2021年12月10日の朝、大分県臼杵市で3歳女児が大型犬に顔や首、胸などを噛まれ
重傷というニュースが報じられていました。
画像引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/8cd55403106a9cc5ab006fa333657892d215be71
事故があったのは12月9日の夕方、祖父やきょうだいと買い物をして自宅へ帰る途中に
突然起こりました。
おそらく、大型犬の首輪やリードの劣化が原因だと思うのですがこれはツライ…。
顔や首を何度も噛まれ重傷の3歳女児、そばにいた祖父やきょうだいの事を考えると
本当に胸が締め付けられます。
今回はこの事故について、犬を飼っている人に首輪やリードフックの重要性を知ってほしくて
書き綴ってみました。
3歳女児が大型犬に噛みつかれる事故にあう[大分県臼杵市]
3歳女児が大型犬に顔や胸を何度も嚙みつかれる事故が起きたのは12月9日の午後4時ごろ、
大分県臼杵市大迫の路上。
家族4人で仲良く買い物をして自宅へ帰る途中に突然近づいてきた大型犬に襲われたんです。
3歳女児に噛みついた犬は
- 体長1m
- 雑種の大型犬
- 体高約60センチのメス
家族が止めに入ったけれど引き離すことができず、犬は何度も嚙みついて離れたそう。
女の子はすぐドクターヘリで病院に搬送され命に別条はないとのこと。
警察によりますと大型犬は現場近くの住宅で飼われていて、
首輪と鎖をつなぐフックが何らかの原因で外れて逃げ出したようです。
この大型犬を飼っていた女性(40代)は「気が付いたら犬が家から逃げ出して女の子に噛みついていた」と話しているとのこと。
そして近所の人の話によると犬は普段庭の中を行ったり来たりしていたようです。
命に別条はないと聞いてホッとする反面、ドクターヘリで搬送されるということは
かなり危険な状態だったのかもしれませんね。
なんとも胸が苦しくなるのですが、ネットでは女の子の傷跡を心配する声とともに心の傷を懸念する声も多くあがっていました。
今回の大型犬が人を噛みつくという事故、未然に防げた可能性もあるのではないでしょうか。
犬の首輪とリードをつなぐフックには注意が必要
大分県臼杵市の路上で女の子が突然犬に襲われた事故は、どうして犬が逃げ出したのか
考えさせられる事故ですが、ただ、今回気になったのが犬につけられていた
首輪とワイヤーをつなぐ留め金についてです。
画像引用元 https://item.fril.jp/dbce94acb707245be71cd5217ba298b0
犬を飼っている人なら首輪やリードは消耗品だということを知っているはず。
普通はだいたい半年から1年で買い換えるようですけど、それもケースバイケースだと思います。
たとえば今回のような大型犬では力も強いので首輪とリードをつなぐフックも消耗するのも早いでしょう。
そして犬が屋内で飼われているのか、屋外で飼われているか、にもよると思うんですよね。
屋外だと雨風による劣化もあるでしょう。
この事件を見聞きした人の多くは飼い主を責めるでしょう。
しかし、毎日犬の首輪やリードをつなぐフックを点検している飼い主ってどれくらいいるのでしょうか?
おそらくほとんどの人ができていないと思います。
そして、いくら細心の注意を払っているつもりでもヒビが入っていたりして壊れていることに気づかないこともあるはず。
1つの留め金だけでは心配じゃないですか?
今は首輪とハーネス両方にリードをつなげるタイプのものがあります。
画像引用元 https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07TY3MDQH?ie=UTF8&tag=konami0e-22&camp=247&linkCode=xm2&creativeASIN=B07TY3MDQH
もし、1つの金具が壊れてももう1つの金具がしっかりつながっているので安心だと思います。
飼い主にとっては可愛い家族でも、一歩間違えれば他の人を襲う可能性があることを知って、このような事故が起こらないように気をつけてほしいと思います。
犬が人を噛む事故はなぜ起きるのだろうか…
大分県臼杵市大迫の路上で3歳女児が突然大型犬に噛まれるという事故について、
たくさんの人が胸を痛めています。
飼い主の女性を責めたところでいまさら女の子の傷が治るわけでもありません。
ただ、犬が人を突然噛む理由ってなんなのでしょうか?
- 見知らぬ人への恐怖
- ストレス
- 本能的なもの
- 病気やケガなど
これらの4つが考えられるようです。
「いつもは大人しいチワワが、知らない子供が頭を撫でたら噛みついた」
その場合、どんなことが考えられるでしょうか?チワワ君の家族は普段は、優しく撫でていたのかもしれません。そこに、突然知らない子供がやってきて、しかも力の加減を知らずに急に撫でたとしたら 、ビックリしてしまい、自分の身を守るため反射的に噛もうとしてしまうかもしれません。チワワにしてみれば急に攻撃されたと感じてしまうかもしれないのです。引用元 犬との暮らし大百科
過剰なストレスが溜まっている犬も、ちょっとしたことが引き金になって攻撃行動=噛むという行為につながる場合もあります。
番犬から家族の一員へと、犬と人の関係性が変わってきたとしても、犬が本能的に必要とすることは昔からそう変わりません。それは、「依存し依存される群れ社会で、適度な空間で適度な運動をしながらコミュニュケーションを取り合う」ということです。群れが人間の家族に、巣が家に代わってもその根本は変わることがありません。
また、犬は非常に順応性の高い生き物なので、大抵の犬は人間の決めた家族ルールに良く適応し、楽しく生きていくことができる強者ですが、孤独を感じたり、閉じ込められたり運動が少なかったりするとストレスを感じることがあります。
日ごろから犬の状態を見て発散させてあげる工夫が必要です。引用元 犬との暮らし大百科
本能的に噛んでしまった!という状況もあります。
寝ている犬に飼い主の足が触れたら、急に噛んできたという場合などがこれに当てはまります。急な接触に驚いた犬がそれを他者からの攻撃と思い反射的に防衛、攻撃行動として噛んでしまった時です。また、未去勢の男の子同士の喧嘩などは、本能的な順位付けからの場合が多く、同様に上下関係の意識の強い個体が、人間の家族という「疑似群れ」中でトラブルを起こす場合もあります。
いずれにしても本能行動が原因の場合、根本的に治らない場合もあるため専門家などにアドバイスを仰ぐのも一つの方法です。引用元 犬との暮らし大百科
噛みつく原因が病気やケガの場合もあります。抱き上げたとき、どこか痛い場所に触ってしまったような場合、犬は反射的に噛んでしまうこともあります。引用元 犬との暮らし大百科
家族には何もしなくても、万が一のことがあれば責任が取れるものではないと思います。
そうならないために、改めて犬を飼っている人は同じような事故を起こさないためにも、
首輪やリードフックの点検、買い換える時期を早めるなどの対応をしていただきたいですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。