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すき家のネズミとGはワンオペが悪い?元バイトが暴露する飲食のリアル

飲食店の衛生管理、元バイトが語るリアル
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ネズミにゴキブリ。

すき家で立て続けに起きた異物混入のニュースに、「まさか…」と驚いた人も多かったはずです。

でも、現場で働いていた人たちの声を拾っていくと、結構リアルな問題点が浮き彫りになってきます。

それは、“よくあるミス”ではなく、ずっと積み重なってきたものの結果かもしれません。

 

人手が足りない。時間に追われる。

そんな状況で、何かを見落とすのも無理はないよな…と思わず共感してしまう声が、SNSにいくつも流れています。

「安くて早い」の裏側には、何があるのか。

今回は、そんなちょっと怖い話をしたいと思います。

 

すき家のネズミとGはワンオペが生んだ必然か?

 

すき家で、またしても異物混入が発覚しました。

1月のネズミ入り味噌汁に続き、今度は3月にG(ゴキブリ)が商品に混入。

立て続けに起きたこの事態に、「たまたま」で済ませようとする人はもはやおらんでしょ。

 

一度でもアウトなのに、二度も続く。

これはすき家の店舗数の多さにも比例しますが、それだけリスクがあるってこと。

すき家を経営しているゼンショーホールディングスは、それだけ大きな責任を背負っていることは言うまでもないでしょう。

となると、原因はただの衛生ミスだけではなく、実はもっと深いところ——現場を切り詰めすぎた経営方針にも目を向けなければなりません。

 

人件費を削れば、確かにコストは下がります。

一見すると、うまく回っているように見えることもあるでしょう。

けれど、それはまるで薄氷の上を歩くような不安定さ。

今回の「ネズミとGの連鎖」は、その限界が破られた瞬間だったのではないでしょうか。

実際、「すき家の異物混入はワンオペが原因では?」といった声が多く上がっています。

たとえば、「ワンオペで死者が出た時から何も変わってない。深夜に1人で全部こなすのは無理ゲー」といった投稿も見られます。

飲食バイト経験者なら、こうした声に「わかる」と頷いた人も多いはずです。

すき家のワンオペ体制は、以前からムリがあると言われていました。

深夜帯になると、1人のバイトがレジ、注文、調理、掃除、皿洗い、全てをこなすというのが常態化。

ネズミ混入の歳、すき家は公式発表で「従業員が目視確認を怠った」と説明していました。

でも、異物を見つける余裕もない。

目の前の注文をさばくことで精一杯だった——という現場のリアルな状況を想像するのは難くありません。

 

コスパ最強を売りにする飲食チェーンの裏側には、こうした構造があります。

お客には早くて安い牛丼を提供する一方で、現場では人件費を限界まで削って運営している。

私自身も学生時代、居酒屋の厨房でバイトをしていました。

忙しい日はトイレにも行けず、レジと厨房を走り回っていたのを覚えています。

「これ以上人手が減らされたら無理だよ」

あの頃、よくそう思っていました。

時々、すき家のような牛丼チェーン店で、店員が忙しく一人で業務対応をしているのを見かけることがあります。

そんな中で衛生管理もきちんとやってるというのは、虫が良すぎる考え方なのかもしれません。

安くてうまい。

そのウラに目を向けてると、意外と衛生管理は無視されている現状が見えてきます。

 

元バイトが暴露!すき家ワンオペ現場の惨状

今回、すき家の異物混入問題を調べているうちに、飲食店関係の元バイトによるリアルな証言があふれていました。

ちょっと見るのを後悔したレベルです。

たとえば、ある牛丼チェーン店の元バイトのSNS投稿。

「深夜22時〜朝9時まで11時間ワンオペ。レジ、調理、ドライブスルー、皿洗い、掃除、食材の検品まで全部1人でやってた。朝のラッシュは地獄で、トイレを我慢できず、漏らしながら接客したこともある」

いや、バイトにどこまでやらしとんねん。。

まさに「働いたら負け」のレベルです。

 

企業側はこれを「オペレーション効率の最適化」と呼ぶのかもしれません。

でも、実際に現場で働いていた人たちの声はまったく違います。

「人を減らしすぎたツケが回ってきた」

そんな声がSNSでも多数見られます。

 

たとえば、ある投稿では「すき家のワンオペはバイト一人に全部押し付けてる。忙しすぎてネズミが入っても気づかないレベル」と語られていました。

また別の投稿では、

  • 「深夜に学生バイト一人で回してる店舗に、まともな衛生管理ができるわけがない」
  • 「ネズミもゴキブリも、起こるべくして起きた」
  • 「人件費ケチって学生に深夜を押し付けるな」

という声もありました。

 

