長崎県壱岐市の離島留学で行方不明になっていた高校生(17)が、亡くなったとのニュースを見た。
無事に見つかってほしいと思っていたのに、最悪の結果になってしまった。
虐待報道が出る前からTwitterで、この男の子の行方不明の事件のことを話してる人がいました。
呼び掛けては投稿が消され…だったようです。
高校生の命と引き換えに、何を守り、隠し通したかったんだろう。
島ってある意味、密室なんですよね。
だから子供を預かることをビジネスみたいな感覚でやってるとしたら、預けられた子供はたまったもんじゃない。
今回はこの事件について、思うがまま書いていきたいと思います。
離島留学高校生が死亡する事件【長崎県壱岐市】
画像引用元 NBC長崎放送
3月1日から『離島留学制度』を利用してホームステイをしていた17歳の高校生が20日、壱岐市の原島神社付近の海岸の岩場で発見されました。
壱岐島の『いきっこ留学生』という制度は原則1年間。
ホームステイ先のAさん宅では、6人も子供を預かっていたそうで虐待の噂も出ています。
他の子は一年だけの場合が多いけど、彼は4年も滞在していたんですよね。
彼に必要なのは荒業ではなく、治療だったと思う。
虐待が真実なら結末が悲しすぎる。
あと一年我慢すれば一人暮らし出来たのに、そのたった一年を耐えきれない状況だったんだと思うと心が痛む。
闇が深いと言われる理由
実際に男の子が行方不明になっていたのは3月1日なんですよね。
それなのにニュースになったのは約2週間後。
3月15日、里親の虐待報道が文春で報道されたことをきっかけに、次々とニュースになったんです。
警察は島民なら誰でも知ってるから、となかなか公開捜査に踏み切らなかったそうです。
ネットでは男の子を心配する人が、包み隠さず離島留学の闇を打ち明けていました。
画像引用元 https://imgur.com/fHbCknI
この人の話によると、男の子が行方不明になってすぐ情報を拡散したくてFacebookの「壱岐」というグループに投稿したところ、すぐ消されてしまったとのこと。
広く知ってもらいたい情報が握りつぶされてしまうって、何かあるとしか思えない。
そして同じAさん宅で離島留学していた高校1年生の彼は、家に帰りたくない一心で学校に夜中まで立て籠もったという事件もあったそうです。
画像引用元 https://imgur.com/fHbCknI
彼から聞く生活は耳を疑うことばかりだったとのこと。
画像引用元 https://imgur.com/eIjV5Kz
壱岐市の離島留学は受け入れ態勢が整っていないようです。
今は子供たちからのSOSやクレームがあって「家を変えたい」と言っても、自分で選んだんだから基本我慢しろ、実親と里親で解決してください、という解決方法。
椎名隼都くんの死をうけて、男性はこのように語っています。

最悪の結果。こうなったら、こうなった理由を徹底的に追求する。無駄死になんてさせない。彼が言いたかったこと、伝えたかったこと、話したかったこと、絶対に放置しないし、無かったことなんてさせない。「そんなつもりでは無かった」「知りませんでした」で終わらせない。
私も真実を知りたい!
子供の命を大切に
高校生が死を選ぶことが辛い。
離島だから家出をしても行くところはないんですよね…島から出て逃げることができなかったと思うと、かわいそうで仕方がない。
どんな結果でも、島ぐるみの隠蔽は避けて欲しいと思う。
2次被害を生む可能性だってある。
島民が島民同士の信頼、絆などを大切にするのはわかるけど、子供の命が関わっている事を忘れないでほしい。
受け入れ側に何の資格もなく審査もなく、何人もの子供をただの一般家庭に詰め込むっていうのがもう既におかしいんですよね。
ホームステイ先のA宅では暴力を認めているし、本人が死にたいと言っていたとの証言もある。
でもね、 預けられた子供が亡くなるというのは、関わった大人の責任だと思う。
逃げ場もなく、頼れる大人もいない。
所持金は1000円あったのに、実の親にも電話していないんですよね。
ホントに痛ましい事件だと思う。
離島留学なんていう極端な選択は、その子の特性をよく見極めてから決めてほしい。
ご冥福を心よりお祈りいたします。
最後まで読んでくれてありがとうございました。