福岡県柳川市にあるハリウッドワールド美容専門学校で、バーべキュー中に18歳の男子生徒が死亡する事故がありました。
ハリウッドワールド美容専門学校のBBQ死亡事故
詳細な状況は思ってたよりも悲惨だった… pic.twitter.com/48KYUy6d1h
— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) June 9, 2023
バーベキュー中に火が消えそうになったコンロに、20代の男性教師が、手の消毒用アルコールを投入。
4人の生徒に火が燃え移り、18歳の男子生徒が死亡した悲惨な事故。
学校の敷地内で年に数回、教師と生徒の交流を深める伝統行事としてバーベキューが行われていた2023年5月24日は、約500人が参加していたそうです。
学園長は「熱中症などを防ぐため、短時間で焼こうとした。アルコールを使ったのは今回が初めてだった」と話しています。
事故の直接の原因を作ったのは20代の男性教師ですが、そもそも消毒用アルコールを使い始めたのは理事長であることが分かっています。
専門学校のBBQの死亡事故のやつ現場居たけど生徒内では理事長がアルコール追加して!って指示してたって話だったから記事見てどゆこと?ってなってる
実際追加したのは男性教員だけどこういう場合理事長には責任が無いってなるの?
てかアルコールも前年でも使用したって先生から聞いたんだけど混乱😇 pic.twitter.com/1jc2wM8DSw— ねこ (@Mtbv13x) June 8, 2023
ハリウッドワールド美容専門学校の理事長は、どんな人なんでしょうか。
ハリウッドワールド美容専門学校の理事長の経歴は?
ハリウッドワールド美容専門学校の理事長は、古賀英次(こが えいじ)さん。
学園長の旦那さんのようです。
卒業生です。
この学校は家族経営なのですが、
理事長が古賀英次
学園長が古賀郁
2人は夫婦で、
その息子の副理事長が古賀大観です。#ハリウッドワールド美容専門学校 pic.twitter.com/Gvfu0KJOxb— jw (@jw_19990909) June 8, 2023
古賀英次(64歳)
ハリウッドワールド美容専門学校 理事長
公益社団法人日本理容美容教育センター 副理事長
国際ロータリー第2700地区 ガバナー
経営するハリウッドワールド美容専門学校の理事長以外にも、公益法人やボランティア組織の要職を務めるなど、幅広い活動をされています。
父親である初代理事長の後を継いで、古賀英次さんは1989年からハリウッドワールド美容専門学校の2代目理事長を務めています。
初代校長は母親が務め、親夫婦が経営していた学校を引き継いだ家族経営のようです。
1946年に開業した時は『ハリウッド美容室』という名前でしたが、2002年に『柳川ハリウッド美容専門学校』へ改名。
翌年の2003年、現在の『ハリウッドワールド美容専門学校』に改名し、国家試験合格率、九州No.1になっています。
ハリウッドワールド美容専門学校の教員は誰?
画像引用元 TNCテレビ西日本
ハリウッドワールド美容専門学校のホームページを見てみると、役職のある教員を除いて、全部で24名が在籍しているようです。
教務部 16名 (女性 13名、男性 4名)
広報・総務 4名 (全員男性)
美容部 4名 (全員女性)
事故の原因となった20代の男性が、誰なのかは公表されていません。
日本では理事長のような権力を持った人間は責任を逃れ、末端の職員だけが処罰されるのが現実。
このハリウッドワールド美容専門学校の事故も、その典型例ではないでしょうか。
職員が火のついたバーベキューコンロにアルコールを注いで事故が起きましたが、理事長がこの危険な方法を提案し、直接関与していたんですよね。
その一方で、日頃から理事長に叱責されていた職員が過度なプレッシャーの中で、誤った判断をしてしまったのも事実です。
この構図は、多くの日本企業や組織で見られるもので、トップの指示ミスが現場の人間に全ての責任を押し付ける形で終わることが多いと思います。
青白い炎に包まれ、激しい痛みと苦しみを感じながら亡くなった男子生徒さんのことを考えると、いくら過失とは言え理事長らには重大な責任があると感じます。
事故が5月24、生徒が亡くなったのが6月6日。
2週間近い治療を受け、亡くなるまで苦しみ続けて最期を迎えたと考えると胸が痛みます。
知識がないことの恐ろしさ
最初にこの事件の一報を聞いた時、バーベキューに手指消毒用のアルコールを使ったとの事で、専門学校に行く歳になってもそんな危険予測も出来ないのかと呆れた…
美容学校こそ理系というか、いろんな薬品について詳しいと思っていたのでアルコールを使用したのが職員と、まさかの理事長との事で二重に驚きました。
理事長と職員のいい大人がアルコールを火に投入したらどんな結果になるのか想像出来ないって本当に恐ろしいと思います。
しかもこの記事によると1リットル…ありえないですよね。
無知は怖い、
怖い物知らずで何でもするんですよね。
そして、取り返しのつかない事になってからようやく気付く…
アルコールの炎は見えにくいんです。
アメリカではアルコール燃料を使用したレースがあり、ある時ピットストップで燃料補給時の事故でドライバーにアルコールがかかり引火。
ドライバーが見えない炎に包まれ、必死にもがいているけどスタッフは分からない、見えないんですよ。
気付いた他のスタッフが、水を集中砲火の様にかけて間もなく鎮火したんですけど、ドライバーは大火傷の事故が発生してました。
と、昔の人はよく言ったものです。
ことわざは本当によく当たると思います。