小学生をひき逃げしておいて、そのまま逃走——。
そんな許されない事件の容疑者が2025年5月18日、逮捕されました。
🚨【速報】🚨#埼玉県三郷市 小学生ひき逃げ事件
18日朝に吉川警察署に出頭し
事情聴取の結果
過失運転 ひき逃げ容疑で
#中国籍 鄧洪鵬(42)容疑者逮捕
事件の経緯を詳しく調べる#三郷市小学生ひき逃げ事件 #三郷市#日テレNEWS #NHK #ひき逃げ pic.twitter.com/MEkTnkJRhS— 佐々木舞湖都(マコト) (@Makoto_77Love) May 18, 2025
逮捕されたのは中国籍の鄧洪鵬(読み方:トウ・コウホウ)という男です。
「大丈夫って言われたからって逃げる?」
「勤務先の会社はどこなんだ?」
ネットには怒りと疑問の声が噴き上がり、検索も急増。
しかも報道によれば、職業は“解体工”。
どこで働いていたのか、雇用していた会社の責任は?という声も上がっています。
そして、忘れてはならないのが、ひき逃げという行為そのものがどれほど重大な罪かという点。
今回は偶然起きた事故ではありません。
人を傷つけ、そのまま見捨てた――これは明確な“逃げた責任”が問われるべき事件です。
この男は誰なのか、どんな刑罰が科されるのか。
ひとつずつ、冷静に、でも怒りを忘れず追っていきます。
鄧洪鵬の読み方は?
ニュースやSNSで突如として注目を集めた名前、「鄧洪鵬」。
「え?なんて読むの?」と感じた方も多いのではないでしょうか。
この「鄧洪鵬」という漢字、確かに見慣れない上に難しい……。
正しい読み方は、『とう・こうほう』です。
ちなみに、「鄧(トウ)」は中国でポピュラーな姓のひとつ。
読みは中国語で「Dèng(デン)」とされ、日本語で音読的に近いのが「トウ」です。
そして「洪鵬(コウホウ)」ですが、こちらも中華圏では比較的一般的な名前のパターン。
特に「鵬(ホウ)」という字は、中国神話に登場する巨大な鳥「鵬(ほう)」*に由来していて、立派な人物になるよう願いを込めて名付けられることがあるそうです。
しかし、今回は名前の意味や由来よりも、事件の内容のほうが世間の関心を集めることになってしまいました。
報道によれば、鄧洪鵬は中国籍の42歳男性。
18日午前8時半すぎに埼玉県内の警察署に出頭し、逮捕されました。
事件から4日。
遅すぎる逮捕でした。
鄧洪鵬の勤務先はどこ?
今回の事件で多くの人が気になったのが、「この人、どこで働いていたの?」という点です。
やっぱり、加害者の職場や背景って知っておきたいですよね。
報道によれば、鄧洪鵬の職業は「解体工」。
逃げている外国人は中国人、解体工みたいだがこんな高級車に乗れるのだろうか:【詳細判明】小学生ひき逃げで逃走の2人は中国籍の男か…外注スタッフとして出入りしていた会社の寮に逃走車放置 埼玉・三郷市 https://t.co/ZVASeSq2nC pic.twitter.com/8H7JrZl8xa
— OfficeShibata (@officeshibata) May 16, 2025
現場作業員として、建物を解体する作業に従事していたとされています。
事件で使用されたSUVは三郷市内の「解体工事などを行う会社の寮」で発見されました。
この寮には複数の中国人が住んでおり、現場周辺の住民や関係者の証言からも「解体業を営む会社の社員寮」であることが確認されています。
会社の社長によると、鄧容疑者らは「外注スタッフ」として3か月前まで働いていたとの証言があり、現在は直接の従業員ではない可能性も指摘されています。
一方で、寮の住民は「5人全員がうちの会社の人」とも証言しており、情報が錯綜しています
とはいえ、どこの会社に所属していたのか、会社名までは公表されていません。
また、雇用形態についても、報道では明らかにされておらず、「契約社員」「日雇い」などの情報も出ていないのが現状です。
最近では、解体業や建設業などで人手不足が深刻化し、外国人労働者の受け入れも増えています。
その一方で、受け入れ体制のずさんさや、労働環境の過酷さが問題視されることも。
「真面目に働いてる人が大多数なのに、こういう事件で全体が悪く見られるのはつらい」
「企業側も、誰を雇っているのかもっと責任を持ってほしい」
世間からはそんな声も聞こえてきます。
職場や雇用体制が、事件にどう影響していたのか。
今後の捜査によって、より詳しい背景が明らかになってくることでしょう。
では次に、「ひき逃げって、どれくらい罪が重いの?」という気になるポイントを見ていきます。
ひき逃げ刑の罪はどれくらい?
「ひき逃げって、いったいどれくらいの罪になるの?」
そう思った方、多いのではないでしょうか。
見て見ぬふりをしてその場を離れる――
この行為、実は想像以上に重い罪なんです。
まず、道路交通法において、ひき逃げは「救護義務違反」として処罰されます。
ケガ人がいるにもかかわらず、救助や通報をせずに立ち去った場合、
7年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。
ここでポイントなのは、「逃げた」という行動自体に重い責任があるということ。
「パニックになってつい逃げてしまった……」
そう主張しても、法的には通用しません。
そして、さらに重大なのが、自動車運転処罰法が適用されるケースです。
被害者が死亡したり重傷を負った場合には、「過失運転致死傷罪」に問われる可能性があります。
この罪の法定刑も、7年以下の懲役または100万円以下の罰金と定められており、ひき逃げと合わせて二重の責任を問われることも。
つまり、逃げたうえにケガをさせたら、かなり重い刑罰になるわけですね。
実際、今回の事件では、報道によると小学生の男の子が右足の骨折などの重傷を負いました。
歩いていた小学生を車ではねて、そのまま立ち去ったという事実。
世間が大きな怒りを感じるのも当然です。
さらに、加害者の鄧洪鵬は車を現場から離れた場所に放置して逃走したと報じられています。
その距離はおよそ2キロ。
明らかに意図的な逃走とみなされる可能性が高いでしょう。
「子どもが被害者で、犯人は逃げた」
この事実だけでも、多くの人が胸を痛めています。
一方で、ネット上では事件を通してさまざまな視点からの声も。
「こういう人を雇っていた会社は大丈夫なの?」
「外国人の雇用管理はどうなっているの?」
そんな疑問が、じわじわと広がっているんです。
日本では、建設業や解体業を中心に、外国人労働者が年々増加中。
まじめに働いている方がほとんどですが、事件が起きると全体へのイメージにも影響してしまうのが現実です。
そして、ひき逃げ事件の加害者となった場合、職場復帰や社会生活に大きな影響が出る可能性があります。
逮捕され、実名報道され、ネット上にはその記録が残り続ける。
それは“刑罰”とは別の意味での「社会的制裁」でもあるわけです。
この事件を通して、「ひき逃げがどれほど重大な犯罪か」そして「一人ひとりの命の重さ」について、改めて考える必要があるといえそうです。