これはもはや、ただの効率化の話ではありません。

その仕組みに頼らなければ成り立たない現場の脆さが、今回の異物混入で一気にあぶり出されてしまっただけのこと。

「ネズミやG(ゴキブリ)が出ても、黙ってりゃバレないし、どうせ客は来るだろう」

もしそんな楽観的な見込みで経営が続けられていたのだとしたら、今回の件はその見積もりが完全に外れた瞬間でした。

実際、深夜のワンオペについては問題が山積しています。

  • ワンオペによる過労
  • ワンオペ中に強盗に襲われる

そういったリスクを『クビになっても痛くないバイト』に押し付ける。

そんな無責任な経営体制が、今回の異物混入に関連している気がしなくもない。

この構造は、まるでブラック企業の縮図のようです。

責任は現場のバイトに押し付け、利益は経営側がしっかり吸い上げる。

そういった店が昔よりも増えてきているような気がします。

 

すき家全国約1970店を、最低限の人件費で回し続けてきたツケ。

ゼンショーも、それが「ネズミ」と「G」という最悪のかたちで表に出てきたのかもしれません。

過去に切り捨てられてきたバイトからすると、「そりゃそうなるよな」と思っているところもあるのではないでしょうか?

今回、ゼンショーは3月31日〜4月4日にかけて全国ほぼ全店を一時閉店しました。

でも、それはあくまで一時しのぎ

ワンオペの過酷さや、現場への責任の押し付けという体質が変わらない限り、また同じことが起きるのは時間の問題かもしれません。

 

飲食のリアルは想像以上にヤバかった

すき家のネズミとGの混入騒動を見て

「え、飲食ってそんなにヤバいの?」

と驚いた人も多いと思います。

けれど、現場を知る元バイトや飲食関係者からすれば、「やっぱりね」としか言いようがない感覚かもしれません。

 

実際、Xを覗いてみると、飲食の裏側を暴露する投稿が次々と出てきます。

たとえば、こんな投稿がありました。

「某ステーキ店で働いてたとき、天井からGが肩に落ちてきた。厨房の下はゴキブリの高速道路だったよ」

また別の人は、

「ネズミ?市販のトラップで1週間かけてようやく捕まえた」

と話していました。

いや、怖いって。

 

そう言えば、歌舞伎町でネズミが走ってる姿を見たことがありますが、なんか嫌ですよね。。

昔と比べて野良猫が減ったからという話もありますが、どうなんでしょ?

ネズミって繁殖スピードヤバいらしいですから(ねずみ算とか言うくらいだし)、そいつらが飲食店のバックヤードを住処にしてても不思議じゃないないですよね。

で、私も色々とこういう体験はあるんですが、こういう話って、実は「表に出ていないだけ」なんですよね。

でも、言っちゃいけない空気がある。

ネットで匿名での書き込みも色々見かけましたけど、本音をいうとある。

G、結構いる。

ただ、やっぱりそこは言っちゃいけない空気なんです。

 

今回、すき家にネズミとGが混入したニュースが世間を騒がしていますが、実際にガチガチにクリーンな調理環境を作ろうと思うのは難しい話で。

特に地下の飲食店とか、裏に色んなダクトとか電盤とかあって、暖かいですからね。

どんな店舗でも起き得る現実なのかもしれません。

 

大手チェーンだから大丈夫。

全国展開してるから清潔。

そう思いたい気持ちはわかりますが、それって幻想なのかもしれません。

どんなお店でも、人件費と衛生管理は綱引きのようなものです。

 

  • カットされたのは人件費か
  • それともチェックの目か

 

私たちは安く、早く、便利に食べたいと願います。

けれど、その裏側で“何か”が犠牲になっているかもしれない。

そう気づくタイミングが、今なのかもしれません。

まとめ

今回の異物混入騒動において、すき家の場合、「正直に公表した」と評価する声もあります。

ですが実際には、「SNSでバレたから仕方なく公表した」に近い印象です。

1月のネズミも、3月のゴキブリも、どちらもお客がXに写真や動画をアップしたことで広まりましたからね。

もし、投稿されていなかったら?

本当に公表していたのでしょうか。

 

ネットではこんな暴露もありました。

「すき家で働いてたけど、異物混入があってもバレなきゃ出す店だってあった」

他の飲食チェーンでも、同じようなことが起きている可能性はゼロではないはずです。

知らないうちに、私たちの口に入っていたかもしれない。

そう考えると、ちょっと怖くなりますよね。

 

もちろん、「外食はそういうリスク込みだよ。嫌なら家で食べろ」という声もあります。

でも、本当にそれでいいんでしょうか。

今回の騒動は、普段表に出ることのない“飲食の叫び”が見えた瞬間でもありました。

「人件費をケチってバイトに負担をかけすぎ。賃金を上げてちゃんと管理しろ」という怒りの声も、正直、多いんじゃないかと思ってます。

効率化と安さを追い求めた先に、ピカピカの厨房が待っているわけではありません。

その先にあるのは、“見えない犠牲”です。

 

ワンオペで疲れ果てるバイトたち。

気づかぬうちにネズミやGが料理に入ってしまう現場。

それは、私たちが「安さ」を求めた末に、間接的に生まれた現実かもしれません。

次に牛丼を頼むとき、ちょっとだけそんなことを考えてみてもいいかもしれません。

飲食のリアルは、想像以上にヤバかった。

今回の件で、そのことを改めて気付かされた気がします。