の毒でなりません。
心よりお悔やみ申し上げます。
宝塚歌劇団のパワハラは闇が深すぎる
物事には裏と表があって、表が綺麗なほど裏は汚いものなのかもしれない。
それはどのような職種にも言えるけど、宝塚歌劇団のパワハラは酷いと思う。
テレビでこの事件に関しての報道を見ると、シフト表みたいなのに9:00〜24:00が当たり前に書いてあったんですよね。
時には25時まで…
シフト表に30:30と打刻されていた箇所があって

これって何時?
と思ったら翌日の午前6時半だった。
劇団はまさかここまでジェンヌに対して酷い扱いしているとは思いませんでした。
睡眠は3時間、休日とは名ばかりだけで、買い出し等を命じられていたようです。
自分の稽古だけでも大変なのに、さらに後輩45人ほどをまとめるように指示をされ、後輩の失敗の責任を押し付けられていた。
ご家族が行かなくて良い、というと泣きながら先輩に何をされるか分からないと拒否。
ヘアアイロンを当てられるなんて、立派な暴行ではないでしょうか。
幼い頃から宝塚に憧れて、精一杯の努力をして合格した結果がこれなんて酷すぎる。
報道ではあえて『宙組に配属された事で』と明言していることから、双子のもう1人がいる組ではパワハラはなかったのかもしれない。
宝塚全体で常にパワハラがあるというより、定期的に意地悪な人が出てきて、それを抑えられない劇団の体制に問題があるんだと思う。
最後まで読んでくれてありがとうございました。