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ミャンマーの地震は人工地震!?陰謀論が噂される理由をわかりやすく解説

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2025年3月28日午後0時50分(現地時間)、ミャンマー中部・マンダレー近郊を震源とするマグニチュード7.7の巨大地震が発生しました(日本時間では午後3時20分頃)。

震源の深さは約10km、地震のタイプは「横ずれ断層型」。

南北に走るサガイン断層の一部(約200km)が動いたとみられ、甚大な被害が報告されています。

 

しかし今、ネット上ではこの地震をめぐって、ただ事ではない“人工地震説”が急速に広がっているのです。

自然災害では説明がつかない「地震発生のタイミング」や「特定地域への被害集中」、「政治的背景」といった“違和感”を指摘する声が続出し陰謀論が過熱しています。

 

この記事では、ミャンマー大地震をめぐる陰謀論の詳細と、その背後にある“ヤバすぎる噂”を徹底的に掘り下げます。

 

ミャンマーの地震が人工地震と言われる理由

 

ミャンマー 地震 人工地震

引用 : NHK

 

ミャンマー大地震が「人工地震なんじゃ?」と疑われている理由――

それは“タイミングが良すぎる”からです。

いや、悪すぎると言うべきか…

 

地震が発生したのは、内戦が泥沼化するミャンマーで軍事政権が非常事態を宣言し、国際支援を要請した直後のこと。

震源はサガイン管区、深さわずか10kmという浅さ。

被害は甚大で、タイ・バンコクにまで揺れが及び、なんと建設中の高層ビルが倒壊。

死者10人以上、行方不明100人超という衝撃の被害が出ました。

 

でもネット民がざわついたのは、地震の物理的な特徴よりも“政治の空気感”でした。

なにせミャンマーは2021年の軍事クーデター以来ずっと内戦中。

そんな中で、地震発生の直後に軍事政権が非常事態を宣言し、国際社会に支援を要請

これ、まるで「この大災害を“使って”なにか仕掛けようとしてない?」と言わんばかりの展開。

 

しかも被害が大きかったエリアが反政府勢力の拠点に近いんだとか。

ネットでは

「これ、地震の皮をかぶった軍事作戦やん」

「震源が“戦略的すぎる”」なんて声も。

 

さらに怪しまれてるのが、バンコクの被害。

震源から約1000kmも離れてるのに、ピンポイントで高層ビルが倒れるって、どういう物理?

科学者は「長周期地震動です」と冷静に説明するけど、X民は納得していません。

「それ、ガチで狙った揺れなんじゃ…」

「どう考えてもHAARPの仕業」

みたいな声が飛び交い始めます。

 

そして出てくるのが“地震兵器”というワード。

そう、あの有名なHAARP(高周波活性オーロラ調査プログラム)です。

「人工地震説」は都市伝説界のレジェンドで、もはやネットの風物詩。

「地下核実験で断層刺激した説」とか「電磁波でプレートを動かした説」とか、もう言いたい放題。

 

極めつけは、地震後に錫の価格が急上昇したこと。

ミャンマーは世界有数の錫の産出国。

「これは利権絡みだ」

「資源を手に入れたい勢力が仕組んだのでは?」

と、今度は経済陰謀論モードに突入。

もうこうなると、地震はただの“きっかけ”でしかなくなっていきます。

 

 

とはいえ、もちろん専門家たちは冷静です。

東北大学の遠田晋次教授はこのように言っています。

「これはプレート境界の横ずれ断層による自然な地震。規模的にも説明可能」

でも、その“説明可能”がSNSでは逆に響かないんですよね。

 

だって、“納得”より“違和感”の方がバズるから。

特に今回、「100年に一度」と言われるほどの大地震が、あまりにも絶妙なタイミングで起きたことで、

「これ偶然って言われても無理あるよね」

「誰かスイッチ押した?」なんて声が止まらないんです。

 

要するに、人工地震説が出る背景には

  • 政治への不信
  • 被害の異常性
  • 陰謀が好きなネット文化
  • “偶然じゃない感”

全部揃ってたからだと思います。

 

科学的には根拠ゼロでも、ネット上では火がついたら止まらないのが現代。

真相がどうであれ、疑う余地のある現実が、今の私たちをざわつかせています。

 

地震の裏に隠された噂

「地震ってそもそも人為的に起こせるの?」

そんな疑問はごもっとも。

常識的に考えれば、マグニチュード7.7の地震を人間が“演出”するなんて、さすがに映画の世界。

実際、地震学者たちも「今の技術でそんな芸当、無理ゲーです」とバッサリ否定しています。

 

たとえば東日本大震災(2011年)も、能登半島地震(2024年)も、基本的にはプレート同士がぶつかって、溜まったエネルギーがドカンと放出されたという地球のメカニズムそのもの。



今回のミャンマー大地震も、サガイン断層の一部が横ずれしたとされ、地震学的には説明がつく自然現象です。

ただし“いつ・どこで・どれくらい”の地震が起きるか、今の科学でも予測はほぼ無理という現実もまた、陰謀論が入り込む余地を生んでしまうのです。

予測できないから操作されてても気づかないのかも。。

そんな思考のすき間に、スルッと入り込んでくるのが「人工地震説」ということ。

 

その中でも特によく出てくるのが、“地震兵器HAARP”と“掘削船ちきゅう爆破説”。

HAARPは元々はオーロラ観測のための施設なのに、いつのまにか「天気を操り、地震も起こせる最強の陰謀装置」にされがちです。

「地震前に電磁波が観測された!」

「震源の深さが10kmで毎回同じなのが不自然!」

という“それっぽいデータ”が拡散されるたびに、信じる人が出てくるんです。

 

