ナスDのパワハラがヤバすぎる――。
そんな衝撃のニュースが飛び込んできました。
ナスDこと友寄隆英(ともより たかひで)は、これまで破天荒なキャラで知られ、どんな過酷なロケでも笑顔で乗り切る姿が視聴者に愛されてきました。
テレビ業界でも「豪快な兄貴分」として慕われ、現場の空気を盛り上げる存在だったといいます。
しかし、その裏ではスタッフに対し「人格を否定するような発言」を繰り返していたことが明らかになりました。
さらに、会社の経費を約517万円も不正に使用していたことが発覚。
長年、テレビ朝日の看板プロデューサーとして活躍してきた彼に、一体何が起こっていたのでしょうか。
「ナスDがそんなことをするなんて信じられない」
そう思った人も多いかもしれません。
けれど、関係者によると、ナスDは昔から「現場での態度にムラがある」「扱いづらい」とささやかれていたのこと。
画面の中では明るく振る舞い、スタッフにも優しく接していた。
なのに、カメラが回っていない場所では、別人のような姿を見せていたというのです。
「お前なんか使えない」
「そんなこともできないのか」
日常的に飛び交っていたとされるこれらの言葉。
彼のもとで働いていたスタッフたちは、どんな思いでこの言葉を聞いていたのでしょうか。
今回、内部調査で明らかになったナスDのパワハラや経費の不正利用。
過去の評判やトラブルを振り返ると、その答えが見えてきます。
彼は本当に「豪快で面倒見のいい兄貴分」だったのか。
それとも、昔から「パワハラ体質」を抱えた人物だったのか。
今回は、ナスDがスタッフに放った衝撃の発言と、普段の評判とのギャップ、そして過去のトラブルを詳しく掘り下げていきましょう。
ナスDがスタッフに放ったパワハラ発言とは?
ナスDのパワハラ問題が発覚したきっかけは、テレビ朝日の経費チェックでした。
しかし、調査が進むにつれ、単なる金銭の不正使用だけではなく、スタッフへの厳しい発言も問題になっていたことが明らかになります。
「ナスDの言葉に、ずっと耐えてきた」
関係者はそう証言しています。
「普段から厳しい」というレベルの話ではなかったようです。
では、ナスDは一体どんな言葉を投げかけていたのでしょうか。
- 「やる気がないなら帰れ」
- 「お前がミスしたせいで全部台無しだ」
- 「こんな簡単なこともできないのか?」
まさに体育会系の鬼監督って感じですが、なんとなくテレビの制作現場のイメージってこんな感じですよね。
ただ、時代も昭和ではなく令和なので、こういう過剰な(過激な?)体育会系ノリは多くの人の反感を買ってしまいます。
特に外部の編集室では、ナスDの怒声が響き渡ることも珍しくなかったそうです。
「編集作業の途中で、ナスDがスタッフに向かって怒鳴る場面を何度も見ました」
ある関係者はそう証言しています。
単なる指導の範囲を超え、威圧的な発言が日常的に行われていたのかもしれません。
そして、彼のパワハラは直属の部下だけに向けられたものではありませんでした。
番組制作を担当する下請け会社のスタッフにも、厳しい要求が続いていたといいます。
- 「納期を守れないなら、もう仕事は振らない」
- 「こんなレベルのものを出してくるな」
制作現場では、こうした言葉がスタッフの間に大きなプレッシャーを与えていたそうです。
立場が弱いスタッフからするとなかなかキツイ現場です。
しかも、ナスDは単なるプロデューサーではありませんでした。
自ら番組に出演し、演者としての影響力も持つ存在。
だからこそ、スタッフや下請け会社は逆らいづらく、苦言を呈することすら難しかったのでしょう。
テレビでは破天荒でユーモラスなキャラクターとして人気を博していたナスD。
しかし、カメラが回っていない場所では、スタッフを追い詰めるような発言を繰り返していたのが現実だったようです。
このギャップに、どれほどの人が苦しんできたのでしょうか。
結果として、経費不正の調査が進むなかで、ナスDのパワハラ問題も次々と明るみに出ました。
一部のスタッフが「もう限界だった」と証言していることからも、その影響の大きさがうかがえます。
なぜ、ここまでの事態になってしまったのか。
ナスDの現場での振る舞いは、すでに長年にわたって問題視されていたのかもしれません。
普段は豪快な兄貴分…現場で見せた裏の顔
ナスDといえば、豪快で破天荒なキャラクターが印象的です。
『陸海空 地球征服するなんて』では、アマゾンで現地の染料を浴びて顔が真っ黒になり、「ナスD」という異名がつきました。
それ以降も、どんな過酷なロケでも笑顔で乗り切り、視聴者を楽しませてきました。
「この人、命の危機を感じてるのに普通に笑ってるぞ…?」
そんな場面もありましたよね。
この突き抜けたキャラクターに、「すごい!」と感心した人も多いはずです。
スタッフの間でも、ナスDの評価は決して悪くなかったようです。
- 「とにかくエネルギッシュで、場を盛り上げるのがうまい人でした」
- 「後輩やADにも気さくに話しかけてくれる兄貴分みたいな存在でしたね」
そんな声もあがっています。
実際、彼のユーモアや情熱を尊敬していたスタッフも多かったのでしょう。
しかし、その一方で、こんな声もありました。
「カメラの前では気さくなナスDも、現場ではピリついた空気を作ることが多かったです」
なんだか、よくある「外面はいいけど、内輪には厳しい上司」みたいな話になってきましたね。
ただ、ここは若い世代と年配世代とで意見が分かれそうですが。
関係者によると、ナスDは仕事に対するこだわりが強く、納得のいかないことがあるとスタッフに厳しく当たることもあったそうです。
- 「俺が言ったことが絶対だ」
- 「お前らの意見なんかいらない」
そんな言葉を聞いたスタッフも少なくなかったとか。
おー、こわ。
このあたりから、「兄貴分」というより「独裁者」に近づいてきている気がします。
特に、ナスDはプロデューサーと出演者を兼任していました。
普通のプロデューサーなら、演者との意見交換や、スタッフとの調整を通じて番組を作り上げていくものです。
しかし、ナスDは「自分が出演し、自分が仕切る」スタイルだったため、現場での決定権をほぼ独占していました。
なんてったって『エグゼクティブディレクター』ですから。
「ナスDの言うことには誰も逆らえない」
そんな空気が、制作現場に漂っていたのかもしれません。
普段は豪快でフレンドリーな兄貴分。
けれど、いざ仕事となると、完璧を求めるあまり強引になり、周囲を追い詰めてしまう。
これ、会社でもよくある「仕事ができる上司ほど厳しい」ってパターンじゃないでしょうか?
