オーダーメイドの洋服の価値が分からなくて
洋服なんてどれも着れば同じと考える人はたくさんいるはず。

 

たしかにパッと見ただけでは見分けのつかないものから
こんな洋服見たことないというものまでいろいろあります。

 

 

オーダーメイドの洋服は高く
普通の洋服と値段が違うということは知っていても

 

それ以外に何が違うのか分からないという人も多いんですよね。

 

 

今回は、オーダーメイドの洋服と普通の洋服の違いや
男性と女性の洋服の違いについて、わかりやすく話をしていきますね。

 

オーダーメイドの洋服と普通の洋服の違いって何?

 

ボディとピン

 

オーダーメイドの洋服というのは、その人だけのために作られる洋服のことで
注文を受けてからその人の体に合わせて作る洋服のことなんですよ。

 

だから、どこにも売ってません。

 

それに対して普通の洋服は、誰でもサイズが合えば着れる洋服のことで

 

一人の人しか着れない洋服と誰でも着れる洋服の違い

 

ということです。

 

 

オーダーメイドの洋服はその人の体を隅から隅まで採寸し
その人だけの型紙を作り、
時間をかけてその人にしか着れない洋服を作るので
他の人は着れません。

 

 

たとえばオーダーメイドで作られたワンビースがあったとします。

 

背格好が同じで体型の似ている人が
そのワンピースを着れるか試したところで
着れない、もしくは着れたとしてもピッタリということはないはず。

 

人の体型って、同じに見えても本当はまったく別なんですよ。

 

同じ体重の人でもそれぞれ体の肉付きは違うはずだし
手や足の長さ、太さも人間の数だけ違いがあるんですよね。

 

 

ですからオーダーメイドの洋服というのは

 

その人とまったく同じ体じゃないと着れない

 

ということなんですよ。

 

そして注文した人だけが着れる洋服なんです。

 

 

それとは反対に普通の洋服というのは大まかなサイズが決まっていて
それはS・M・Lのように表示され売っていますよね。

 

いつでも洋服が欲しいと思った時
自分のサイズに近い洋服を探せば着れるんです。

 

ただ、自分の体にピッタリという洋服に出会うことは少なく
何かしら妥協して着るしかないという人がほとんどではないでしょうか。

 

 

たとえばTシャツ、自分の体にはMサイズがピッタリなんだけど
丈が短すぎてちょっと動いただけでおへそや背中が見えてしまう。

 

だからといってひとつ上のLサイズのTシャツにすると
全体的に大きくて、袖の長さも肘まであり邪魔。

 

こういうことはよくあることですよね。

 

オーダーメイドの洋服は我慢して着ることがないけど
普通の洋服は我慢して着るしかないということ。

 

男性と女性の洋服の違いは?

 

男性と女性の洋服の基本的な違いは『合わせ』にあります。

 

『合わせ』とは洋服を着てボタンをはめた時
左右どちらの服が上になるかということなんです。

 

この『合わせ』は決まっていて
男性は洋服を着てボタンをはめた時、左側の服が上になるはずです。

 

それとは逆に女性は右側の服が上になります。

 

このように男性と女性の洋服の違い、それはどちらの服が上になるかなんですよ。

 

ですからプラウスやジャケットなんかは必ず

 

男性用と女性用の服では『合わせ』が逆になっているはず。

 

女性と男性のジャケット

※左側が女性のジャケット、右側が男性のジャケットです。

 

そしてズボンも基本の『合わせ』は同じで
男性用のズボンは履いた時
左側が上になりチャックやボタンがついていて

 

女性用のズボンは履いた時
右側が上になりチャックがついています。

 

 

ただ最近では男女兼用の洋服が売られていることが多く
そういう服はたいていの場合、男性基準で作られているんですよ。

 

たとえば女性が履く『Gパン』
もともとは男性が履いていたズボンを女性が履くようになったわけなので
男性としての作り方で左側が上になっているはず。

 

男性と女性の洋服の型紙って同じ?

 

型紙と生地

 

洋服というのは『型紙』がなくては作れません。

 

それくらい洋服を作る時に、一番大事なもので
その『型紙』も男性と女性では違うんですよ。

 

 

ちょっと想像してみてほしいんですけど

 

男性の体と女性の体って同じではないですよね?

 

 

男性の体は真っすぐなのに対して
女性の体には胸の膨らみがあり、ウエストはくびれ
お尻の出っ張りがあるんです。

 

ですから『型紙』を作るときも
男性の型紙はほとんど直線を使い作っていきますけど
女性の型紙は曲線を使いカーブが多くダーツやタックで
女性の体の曲線を作っていくんですよ。

 

男性と女性、それぞれの体をイメージしながら
『型紙』が作られているんです。

 

このように『型紙』一つが
洋服の出来上がりを左右してしまうくらい

 

型紙は洋服の命

 

と言われていて、企業秘密になることもあるんですよ。

 

男性と女性の洋服の作り方は違う?

 

ハサミ

 

男性と女性の洋服の作り方はほとんど同じです。

 

ただ、男性と女性では『合わせ』が違いますから
そこだけ気をつけなくてはいけません

 

洋服を作る時、やり直しが出来ないことがあります。

 

 

たとえば女性のブラウスを作る時、右側の服が上になるので
右側の服にボタンの穴をあけなくてはいけないんですよね。

 

それを間違えて左側の服にボタンの穴をあけてしまうと
男性のブラウスになってしまうということ。

 

そうなると、間違えた布を一からやり直すしかないけど
その布が残っていなかったら?

 

せっかく作った洋服が水の泡。

 

こういうことは誰でも経験することなんですよ。

 

特に、男性と女性どちらの洋服も作る人は
頭の中がごちゃごちゃになって

 

どっちが上?

 

となるのは私も同じ。

 

 

男性も女性も洋服を作る工程に違いはありません。

 

ただ、上になるほうの服を気をつけるだけでいいんです。

 

konamiからのアドバイス

 

洋服を作る時、失敗してやり直しがきかないところは慎重に
何度も確認する癖をつけるといいですよ。