チェジュ航空の墜落事故で助かった人が2人いたそうです。

 

 

今回のチェジュ航空事故で救助された2人の乗客は、機体後部の座席に座っていた客室乗務員の方々だったそうです。

 

 

33歳の男性と25歳の女性。

 

2人とも重症よりは軽く、軽症よりは重い状態だそうです。

 

 

2名のうちの1名の方は、事故の衝撃で記憶がないそうです。

 

機体の後部からのみ救助が可能な状態で、他の部分はほぼ全焼していたそうです。

 

犠牲になった方々とそのご家族に、心からお悔やみ申し上げます。

 

 

飛行機事故で助かった人の座席は?

 

2人は旅客機の後部で乗客サービスを担当していたが、事故機が空港の外壁に衝突する際、機体最後方の一部がもげ落ちて助かったそうです。

 

チェジュ航空 助かった人 どの座席

引用 : https://www.chosunonline.com/svc/view.html?catid=52&contid=2024123080028

 

客室乗務員2人が、奇跡的に救助されました。

 

 

男性乗務員(33)は木浦韓国病院に搬送された際、「どこが痛いのか」という質問に「何が起こったのか」と問い返したという。そして、「着陸するということでシートベルトを締めていた。飛行機は着陸したように感じたが、それ以降は記憶がない」「どうして私はここにいるのか」と問いかけたとのことだ。引用 : https://www.chosunonline.com/

 

男性乗務員は「目が覚めたら救助されていた」と言ったそうです。

 

診断の結果は左肩を骨折し、頭などを負傷しているが脈拍は正常で、歩行も可能のようです。

 

  • 第9・第10胸椎
  • 左側肩甲骨
  • 左側第1・第10肋骨骨折
  • 頭蓋骨の外側部分の浮腫
  • 頭皮・額部分の裂傷など多発性外傷

 

 

病院のチュ・ウン院長は

 

男性

男性乗務員は神経損傷による全身まひなどの後遺症が出る可能性があるため、集中的に管理している。心理治療のために精神健康医学科との協力も予定されている

 

と述べています。

 

木浦中央病院に搬送された女性乗務員も、意識がある状態です。

 

足首や頭などに負傷しているが、命に別状はない状態のようです。

 

 

現在の状況をよく把握できていない様子で、同病院の医療陣も精神的ショックを懸念して事故のニュースを具体的には知らせていないそうです。

 

病院に到着した時は、どこが痛いのかなどについて話し、血圧も正常だったとのこと。

 

ただ、頭の右側から大量に出血していて、血管に損傷があったみたいです。

 

そして足が下敷きになっていたのか、右足首が腫れていたそうです。

 

女性乗務員は病院で、縫合手術や精密検査などを受けました。

 

女性乗務員は29日の夜、ソウル市松坡区のソウル峨山病院に移送されました。

 

 

チェジュ航空の事故の原因は?

 

チェジュ航空7C2216便が、韓国の務安(ムアン)国際空港で大破しました。

 

その原因は「バードストライク」、つまり鳥とぶつかったことだと言われています。

 

 

事故が発生した流れは、こうです。

 

  • 午前8時54分:管制が着陸を許可
  • 午前8時57分:管制から鳥群回避の注意喚起を提供
  • 午前8時59分:操縦士から鳥群衝突による緊急事態を宣言
  • 午前9時:同機が着陸を試みる
  • 午前9時3分:同機がランディングギアを使用せずに着陸し、滑走路末端地点を逸脱して空港外壁に衝突して停止。火災発生

 

当初、この飛行機は予定より約30分遅れていました。

 

午前8時54分、操縦士は務安空港の管制塔に「着陸許可」を求めます。

 

すると、そのわずか3分後。

 

管制塔は「鳥が移動中だから注意して!」と警告しました。

 

警告を受けて2分後、午前8時59分のこと。

 

 

操縦士が緊急事態を知らせる「メーデー」を3回叫びます。

 

さらに、「バードストライクだ!ゴーアラウンド!」と伝えました。

 

しかし、すでに右エンジンからは煙が出ていたんです。

 

操縦士は緊急の胴体着陸を決断します。

 

でも、この時、着陸装置(ランディングギア)は下りませんでした。

 

さらに、速度を調整するフラップも展開せず。

 

機体は地面に擦れたまま、高速で滑走路を滑ります。

 

午前9時3分。

 

機体は滑走路の先にあった、ローカライザーと衝突しました。

 

その瞬間、大きな爆発が起きたのです。

 

韓国国土交通省は、事故原因を詳しく調べています。

 

飛行記録をアメリカに送って解析するそうです。

 

 

事故に遭った機体は2009年2月3日に製造され、チェジュ航空には2017年2月3日から導入されていたそうです。

 

 

機長の名前と経歴は?

 

7C2216便の操縦士は、46歳のハン機長でした。

 

彼は空軍学士将校出身で、飛行時間6823時間のキャリアがあるベテラン操縦士だったそうです。

 

2014年にチェジュ航空に入社し、2019年3月には機長に昇格。

 

ハン機長の顔写真は公開されていません。

 

 

ですが、事故直前の最後の姿と推測される映像が公開されています。

 

チェジュ航空 助かった人 どの座席

引用 : https://japanese.joins.com/JArticle/328090?sectcode=430&servcode=400

 

機長も最後まで全員を守ろうと戦っただろうし、必死だったと思うと胸が痛みます。

 

飛行機着陸前の被害者が、母親にメッセージを送ったとされているものがXにありました。

 

チェジュ航空 機長

引用 : @holytaichiのxより

 

機長が乗客に、電話の許可を出したようです。

 

乗員乗客、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

 

 

後部座席の生存率が高い理由

 

チェジュ航空の墜落事故 生存者 座席

引用 : https://merkmal-biz.jp/post/65817/3

 

後部座席の生存率が高いことは、複数の研究や統計データで実証されています。

 

その理由は

 

  • 航空機事故の多くは機体前部から墜落するケースが多い
  • 後部は燃料タンクから離れている
  • 非常口への近接性
  • 衝撃が前方に比べて小さい

 

 

生存率の統計データ

 

座席位置による死亡率

  • 前方:38%
  • 中央:39%
  • 後方:32%

 

衝撃の強さ

墜落実験では、重力加速度の違いが以下のように測定されています。

 

  • 前方:12G(重力の12倍)
  • 中央:8G
  • 後方:6G

 

最も安全な座席は、後方の中央席が最も安全のようです。

 

 

TIME誌の35年分の事故データによると

 

  • 後方通路側:死亡率44%
  • 後方中央:死亡率28%

 

今回の状況を考えれば、そりゃそうですよね。

 

飛行機は前からしか行けないですからね。

 

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