ただ、今回はその度が過ぎてしまった。
結果的に、スタッフの不満が積もり積もって、ついに爆発してしまったのかもしれません。
過去のトラブルが映すナスDの真実
ナスDのパワハラ問題は突然起きたわけではありません。
過去を振り返ると、彼の「強引すぎる演出方針」や「現場での厳しさ」が問題視されたことは何度かありました。
今回の事件は、もしかすると「時間の問題」だったのかもしれません。
ナスDに関する最も有名なトラブルといえば、2020年に報じられた『陸海空 地球征服するなんて』の出演者による損害賠償請求訴訟でしょう。
この裁判は、番組のイギリスロケに参加した出演者が、ナスDやテレビ朝日を相手に約400万円の損害賠償を求めたものでした。
訴えの内容は、ざっくり言うとこうです。
- 「クズキャラを演じろと言われた」
- 「過激な演出を強要された」
- 「精神的苦痛を受けた」
なんというか…“ザ・テレビ業界の昔ながらのやり方”って感じがしますよね。
ナスDの演出スタイルは、
- 良く言えば「挑戦的」
- 悪く言えば「強引」
と言えるでしょう。
この訴訟の原告は匿名ですが、ネット上では「ミステリーアースの担当だった高岡正徳ではないか?」という噂もあります。
彼はイギリスの幽霊屋敷ロケに関与していた可能性があり、訴訟の背景と一致するとの見方があります。
また、他にも「部族アース」に出演していたU字工事の福田薫さんや益子卓郎さんの名前も噂されていて、彼らはナスDと共に過酷なロケに参加しており、その経験から訴訟を起こしたのではないかと推測されています。
さらに、「ドローンアース」に出演していたバッドナイス常田さんや、「釣りアース」のサンシャイン池崎さんの名前も挙がっています。
彼らもまた、過激な企画に参加していたことから、訴訟の原告として噂されています。
ただし、これらはあくまでネット上の噂であり、確証のある情報ではありません。
ただ、訴訟の詳細は公にはなっておらず、どのような結末を迎えたのかは不明のままです。
とはいえ、ここで気になるのは、「この時点でナスDのやり方が問題視されていた」という点です。
さらにさかのぼると、2017年にも「顔をCGで黒塗りするヤラセ指示があった」という報道がありました。
引用:TBS
ナスDといえば、この黒塗りの顔の印象が強いので、この話はちょっと残念ですよね。
これもナスDが関わっていた番組での出来事です。
つまり、彼の「面白ければOK」という制作スタイルは、以前から倫理的にグレーなものだった可能性が高いのです。
今回のパワハラ問題や経費不正の件も、「気づいたら突然問題になった」のではなく、これまでの行動が積み重なった結果として表に出たというのが正しい見方なのかもしれません。
では、なぜ長年見過ごされてきたのでしょうか?
その背景には、
「ナスDがスター社員だったこと」
が関係しているのではないかと考えられます。
彼は、テレビ朝日のバラエティ部門を代表する人気プロデューサーでした。
肩書は『エグゼクティブディレクター』。
番組に出演するプロデューサーなんて、異例中の異例。
ナスD自身がコンテンツとして成立していたからこそ、 会社も彼に対して強く言えなかったのではないでしょうか。
それが結果的に、今回のような「問題が大きくなるまで放置される」という状況を生んでしまったのかもしれません。
ナスDは「破天荒な冒険家プロデューサー」として人気を博しました。
しかし、裏側では「強引すぎる演出」と「スタッフへの厳しい態度」が積み重なり、ついに限界がきた――。
過去のトラブルを振り返ると、今回のパワハラや経費の不正問題が起こったことも、不思議ではないように思えてきます。