2024年12月4日、朝起きたら、韓国がすごいことになっていた。

 

戒厳令(かいげんれい)というのが発令されたようなんですけど、いまいちよく分かりません。

 

今回は韓国の戒厳令について、子供でもわかるように説明していきたいと思います。

 

 

韓国の戒厳令って何?

 

韓国 戒厳令 何

引用 : 産経新聞

 

戒厳令(かいげんれい)っていうのは、国がとても危なくなったときに、みんなを守るために使われる特別なルールです。

 

 

たとえば、大きなけんかや戦争があって、みんながケガをしそうな時があったとします。

 

政府という国を管理する人たちが「もっと厳しいルールでみんなを守ろう」と決めることがあります。

 

それが戒厳令です。

 

 

でも今回、尹さん(ユンさん)という大統領は、自分が大統領を辞めさせられるかもしれない。

 

それが嫌で、「北朝鮮が攻めてくる!」っていう嘘をついて、その戒厳令を出したんです。

 

本当は、国を守るための命令なのに、自分を守るために使っちゃったってことなんですよね。

 

これってズルいと思わない?

 

だから、この話はたくさんの人がびっくりして、「それはおかしいよ!」って怒ったんです。

 

 

戒厳令はなぜ出されたの?

 

韓国 戒厳令 何?

 

韓国の大統領である尹錫悦(ユン・ソクヨル)さんが戒厳令を発令した理由はいつくかあります。

 

  • 政治のもめごと
  • 奥さんのやらかし
  • 大統領の人気がさがった

 

大統領の尹さんを応援する人がとても少なくなって、支持率が20%を下回っちゃったんです。

 

ほとんどの人たちが、尹さんにやめて欲しいって思っていたんです。

 

 

そこへ大統領の奥さんが学歴のウソをついたり、論文を盗んだりした疑いで批判されていました。

 

戒厳令が使われたのは、1987年以来はじめてのことでしたが、今回は6時間で終わりました。

 

韓国の国会議員たちは、「こんなのは絶対に許せない!」って思い行動したんです。

 

夜中だったのに、190人もの議員が国会に集まったんですよ!

 

 

そして、全員が「戒厳令はダメ!今すぐ解除するべきだ!」って意見をそろえて、一致団結。

 

みんなで力を合わせて、尹さんのズルい命令を止めようとしました。

 

韓国では、国会が「戒厳令をやめなさい!」って決めたら、大統領はその命令をやめなくちゃいけないルールがあるんです。

 

だから尹さんも、国会の決定に従わざるを得なくなって、戒厳令を解除することになったんですよ。

 

 

戒厳令が出るとどうなるの?

 

戒厳令が出ると、こんなことができるようになります。

 

  • 軍隊を動かして国会を無理やり閉じる
  • デモや政治活動を全部禁止する
  • テレビや新聞を大統領の言いなりにする

 

普通は国会って、みんなで話し合って大事なことを決めるところですよね。

 

でも尹さんは軍隊を使って、国会を無理やり閉じちゃおうとしたんです。

 

「話し合いなんてしない!」っていうのは、とてもズルいと思います。

 

 

国のルールが変で「これは違う!」ってみんなで声を上げることを「デモ」って言いますよね。

 

でも尹さんは、自分を批判されるのが嫌だから、デモも政治の活動も全部禁止しちゃったんです。

 

「文句を言っちゃダメ!」って言うのは、すごくおかしいですよね。

 

そして、みんながニュースを見て、「今何が起きている?」って知るためには、テレビや新聞がとても大事です。

 

でも尹さんは、それも自分の都合のいいようにコントロールしようとしたんです。

 

 

「尹さんに悪いことがあっても伝えないでね」って言うのは、本当のことがわからなくなっちゃうから、とっても危ないですよね。

 

つまり、尹さんは戒厳令を使って、自分に都合の悪いことを全部消して、自分を守ろうとしたんです。

 

みんなが怒ったのも当然だと思います。

 

 

戒厳令の良い点と悪い点

 

戒厳令は、人々を守るための特別な手段ですが、良い点と悪い点があります。

 

良い点は、国が危ない状況にあるときに、軍隊が守ってくれることで、みんなの安全を保つことができることです。

 

また、争いがひどくならないように、集まることを禁止することで、大きなケンカやトラブルを避けることができます。

 

悪い点は、自由が少なくなることです。

 

たとえば、外出できる時間が決まったり、大勢で集まることができなかったりするため、人々は自分の好きなように生活することが難しくなります。

 

また、政府が情報をコントロールするため、みんなが知りたいことを自由に知ることができなくなることもあります。