ちなみに震源の深さ10kmって、プレート境界の地震ではごく普通

でも「いつも10kmって、なんか怪しくね?」というパワーワードがネットでは一人歩きしてしまうんですよね。

もう理屈じゃなくて、“なんか気になるから信じる”の世界に突入してる感じです。

 

さらに火に油を注ぐのが、歴史の“隠蔽疑惑”

たとえば1944年の東南海地震(M7.9)は、戦時中で報道がほぼされなかったため

「隠された地震」

として今も陰謀論のネタにされています。

そう、「政府って都合悪いことは隠すよね?」という根深い不信感が、現代の人工地震説にも直結しているわけです。

 

そして極めつけは、“超常系”の要素。

あの有名なたつき諒さんの予知夢2025年7月5日に「日本に大津波が来る」と言われて話題になってますが、今回のミャンマー地震と関連づけて「これ前兆じゃね?」とざわつく人もいるんですよね。

 

それだけじゃありません。

「動物が騒ぎ出す」

「イルカが打ち上がる」

など、地震前の“自然のサイン”にも異様に注目が集まっています。

科学的には「因果関係は不明」とされているものの、Xでは

「またイルカ来たぞ、地震来るやつじゃん」

みたいな投稿が伸びがち。

 

こうなると、もはや科学とオカルト、現実と想像が混ざり合った“地震ドラマ”の世界。

信じるか信じないかはあなた次第、というより

「信じたい何かがある人にとっては、すでに事実と同じだけの力を持ってしまっている」という事のようです。

 

ミャンマーの地震は偶然じゃない?

 

「こんな地震、ただの偶然で済ませていいわけがない」

ミャンマー大地震をめぐる陰謀論の中でも、とくに火力強めに語られているのが、“歴史的に見て異常すぎる”という視点です。

 

というのも、今回のM7.7の地震――

実はミャンマーで約100年ぶりの大規模地震なんです。

1912年や1930年にも大きな揺れが記録されていますが、それ以来ずっと沈黙。

そんな中、まさに政情不安の真っ只中で、突然ズドン。

そりゃネット民が「待って、これ出来すぎてない?」とザワつくのも無理はありません。

 

しかも、被害が集中したのが“反政府勢力の拠点に近い地域”と聞けば、もう完全に陰謀センサーが反応。

「これ政権が地震を“使って”敵を潰そうとした説あるでしょ」

「災害という名の攻撃。令和の地震版ピンポイント爆撃じゃん」

そんな投稿がXに溢れかえっています。

 

さらに疑惑を加速させたのが、余震の異常な多さと規模のデカさ

「M6超えが連発って、それ本当に“余震”なの?」

「むしろ第2波、第3波の攻撃にしか見えない」

と、もはや“連続攻撃型人工地震説”まで浮上。

 

でも、専門家の見解はいたって冷静。

「サガイン断層が動いた自然地震です」

「この地域はもともとプレートがガンガン押し合ってる場所なので、揺れやすいんです」

と、ちゃんと説明されています。

実際、サガイン断層は全長1400kmを超える巨大な活断層で、100~150年周期で大地震が起きても不思議じゃないというのが地質学的な事実。

 

でもね、ネット上では「理屈が通ってるから納得できる」とは限らないのが常

それよりも、

  • 違和感がある
  • 匂う
  • なんかおかしいよね

という感覚のほうが拡散力を持ってしまうのが今のSNSの世界。

 

実際、

「自然にしてはピンポイントすぎる」

「前兆がなかったのが逆に怪しい」なんて声がバズってるのを見れば、

「もうこれは“地震版の都市伝説”だな」と感じる人も多いはず。

 

結局、信じる信じないの前に、「なぜこんな話が広がってしまうのか?」という空気感そのものに、今の社会の不安がにじみ出ているのかもしれません。

 

まとめ

 

「ミャンマー大地震は人工地震だったのでは?」

そんな噂がSNSを駆け巡ったのも、無理はないかもしれません。

軍事政権が混乱を利用しているように見えるタイミング、震源の浅さ、反政府拠点への被害集中、そしてバンコクでの高層ビル倒壊――。

まるで“出来すぎたシナリオ”のように見えたからです。

 

でも、冷静に地質データを見てみると、この地震はかなり“地質学的に筋が通ってる”出来事でした。

発生場所は、過去にも大地震を起こしているサガイン断層。

その長さはなんと約1400キロ、ミャンマーを縦断する大動脈みたいなものです。

プレートの動きも年に数センチずつズレていて、「そろそろ来る」と言われていたのも事実。

言ってみれば、“ずっと締まりかけてた炊飯器の蓋が、ついにバンッと開いた”ようなものだったのかもしれません。



一部では「専門家が前から警告してた」との声もあり、実際2017年の報告では“来るかもしれない地震”として名前が挙がっていたほどです。

では、なぜここまで“怪しく”見えたのか?

 

理由は一つ、備えが追いついてなかったからです。

耐震基準が整っていなかったミャンマーでは、マンダレーやネピドーで建物崩壊や橋の崩落が多発。

さらに、約900kmも離れたタイ・バンコクのビルが倒壊したことも、

「自然じゃないんじゃ…」という疑念に火をつけました。

 

でもこれは“長周期地震動”と呼ばれる現象で、専門家に言わせれば「まあ起こり得る話」なのです。

地震そのものは「偶然」ではなく「必然」だったということ。

でも、その被害の大きさは、社会的な準備不足という“人災”の側面もあったんです

そう考えると、“地震兵器”よりも恐ろしいのは、

「警告されてたのに動かなかった現実」

なのかもしれません。

 

SNSでは、「また陰謀論かよw」と笑う人もいれば、「いや、100%否定できないのが逆に怖い」と言う人も。

真実がどうであれ、ハッキリしているのはただひとつ。

「災害は、備えた人から命を守る」ということです。