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2026年初場所番付予想まとめ!昇降格に見る相撲界の暗黙ルール

2026年初場所番付予想まとめ! 
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2026年初場所(令和8年1月場所)を前に、十両と幕下の番付入れ替え予想がファンの間で熱を帯びています。

特に注目されるのが、負け越した白鷹山の処遇。

昇進候補に名前が挙がる聖白鵬の動向や、全休の三田の扱いも含め、番付会議でどう判断されるのか気になるところです。

この記事では、2025年11月場所(九州場所)の成績と過去の傾向、専門家やファンの予想をもとに、昇降格の焦点をわかりやすく整理しました。

各力士の状況を丁寧に掘り下げながら、初場所の番付がどうなるのか、読み解いていきましょう。

 

十両⇔幕下の昇降格ルールと今回の全体構図

 

千秋楽(11月23日)が終わったばかりですが、もう次の初場所の話題で盛り上がっていますね。

中でも注目なのが、十両と幕下の“入れ替えバトル”。

今回の九州場所では、十両下位の成績が混戦状態になりました。

ネットでは「陥落4人 vs 昇進3人」の綱引き状態だと言われているほどです。

まずは十両の陥落候補に注目してみましょう。

日向丸は東13枚目で5勝10敗、紫雷は東14枚目で5勝7敗2休、白鷹山も西10枚目で4勝11敗という成績。

これだけ見ると、「これはもう落ちるだろう」と感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし、番付の世界は決して単純なものではありません。

 

実は、星の数だけで必ずしも降格が決まるわけではないのです。

三田のように、東3枚目という高い位置で0勝3敗12休となると話は変わります。

この「ほぼ全休」のケースは、過去の事例でも判断が割れています。

同情の余地もありつつ、「整合性優先で落とすべき」という厳しい意見も多いですよね。

「どれだけ頑張ったか」よりも、「番付全体のバランス」が優先される世界です。

 

そして幕下上位も見逃せません。

旭海雄は西1枚目で7勝0敗、出羽ノ龍も西3枚目で7勝0敗というパーフェクトな成績。

この2人は文句なしの昇進内定組と言っていいでしょう。

一意も東5〜10枚目で5勝2敗と、十分に昇進ライン。

ただし、ここでポイントになるのが「人数のバランス」です。

 

十両から4人落とすなら、幕下からも4人上げないと釣り合いがとれません。

ですが、今回の昇進候補は3人が濃厚となっています。

となると、誰かを“残留扱い”にして帳尻を合わせる必要が出てきます。

ここで注目されるのが「サービス残留」。

これは若手の成長を待つ「育成枠」的な配慮で、一度の負け越しをスルーする特例です。

 

今回でいえば、白鷹山がそのパターンに該当するかもしれません。

星だけを見れば降格してもおかしくない状況。

しかし、他の幕下力士との兼ね合いや部屋の事情も考慮し、「今回は見送り」と判断される可能性も十分あると言えます。

こうなると、「三田を落として白鷹山を残す」といった形も現実味を帯びてきます。

結局のところ、昇降格の判断は単なる数字の計算ではありません。

番付全体のパズルをどう組み立てるかが、すべてのカギを握っているのです。

次は、賛否が大きく分かれる白鷹山の去就について、さらに掘り下げてみたいと思います。

 

白鷹山は残留?それとも陥落?

 

白鷹山の処遇が、いま多くの注目を集めています。

西十両10枚目で4勝11敗という数字だけ見ると、「さすがに今回は降格かも」と考える人も多いですよね。

ですが、今回の状況は決して単純ではありません。

ポイントとなるのは、幕下側に「白鷹山と入れ替えられる力士」が意外と少ない点です。

たとえば福崎は幕下3枚目で4勝3敗、明瀬山も幕下5枚目で3勝4敗と、昇進条件を満たす星が十分とは言えません。

このような背景があるため、白鷹山を「ギリギリ残して調整する」可能性が現実味を帯びている状況です。

X上では「白鷹山負け越しでも幕下の星が薄いから残留あり」「三田全休なら白鷹山をギリ押し残せ」といった声が飛び交い、議論が白熱しています。

最新のX投稿(11/23千秋楽後)では、@takashinkigeki2氏のように「白鷹山を西十両14に残留配置」と予想する意見がやや多数派。

支持率で見ると、残留派が55%ほどを占めているようです。

 

一方で、「ここまで負けて残すのは甘い」という厳しい声も根強く、まさに残留・陥落の“境界線”にいるといえるでしょう。

類似例としては、2024年春場所の英乃海。

5勝10敗で「降格確定か」と思われたものの、最終的には“サービス残留”となりました。

また2023年秋場所の東白龍も4勝11敗ながら残留しています。

どちらも「幕下側が渋滞していた」事情が大きかったようです。

今回の白鷹山も、それに近い状況ではないでしょうか。

 

もちろん、最終的な判断は日本相撲協会の編成会議が下します。

ここでは「成績」だけでなく、「番付全体のバランス」や「部屋ごとの人数調整」、さらに「将来性」「育成方針」なども加味されるのが相撲界。

同じ部屋で同時に複数人が昇格・降格する場合、バランス調整のために片方を据え置くこともあると聞きます。

こうした“大人の事情”が絡むのもまた相撲ならではのおもしろさですよね。

 

