従三位は現代でどれほど凄い?
「で、従三位ってどれくらいすごいの?」
そう思った人、正直いますよね。
読み方や由来はわかったけど、実感が湧かない…って。
でも実は、知れば知るほど「え、マジでそんなにすごいの?」となる称号なんです。
従三位というのは、現代において“国民栄誉賞や文化勲章に匹敵する格式高い名誉”。
ただしその性質はちょっと違います。
国民栄誉賞は生きてるうちに授与されるのが基本。
文化勲章も原則は生前ですが、死後に贈られることもあります。
対して、従三位は「亡くなったあとに、その人生すべてを国家として称える名誉」。
いわば、人生の「ラストを飾る国の認定」です。
2020年代の例では、元閣僚(例:松本龍)、文化勲章受章者(例:長嶋茂雄)など。
その肩書きを聞くだけで、国家にどれだけ貢献してきたかが伝わりますよね。
つまり、“社会にとって不可欠だった人”にしか届かないものなんです。
そこに名を連ねたのが、プロ野球の「ミスター」こと長嶋茂雄。

引用 : スポーツ報知
スポーツ界では殿堂入りを超えて、“日本という国に影響を与えた存在”として評価されたことになります。
Xではこんな声も。
「長嶋さんに従三位…さすが国民的レジェンド」
「文化勲章+従三位って、国家からのW金メダルでしょ」
もう、ただの野球選手じゃない。
“日本の精神に影響を与えた存在”として認められたということです。
長嶋茂雄に愛人疑惑の真相とは?脳梗塞で倒れたとき本当はどこにいた?
かつて「ミスター」と称され、球界の象徴として愛された長嶋茂雄。
しかしその裏側には、メディアがあまり触れようとしない、静かな“違和...
たとえるなら――
国民栄誉賞が「現役引退のときにもらう金メダル」なら、
従三位は「その人の一生に贈られるダイヤモンドトロフィー」。
まさに“ラストバッターのホームラン”みたいな格式です。
そう考えると、“従三位=国民的英雄としての最高評価”という見方もできます。
もちろん、もっと上の位階も存在します。
たとえばノーベル賞受賞者や元首相クラスでは、正三位や従二位が贈られることが多いです。
だからこそ、従三位は「国民的スターが到達できる最高クラス」とも言われます。
ちなみに、従三位を誰に贈るかは「政府の総合的な判断」によります。
法律でガチガチに決まってるわけではなく、その人の功績や社会的影響を見て、閣議決定で決まります。
なので、Xでは「この人が従三位?基準どこ?」といった声も出ますが、それも含めて“生きた制度”というわけです。
要するに――
「従三位」と聞いたら、それはもう“国家からの人生表彰”。
ふつうの人が手にできるものではありません。
次のセクションでは、そんな従三位が“もともとどんな意味を持っていたのか”、歴史をさかのぼって考えてみましょう。
歴史との比較と従三位の価値
「そもそも、従三位って昔は誰に贈られてたの?」
そう思った人、なかなか鋭いです。
現代の“すごさ”って、歴史の中でどんな位置づけだったのか、知りたくなりますよね。
今の名誉が、昔からどう変化してきたのか。
それがわかると、「従三位」の重みが、もっとリアルに感じられるはずです。
まず、従三位という称号が生まれたのは、奈良・平安時代ごろ。
日本がまだ律令制(りつりょうせい)という決まりごとの中で、貴族や官僚をピラミッド構造でランク付けしていた時代です。
その中で、従三位は「公卿(くぎょう)」に準じる上級貴族の地位を意味します。
いわば、“国の中枢を支える人”という扱い。

X