両親の自殺を手助けしたとして起訴された、歌舞伎俳優の市川猿之助さんが7月31日、保釈金500万を払い保釈された。
世間から注目を集めている事件なだけに、保釈金の安さに驚いた。
これから日本でも老老介護が増えると言われている現在、介護苦で市川猿之助さんと同じやり方で親の自殺を手助けした場合、殺人罪にはならず、500万円さえ払えば保釈出来ることを知った国民もいる。
この事件は、色々な意味で国民にとって影響のある事件、そして重要な判決だと思う。
無理心中をはかった原因が市川猿之助さんにあるのに、この保釈はモヤモヤする。
市川猿之助の保釈が炎上する理由
画像引用 日刊スポーツ
市川猿之助さんが釈放されたことに、多くの人がビックリした。
一般人との扱いの違い、歌舞伎界はそういった意味でも特別扱いなのかな…と感じた人は多いと思います。
そもそも自殺幇助は市川猿之助さんが主張してるだけで、両親に自殺の意志があったのかは不明なんですよね。
2人殺したら、本来は死刑か無期。
噂では懲役3年ぐらいではないか、と言われてるだけでも信じがたいのに執行猶予が付く可能性もあるようだ。
今回の市川猿之助さん保釈は、同じ事件が多発してもおかしくない実例を作ってしまったと思う…
親に薬を飲ませ、意識がうすれてきたら、頭にビニール袋をかぶせて、袋が抜けないように、ガムテープや結束バンドで外れなくする。
その罪は、
自殺補助で懲役6ヶ月~7年以下
これから先、親の介護や世話に疲れた人には、ありがたい背中を押してくれるような実例を警察が作ってしまったんですよね。
元刑事や警察官、科捜研の人のコメントでは、殺人だった。
でも現役の刑事や警察官は、第三者によって薬を飲まされ、ビニール袋をかぶされて命を奪われても自殺補助とのこと。
同じような事件がおきない事を願いたい。
市川猿之助の保釈金はなぜ安い?
ネット上では、市川猿之助さんの保釈金が安すぎると話題になっています。
たしかに、歌舞伎界で知名度があり、TVやCMなど億単位で稼いでいたと思います。
ただ、保釈金というのは
年収や資産で変わる
ということ。
①被告人の収入額や家族構成など、被告人の経済的状況
②罪の種類の違い、前科の有無、刑罰の重さ
など、様々な要素を考慮して算定されるそうです。
市川猿之助さんは、パーッと使ってしまい宵越しの金は持たないタイプだったような気がする。
他にも、貯金するより趣味に使っていたようで、骨董品などを集めいてたそうです。
こういったこともあり、意外と貯金がなかったのではないでしょうか。
そして今回の騒動で、映画や舞台の違約金が多額で、マイナスだった可能性もあるんですよね。
市川猿之助がまた自死する可能性
一番みんなが心配しているのは、市川猿之助さんが保釈されたことで、また自死する可能性があるのではないか、ということだと思うんですよね。
ただ、警察が保釈したということは、市川猿之助さんは本当に自殺しようとしたとは考えていなくて、自殺幇助もしくは殺害した可能性もあると考えているからなんだと思う。
ほんとうに自殺を図ろうとしたんだと警察が思っているんだとしたら、1人にしたらまた自殺を図る可能性があるので、今の時点で保釈するより監視下に置いておいた方が良いと判断するはず。
無理心中図ったはずの人が、
この人は大丈夫。保釈してかまわない
と、太鼓判押されるのも凄い話だけど、それだけ事件当初の見かけと違う結論なんだろう。
実際、保釈された時の市川猿之助さんの映像を見る限り、肉体的には健康になった様に見える。
最後まで読んでくれてありがとうございました。