全国に200店以上の店舗を構えるペットショップ『Coo&RIKU (クーアンドリク)』の内部告発が、話題になっています。
そんなクーアンドリクの社長である大久保浩之さんを調べてみたところ、クーアンドリクの代表取締役として年間で400億近い売り上げを上げているようです。
そして、この他にも3社の代表取締役を務める合計4社の社長。
ただ、過去には5,400万円の脱税容疑で東京地検から告発されていることもあり、中々癖のある経歴の持ち主のようです。
クーアンドリクの社長・大久保浩之の経歴
こちらがクーアンドリクの社長・大久保浩之さんです。
画像引用 デイリー新潮
爽やか系イケメンですね。
創業は1999年11月『ペットショップCoo』
当時、大学生だった大久保さんはインターネットの普及で、ブリーダーとして人気になったようです。
2002年、大久保さんが20歳の頃に、埼玉県草加市に『ペットショップRIKU草加店』を開店。
当時は若い社員数人で、犬の扱いも良かったそうです。
その後2003年8月に『有限会社Coo&RIKU 』を設立し、急成長していきますが、2010年当時31歳の時に、大久さんは脱税容疑の疑いで東京地検に告発されています。
法人税、約5,400万円を脱税したとされ、このタイミングで社長を退きます。
それでも会社はどんどん大きくなり、2016年にはペットショップの店舗が100店舗を突破し、業界トップレベルに上り詰めます。
そして2017年、社長に復帰。
公式サイトの最新情報では現在、中国にも進出し始めているようです。
2021年の時点で、中国の上海に新店舗『ららぽーと上海店』を展開していることが確認できました。
現在、大久保さんが代表を務める会社はクーアンドリクの他に、この3社。
・株式会社海動物病院 (予防や診療に特化した診療所スタイルの病院を展開するため設立)
・大浩商事 (ペットの繁殖、飼育、販売の仲介を事業とする目的で設立)
・株式会社Atsu.Trading (オリジナル商品の企画・開発・輸入・卸しを本格的に開始する目的で設立)
クーアンドリクはペット販売会社として設立し、大浩商事はそのペットたちを繁殖、飼育して循環販売。
複数の会社を設立したのは、そういったリテール事業(販売)とブリーディング事業(飼育、繁殖)を並行する目的があったのでしょう。
クーアンドリクの内部告発が止まらず炎上
画像引用 デイリー新潮
このクーアンドリクのパピーミルは劣悪な環境で、母犬達が繁殖を繰り返し行われているそうです。
・216店舗で毎月数千匹の犬猫を売り捌くため全国に“大量生産繁殖場”を建設
・ゴキブリやネズミだらけのなか強制交尾
・死んだら冷凍庫で凍らせ一括焼却
・ウイルスや寄生虫付き個体を健康と偽って販売
・ワクチンを打っていると偽装して販売
・返品されたら保護犬猫と偽って里親募集
・定期フードは必須で3年契約、3年後にしか解約できない
元社員は繁殖場で「ゴキブリやネズミが大量繁殖していた」と証言しています。
全国の繁殖状況をまとめた内部資料では、生まれてくる子犬の死亡率が高い月で30%を超えていたそうです。
常時、けたたましい鳴き声が響いていて、落ち着いて出産できる環境ではないとのこと。
母体へのストレスは大きく、産みはしたもののネグレクトしたり、わが子を食べてしまう母犬もいたそう…
大量生産ありきの繁殖は、物のようにしか扱われておらず、命の尊厳もなし。
ペットショップにいる可愛らしい仔犬達が、こんな環境で生まれてきたのか…と考えるだけで悲しいですね。
クーアンドリクの繁殖場、ホームページではブリーディング施設って素敵に掲載してるんですけど、実態は違っているようです。
嫌がるメスを無理やり交尾させ… デイリー新潮の記事は、読むに耐えない内容だった。
まとめ
ペットショップって、こんな感じなんだろうか。
生産性、売上が絶対的正義。
命を預かってるから余計にそう思うのかもしれないけど、ビッグモーターより悪質だと思う。
上からの圧力がかかると、現場は手段を選ばなくなるんですよね。
ただ、お客様にまで迷惑をかけるのは違うと思う…
動物を『商品』として扱っている以上、どう考えても人工的に生産しないといけないことは分かる。
ペットショップは表向き綺麗な店構えで、そこにいる動物たちがそんな残酷な”製造”をされたとは全く思えない。
そして買う側も、いつでも店に行ってお金を積めば買えるので命に対する姿勢が甘く、可愛い程度で手を出し、そして飼えなくなって無責任に捨てるという事が問題になっています。
すべてが売れるわけもなく、売れ残った動物たちの引き取り手はなく、殺処分ということになる。
誰かが言ってましたが、海外ではペットショップ自体が違法な国もあるみたいなんですよね。
そろそろ日本も考える時期なのかもしれない。
最後まで読んでくれてありがとうございました。