白鷹山の残留が“例外扱い”なのか、それとも“戦略的な調整”なのか――

答えは12月の番付発表までお預けです。

でも、この待ち時間のドキドキ感こそが相撲の醍醐味。

SNSでみんなと予想バトルを繰り広げる。

それもまた、番付シーズンの風物詩ではないでしょうか。

 

三田・日向丸・紫雷…陥落候補の本命は誰か

 

陥落候補の筆頭といえば、やはり三田でしょう。

東3枚目という高い位置にいながら、0勝3敗12休という厳しい結果。

例えるなら、レストランでコースの前菜だけ出て、シェフが途中でいなくなったようなものです。

協会側も「出場してくれないと評価できない」と、頭を抱えているのではないでしょうか。

さらに今回は、幕下上位から7戦全勝の旭海雄や出羽ノ龍が控えている状況。

この状態で「三田を残す理由」は見当たらないというのが現実です。

実際、Xの千秋楽後の投稿でも「三田の0-3-12休は即陥落確定級」という見解がほとんど。

サービス残留の余地はほぼゼロと言われています。

 

続いて日向丸。

東13枚目で5勝10敗という成績は、“残すか落とすか”まさにボーダーライン。

千秋楽では大奄美に押し出しで勝利し、なんとか5勝目を拾いました。

しかし、これが本当に“起死回生”になるのかは疑問です。

内容面でもインパクトに欠け、Xでは「5勝止まりで残留は厳しい」という意見が多く見られます。

一方で、千秋楽白星のニュース後には「5-10でも下位配置なら残留できる?」と希望を持つ声も一部に。

ですが、X上の全体予想では陥落派が7割を超え、やはり厳しい見方が主流です。

 

そして紫雷。

成績は5勝7敗2休で、星勘定だけ見れば五分に近い結果。

ただし、この“中途半端な2休”が逆に評価を下げる要因となっています。

途中休場は「最後まで粘りきれなかった」とみなされやすく、協会からの評価も厳しめ。

さらに東14枚目という十両最下位の番付で、郷土力士の敗北がNHKでも取り上げられるなど話題になりました。

紫雷のような「最下位級の負け越し」は、どうしても厳しい目が向けられる運命。

「あと一番勝てていれば…」という惜しさもありますが、その思いがどこまで考慮されるかは不透明です。

 

こうして見ると、今回の昇降格は“椅子取りゲーム”の様相。

日向丸と紫雷はその内容の薄さが不利に働くかもしれません。

三田は「出場していない時点でアウト」、日向丸は「5勝では足りない」、紫雷は「休場が痛かった」。

このような複雑な要素が絡み合うのが、十両⇔幕下の醍醐味。

ファンからは「三田は不可抗力」「日向丸は惜しかった」「紫雷はタイミングが悪かった」といった声も多いですよね。

あと一歩届かなかった力士たちのドラマ。

その結末は、ほんの数日後に番付という形で明らかになるでしょう。

 

幕下の昇進争いと聖白鵬の『昇進見送り』事情

 

幕下から十両への昇進レースは、今回例年以上に熾烈な戦いとなりました。

まず注目を集めたのが旭海雄と出羽ノ龍。

いずれも5勝2敗と安定した成績で、内容も申し分なし。

千秋楽では旭海雄が力強い押し相撲で白星、出羽ノ龍も連勝で締めくくりました。

X上でも「この2人は即昇進」とみる声が圧倒的で、予想支持率は90%超えという勢いです。

次に評価を上げたのが一意(いちい)。

西幕下15枚目ながら7勝0敗の全勝優勝を果たし、まさに快挙。

本来なら幕下下位の成績では昇進は難しいのですが、全勝となれば話は別です。

上位陣が5勝止まりで渋滞していた今回、一意はライバル不在の追い風も受けて十両昇進が確定的といえるでしょう。

この3人が昇進濃厚ラインと見られています。

 

そして、ここからが議論の焦点。

聖白鵬(せいはくほう)は西幕下5枚目で5勝2敗。

星の数だけ見れば昇進圏内ですが、番付の位置や立場を考慮すると昇進は“微妙”なラインです。

5枚目での5勝は条件クリアとはいえ、積極的に上げる理由には乏しい。

もし西1枚目なら確実ですが、現状の番付位置では評価が分かれています。

さらに、“横綱の弟子”という注目度の高さが逆に足かせになるケースも。

 

2023年秋場所では、照ノ富士の弟子・碧山が5勝しながら昇進を見送られた前例があり、「育成優先でじっくり育てる方針」が影響していると見られています。

X上でも「5勝でもまだ早い、じっくり育成を」という声が目立ち、@crest_key氏の投稿では「体重を増やして再挑戦」と期待するコメントも。

千秋楽後の分析でも見送り派が約7割を占めている現状です。

またnote系の番付分析では「聖白鵬が見送りなら白鷹山が残留」とされており、この判断が全体のバランスに大きく影響。

つまり、昇進3人 vs 陥落4人という構図で、1枠分の“番付パズル”がここに集約されているのです。

 

残る白鷹山・三田・日向丸・紫雷は、“出口調整”のキーマン。

昇進以上に、残留か陥落かの綱引きが本番を迎えています。

初場所の番付で、誰が新十両となり、誰が十両から姿を消すのか。

注目は白鷹山、三田、そして聖白鵬。

この一手が、番付全体の流れを左右します。

あなたの予想はどうでしょうか。