夏の風物詩である高校野球。
真っ黒に日焼けした高校球児たちの熱い戦いを楽しみにしている人も多いと思います。
毎年、夢の甲子園を目指して日々練習に励む高校生。
そんな高校野球、実はものすごくお金がかかるスポーツのようなんです。
野球道具の値段を聞いてびっくり。
ということで、今回は高校野球についてまとめてみた。
学校の部活なのにお金がかかりすぎる野球
いろんなスポーツがある中で、野球ってそんなにお金はかからないイメージがあったんですけどとても高いんですね。
初期費用は、道具をそろえるだけで幅はあるものの
約10~20万円!
画像引用元 朝日新聞より
チームお揃いのグッズは必ず購入しなくてはなりません。
- ヘルメット
- ユニホーム
- バット
- シャツ
- グラブ
- スパイク
- バッティンググラブ
そしてユニホームには夏用と冬用があり、遠征用のシャツや冬の防寒コートなど、季節ごとに数万円がかかるようです。
これに、毎月の部費や合宿費なども加わってきます。
でもね、学校にはいろいろな経済状態の家庭の子供が通っているんですよ。
だから野球が好きでも経済的な理由で入部を諦めてしまう子供だっていると思うんですよね。
ゼロ円で部活動は無理だと思うけど、なるべく金銭的ハードルは下げてほしい、と願う親は多いはず。
学費より部活の費用のほうが高ければ、ちょっと考えてしまいますよね。
野球道具が高すぎる
ボールに使う牛革やポリエステルなどは、価格高騰の影響を受けています。
今年に入って、バット、グラブなどの定価を最大3千円ほど値上げした大手メーカーもあるんですよ。
国民的なスポーツだった野球はだんだんハードルが高いスポーツになっていると思います。
道具は消耗品
なんですよね。
毎日練習で使えば使うほど道具や用具は消耗し、それぞれ1~2カ月で新しいものが必要になってきます。
1足2万円もするスパイクは3カ月から半年でダメになり、1本3万5千円するバットは折れてしまえば使い物にならない。
次から次へと道具代がかかってしまう現状。
子供がやりたいことをやらせてあげたい親の気持ちとは裏腹に、部活動の為のお金の問題は本当に頭が痛いと思います。
そして2024年にはルールの変更があるそうです。
打球の飛びすぎを防ぐため、高野連主催の大会で使用できる金属バットの規格が2024年に最大直径が現行のものより3ミリ細い64ミリ未満になる。当然、現行品は使えない。そのため、各チームは買い替えを余儀なくされる。出典 : https://www.asahi.com/articles/ASQ763R1NQ75OXIE018.html?iref=pc_rellink_01
選手たちがかわいそう。
金銭面の負担軽減を求める声
阪神の青柳晃洋選手は自身がひとり親家庭で苦労した経験から、少しでも野球に興味がある子供の助けになればと行動を起こしています。
たまたまTwitterで見つけた記事、自分も母子家庭で母親は金銭的にキツかったと思う!野球をはじめるきっかけの少年野球チームや中学校の部活でも取り入れてほしい!貸出し制度! pic.twitter.com/sXPPv3Y7DT
— 青柳 晃洋 (@tiger50yagi) July 9, 2022
考えているだけでは何も変わらないんですよね。
青柳晃洋選手のようにこうやって才能ある子供たちには思う存分その才能を伸ばしてあげたいと思う心、素晴らしいと思います。
野球が下火になってきている現在、そういう経済的背景もあるのでしょう。
金銭面の負担軽減の第一歩として、バッグや練習着など必ず揃える必要がないものは廃止にしたらいいと思うんですよね。
普段はジャブジャブ洗えて安いユニフォームで練習し、本番の試合の時だけ皆でお揃いのユニフォームを着れば負担が減ります。
なんでもお揃いにしようとするからお金がかかるんです。
子供に何かスポーツをさせよう
と考えた時、装具用具にかかる費用から 野球よりサッカーを選ぶ親がいるのも事実。
今は市販のグラブでも4万~5万円ぐらいはします。
そのグラブ一つが無ければ野球はできないんですよ。
そうなると、どんどん野球をやる子供が減ってしまいますよね。
そうならないためにも
- お金のかからないスポーツにする
- 初期費用が高すぎるので、抑える必要がある
ということですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。