大阪府豊中市で、自宅の庭でプール遊びをしていた家族が突然体調不良になるというニュースがありました。
お盆休み中の8月14日、4人家族が庭に設置した簡易プールで楽しく水遊びをしていたところ、突如として耳障りな金属音が聞こえ始めたそうです。
隣家からモスキート音と呼ばれる高音が大音量で流れ、家族全員が体調不良を訴え、救急搬送されました。
モスキート音は若い人に聞こえる不快な音で、隣人がこの音を流した理由は、子供の声がうるさかったとのこと。
庭でプールは迷惑なんでしょうか?
今回は、プール遊びでおこった隣人トラブルについて考えてみたいと思います。
庭でプール遊びをしていた家族が体調不良【大阪】
自宅でプール遊びをしていた家族は、隣家の2階の窓から大音量のモスキート音が流れていたと主張しています。
モスキート音とは、主に若者にしか聞こえない高周波音のことで、防犯や若者の集会を防ぐ目的で使用されることがあるそうです。
事件があったこの日は30分以上にわたってこの音を聞かされ続けた結果、家族全員が頭痛や嘔吐、めまいなどの症状を訴え、最終的に救急搬送される事態にまで発展しました。
警察の調べによると、隣家に住む60代の男性が「騒音がうるさかったので」という理由でモスキート音を流したと認めているそうです。
この男性は現在、傷害の疑いで書類送検されています。
実際、モスキート音がどんな音なのかXでツイートしてる人がいました。
モスキート音が話題ですが、実際どれくらいまで聞き取れるか試せるやつ置いときます。あなたの耳は何歳? pic.twitter.com/oYMFk7TwmG
— お侍さん (@ZanEngineer) September 9, 2024
この音を心地よく感じる人はいないと思います。
現代では、子供に関わるトラブルが多く報道され、時には事件に発展することもあります。
かつては当たり前だった子供がいる風景が徐々に少なくなっていく中、社会全体で子供を大切にする意識や許容する雰囲気が失われつつあるのかもしれません。
こうした変化は、少子化やライフスタイルの多様化、個人主義の広がりなど、さまざまな社会的背景が影響していると言えるのではないでしょうか。
庭でプールは迷惑?
庭のプールで遊ぶこと自体は違法ではなく、家族や子供の夏の楽しみとして一般的です。
しかし、近隣への迷惑とならないように注意するべき点はいくつかあります。
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騒音: 水しぶきや遊ぶ声が大きくなることがあるため、特に住宅が密集しているエリアでは、近隣への騒音に配慮する必要があります。早朝や夜間の使用は避けるようにしましょう。
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プライバシー: 庭が他の家から見える場合、水着姿などが気になる方もいるかもしれません。視線を遮る工夫や、使う時間帯に配慮することも大切です。
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水の使用: 水の入れ替えが頻繁だと、思った以上に多くの水を使用することになります。節水の観点からも、プールの水はできるだけ長持ちさせる工夫(カバーを使う、清掃を怠らない)をすると良いです。
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安全性: 小さなお子さんがいる家庭では、安全に十分注意しましょう。遊んでいる時だけでなく、使用していない時もしっかりと目を離さないことが大切です。
この事件をきっかけに、庭でのプール遊びが近隣住民にとって迷惑になるのかという議論が巻き起こっています。
子どもの歓声や水しぶきの音が騒音として捉えられる可能性がある一方で、家族の団らんや子どもの健全な遊びを制限すべきではないとの声も多いようです。
専門家は近隣トラブルの原因となる騒音の基準は非常に曖昧だと述べ、何が許容範囲で何が迷惑なのかは、個人の感覚や地域の慣習によって大きく異なると指摘しています。
特に夏場は窓を開けて生活する家庭も多いため、音が伝わりやすい環境にあります。
そのため、お互いの生活音に対する寛容さが求められるのではないでしょうか。
モスキート音を使用した嫌がらせは、明らかに行き過ぎた行為だと思います。
ただ、モスキート音を流した側の家の人に対して同情的な意見が多かったのも事実。
いくら敷地内でも大声を出し続けていいというものではないですよね。
庭でのプールを楽しむなら、最低限のマナーは必要ではないでしょうか。
庭でのプールに賛否両論
この事件に関しては、SNSなどで賛否両論の意見が見られます。
賛成意見
- 子どもの遊ぶ権利を守るべき
- 家族の団らんは大切な時間
- 自宅の庭での活動まで制限されるのはおかしい
- 夏の風物詩として庭プールは許容されるべき
反対意見
- 騒音は迷惑、特に長時間続く場合
- 近隣への配慮が必要
- 公共のプールを利用すべき
- 水の無駄遣いになる
この事件を機に、近隣との良好な関係を保ちつつ、どのように家族の時間を楽しむかという課題が浮き彫りになりました。
専門家は以下のような対策を提案しています。
- 事前のコミュニケーション: プールを設置する前に、近隣住民に一声かけることで、理解を得やすくなります。
- 時間帯の配慮: 早朝や夜遅くの使用は避け、日中の適切な時間帯に限定することで、騒音問題を軽減できます。
- 音量の管理: 子どもたちに大声を出さないよう指導したり、音楽を流す場合は音量に注意を払うことが大切です。
- 遮音対策: 庭に植栽を増やしたり、簡易な遮音パネルを設置することで、音の伝播を抑えることができます。
- コミュニティ活動の促進: 地域のイベントなどを通じて、日頃から近隣住民との交流を深めることで、相互理解が進みやすくなります。
お互いの立場を尊重し、適切なコミュニケーションを取ることの重要性が改めて認識されています。
家プールはやめておいた方が無難かもしれませんね。
隣家との距離がかなりあれば問題ないかもしれませんが、子供たちも普段以上に興奮して大きな声を出しがちですし、それを我慢して当然という態度に出られると、トラブルのもとになりそうです。
警察と一緒に隣家に行って「撮影してますから」と言えば、それこそ火に油を注ぐようなものですよね。
そんな対応では、さらに事態が悪化してしまいかねません。
今後このような事態を防ぐためにも、地域コミュニティの絆を深め、お互いの生活スタイルを理解し合う努力が求められるのではないでしょうか。
まとめ
戸建ての庭遊びとかバーベキューって、気を使いますよね。
自分の土地だからいいじゃん!って言いたくなるかもしれませんが、そう簡単な話じゃないんですよ。
子供を遊ばせたいけど、常に騒がせるのはやっぱりだめだと思うし、バーベキューも煙や匂いの問題が出ます。
音楽をかけたら、その音量も気になるところ…
庭で子供を遊ばせるのは個人的には良いと思うんですけど、それが一日中…というのは、ご近所さんと良好な関係だと思っていても、ある日突然文句を言われることもあったりするので気遣いって、本当に大事だなって思います。