2023年9月19日、東京駅八重洲口近くのビル建設現場で、鉄骨が落下する事故がありました。
こちらが事故の瞬間映像です。
【事故瞬間映像】八重洲一丁目東B地区再開発の鉄骨落下事故の瞬間が八重洲ライブカメラが捉えていました 閲覧注意です
これを見ると上空でクレーンで鉄骨が吊されていて突然落下 その後砂ぼこりのようなものが見えます
— Snow Man (@IngSnowy) September 19, 2023
昨日はPayPayドームで、B’zのステージ撤去作業で鉄柱落下により、7人の重軽傷の事故が起きたばかり。
最近、建築関係の事故が多くなってるように感じる。
今、建設業は日本語が通じない外国人が多いそうです。
文化の違いもあり、ルールを守らなければならないという事をなかなか理解できない人も多く、 日本人の若者の建設業離れは、どんどん進んでいます。
発注側も、工期にゆとりを持たせてあげてほしい。
八重洲で作業員が鉄骨と落下し死亡する事件
事故があったビルは、大林組と大成建設の共同事業体が工事をしています。
ビルの7階部分でクレーンで吊り上げていた
長さ30m 重さ15トンの鉄骨
を他の鉄骨と固定する作業中、何らかの理由で鉄骨が傾き、3階部分に落下したそうです。
他の鉄骨も巻き込み、作業していた5人も一緒に転落したようです。
防犯カメラには、落下時にクレーンのアーム部分が急に跳ね上がる様子が映っていて、警視庁は、ワイヤが突然切断したり、鉄骨から外れたりした可能性があるとみて、作業手順や安全管理に問題がなかったか調べています。
この事故で、40代男性2人、30代男性1人、20代男性2人の計5人が負傷し病院に搬送。
その後、30代と40代の男性作業員2人の死亡が確認されました。
亡くなった2人は、落下した鉄骨に命綱を結んでいたそうです。
ご冥福をお祈りします。
事故現場はどこ?
画像引用 テレ朝News
事故があったのは、東京都中央区八重洲1丁目。
現場は、JR東京駅から100メートルほど離れた場所で【国家戦略特区】に指定され、
東京の新たな陸の玄関口
と位置づけられ、地上51階・地下4階で
- オフィス
- 店舗
- 国際会議場
- 劇場
- 大規模バスターミナル
などが入居する予定。
東京駅前の再開発事業として進められていて、2021年に着工し、2025年の完成予定に向けて工事が進められていました。
現時点では、8階部分の骨組みまでが完成していたそうです。
事故原因は?
画像引用 讀賣新聞オンライン
支柱の固定が不十分だった可能性もあるとみて、事故原因を調べているそうです。
これだけの大きな梁の固定が出来ていないのに、どうしてワイヤーを外したんだろう…
普通に考えて、まず固定が確認されていないのに、ワイヤーを外す事はありえないと思うんですよね。
コロナ後の資材高騰や調達に遅れが出ていて、建設スケジュールに無理が出てきているようです。
鉄骨を吊ったり、組み立てるのは下請けの専門業者。
ただ、技術の質が高い人は限られているので、人材の確保が難しくなっているとのこと。
建築業界では、職人が育成されにくいみたいですね。
事故原因の詳細は、今後の現場検証で明らかになると思います。
土木工以外でも電気屋さんや水道屋など、細かな数々の高度な技術(経験から学ぶ知恵)を持っていても、後継者がいないまま伝承できないと聞きます。
今の日本の働き手減少のなかで、失われつつある技術は、意外と多いのかもしれない。
最後まで読んでくれてありがとうございました。