JALの飛行機でペットを失くした飼い主のツイートが話題になっている。
話の流れはこうだ。
2021年8月、JAL機で羽田→大分を移動時、飼い犬も同時輸送
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機材トラブルで発着が1時間半遅延
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その間、犬はJALの管理下に ↓ 健康確認&給水を求めるも「規則なので」と拒否
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到着時、犬が熱中症で亡くなる
死亡翌日、JAL社員が土下座謝罪
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飼い主「謝罪はいらないから、本件をメディアに公表して」
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JAL「それはできない。10万円で手を打って」
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愛犬が…10万円…?
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訴訟(今もなお責任の所在をJALが認めず係争中) 帰りの機内で「ペットとの安全な空の旅を約束します♪」とのCMが流れる
本当に痛ましい事故だけどJALの言い分もしっかり聞きたい。
現状では、空輸しなくて済む方法を飼い主さんは模索した方がいいと思う。
犬にとって飼い主と離れること、飛行機で移動することの負担は必ずあるから… JALを責めるだけで終わると犬を拒否する航空会社が増えて終わりそうで心配だ。
JALがペット輸送の死亡事故
現在JALと裁判中の投稿主。
土下座をしてくれた時、謝罪だと思い賠償金は要らないから何らかのメディアでこの事を公表して注意喚起にして下さいとお願いしたが後日「それは出来ない」と拒否され結局は謝らない。その後、道義的責任から10万円位で手を打てと言ってきた。酷い事をされたポポの命はJALにとっては10万円位だそうだ。 pic.twitter.com/SFFuQXBMIu
— poponta X (@poponta_papa) January 14, 2023
2021年8月11日にJALの「ペットとおでかけサービス」を利用した投稿主。
義母が病気のため夫婦で急遽大分に向かうことになったが、ペットホテルの予約が取れず。仕方なくポポを連れて行くことになったそうです。
羽田からJALのサービスを利用してポポを預け搭乗したものの機材故障の為、機体変更となり代替機の搭乗の為に乗客達はバスラウンジに案内されたという。
約1時間半の待機時間が発生。
JALの管理下で、ポポのクレートは機体から代替機へと暑い屋外を移動。その際、カートの蓋を開けた状態で20分以上、炎天下のもと屋外に待機させられていたそうです。
乗客達が代替機に移動する際、投稿主が職員に何度もポポの安否を尋ねた結果、ポポのクレートを一度渡されました。
しかしクレートはネットとガムテープでグルグル巻きにされていて薄暗く、中が見えなかったため「ネットを外して健康確認と給水をさせて下さい」と何度も懇願したけど職員に「お気持ちは分かりますが規則で出来ません」と拒否されたとのこと。
投稿主は仕方なく、ネットの隙間から給水器で濡らした指を入れると、ポポは指を舐めてくれたが、職員が健康確認することは無く、早急にクレートを引き上げられたそうだ。
この時、乗客は搭乗中止の選択も可能だったが、案内は無かったという。
大分空港で投稿主のもとに運ばれて来た頃には、ポポは舌を出して倒れていたそうです。
羽田空港の職員と違い大分空港の職員はポポのために全力を尽くしてくれたそうで、病院に向かうタクシーの中で、人工呼吸、心臓マッサージをしたが、ポポの舌は灰色のままで、病院で死亡確認。
ポポの体温は41度以上あり熱中症状態だったそうだ。
その後、JALの現場にいた職員とその上司が投稿主の家に来て土下座をして謝ってきたという。投稿主は、「賠償金は要らないから何らかのメディアでこの事を公表して注意喚起にして下さい」とお願いしたが、後日「それは出来ない」と拒否され、道義的責任からか「10万円位で手を打って」と依頼されたそうです。
これに腹を立てた飼い主は現在JALを相手取って訴訟を起こしているそうで、SNS上では「飼い主の皆様も何時同じ思いをするか分かりませんので、他者に預ける時は常時、証拠を残せる様にしてください」と注意喚起をしている。
普通に飛行機から降ろしたら亡くなっていた、というなら飼い主さんも訴訟まではやらなかったかもしれない。
万が一の事も規約に書いてあるわけだから… 今回は1度、状態確認と水分補給のチャンスがあったのに職員の「出来ません」の一点張りで最悪の結果になってしまったからだと思う。
しかもその時には網の隙間から飼い主さんの指を舐める元気はあったんですよね。
その温もりを思い出しただけでも、無念だったと思う。
もちろん、職員だって勝手に規則は破れないだろうから無理だったのだろう。 ただ トラブルでバタバタしてたんだろうけど1時間くらい待ち時間があったなら、上司等に相談してくれても良かったのかな…
ペットは荷物扱い
ペットは動物なので、人間と同じ扱いではないのは理解できる。
ただ、JALはペットの輸送サービスをラインナップしていて、そのための料金設定もしているなら、少なくともペットが熱中症で命を落とすような輸送をしたらダメだと思う。
今回の件はアクシデントもあって不運だった面もあるけど、JAL側で防げたかもしれない。
飛行機は便利であり、移動時間の短縮の夢の乗り物ですが航空保安を守る観点でなかなかペットに寄り添うサービスを行えないのも事実。
ペットを子供と同じ家族だと思うなら、目の届かない場所に預けることをやめる選択肢を持つことが一番だと思う。
何を優先にするか?
だと思うんですよ。
- 時間
- 料金
- ペットの命
飛行機に比べれば時間と労力はかかるけど在来線や新幹線での同乗があります。
きちんと躾されていて、騒がなければケージに入れてそばに置いて移動できます。もちろん有料ですが、縦横高さの合計が120cm以内、ケースと荷物を合わせて10kg以内、それで290円です。
飼い主が本当にペットを大事だと思っているなら、多少高くてもお金を出して同乗できるプランにするとか、フェリーや車など他の移動方法を検討することもできたはず。
亡くなったワンちゃんは可愛そうだけど、ペットの命を守れるのは飼い主しかいないのでもう少し慎重に選択してあげてほしかったな…
愛するペットを守れるのは飼い主
ペットを飼うということは旅行などの楽しみはもちろん、緊急時にも自由が効かないということを受け入れる責任があると思う。
そもそも人間よりデリケートなペットを100%死なないように飛行機で運ぶのは無理ではないだろうか。
ペットの死亡事故は過去5年間で9件も起きています。
だから、ホームページにもその旨は記載されているし、規約を了承しなければ利用できないんですよね。
愛するペットを守るため、自分の目の届く範囲でペットと移動するのがベストだと思う。
ペットを飼ってる人にとって、ペットは家族ですよね。
ワンちゃんの状況を思うとかわいそう。苦しかっただろうな…
ペットの命を守れるのは飼い主しかいないので、移動するときは慎重に選択してほしい。
最後まで読んでくれてありがとうございました。