かつて“迷惑系YouTuber”として物議を醸し続けたへずまりゅう。
スーパーでの騒動や有名人への突撃行為など、SNSや報道で名前を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
一方で、近年は「更生した」との声もちらほら。
さらには、奈良市議選に出馬し、まさかの当選!
一体、どこまでが本当で、どこまでがパフォーマンスなのでしょうか?
「嫌いだけど気になる」
「迷惑行為のあとに何があったのか知りたい」
そんな検索意図に応えるべく、これまでの問題行動から現在の立ち位置までを丁寧に追いかけました。
過去の話題性だけでは語れない“今のへずまりゅう”を、客観的に見つめ直してみましょう。
「へずまりゅうって、具体的に何をやらかしたの?」
そんな疑問を持っている方も多いはず。
名前はよく聞くけど、実際の行為まで詳しくは知らない。
でも、あらためて振り返ると驚くような迷惑行為がズラリと並んでいます。
まず最も有名なのがこちら。
2020年5月、愛知県岡崎市のスーパーで魚の切り身を勝手に食べ、7月に窃盗罪で逮捕。
会計前に商品を開封して口に運ぶという行為を堂々と動画にして投稿し、注目を集めました。
結果、懲役1年6か月・執行猶予4年の有罪判決を受けることになります。
続いて起きたのが、2020年5月のアメリカ村事件。
大阪のアパレルショップでTシャツを購入後、「偽物だ」とクレームをつけて返品を要求。
その様子を動画に収め、ネットに投稿しました。
しかも店員を店外に呼び出して罵倒し、警察沙汰に。
この件で威力業務妨害と信用毀損の罪に問われ、後に有罪判決の一部となりました。
さらには、沖縄・首里城復興メッセージボードへの落書き事件。
多くの人が復興を祈って書いた寄せ書きに、無断で大きな文字を書き込みました。
この行為が破壊と受け取られ、地元住民や支援者から強い批判を受け、大炎上。
次に問題視されたのが、有名YouTuberへの無許可突撃動画。
はじめしゃちょーや朝倉未来などの人気YouTuberの自宅や職場にアポなしで押しかけ、
「メントスコーラやりましょうよ」
とコラボを強要するシーンを撮影。
特にシバターの自宅では家族の存在を無許可で暴露し、揉み合いに発展しました。
本人はこれらの行為を「売名のためだった」と語っており、過激な行動で再生数を稼ぐ“迷惑系YouTuber”の象徴となりました。
さらに深刻だったのは、2020年7月にコロナ感染中でありながら東京・千葉・静岡・広島・山口をマスクなしで移動したこと。
この無責任な行動が感染拡大の一因とされ、山口県知事が記者会見で名指しで批判するという異例の事態に。
その後も、
といった行為が続き、ネット上では「常識がない」「モラルが崩壊している」と非難が相次ぎました。
なお、2017年には高校や大学に侵入しスポーツ用品を盗んだとして逮捕されています。
その背景には、交際相手の父親の連帯保証で1,000万円以上の借金を背負ったという情報もあり、経済的に追い詰められていた可能性も。
こうした背景から、へずまりゅうは迷惑系YouTuberの代表として炎上を繰り返す存在となりました。
それでも「今は変わったらしい」との声もちらほら。
次の章では、「本当に更生したのか?」その真相に迫っていきます。
「あのへずまりゅうが“更生”したって本当?」
SNSでも驚きと疑念の声が飛び交っています。
一時は“迷惑系YouTuberの象徴”とまで言われた彼が、2023年に迷惑行為からの卒業を宣言。
この路線変更に、多くの人が「マジで?」「急にどうした」とザワつきました。
宣言後、へずまりゅうが本格的に取り組み始めたのが奈良公園でのゴミ拾いと鹿保護活動(餌やり禁止の呼びかけ)。
SNSには、ゴミ袋片手に公園内を清掃する姿や、観光客に注意を促す様子が投稿されるようになります。
最初のうちは「また目立ちたいだけでは?」「どうせ炎上目的でしょ」と冷ややかな視線が大半。
しかし、2023年から活動を継続し、徐々に評価が変わったのも事実です。
Xでは、
「本気で鹿のこと考えてるなら、見直した」
「口だけじゃなく、ちゃんと続けてるのが意外すぎる」
という好意的な意見も増えてきました。
ただし、全員が納得しているわけではありません。
中には「迷惑行為で得た注目を、今度は“更生路線”にすり替えてるだけじゃ?」といった指摘も。
実際、2024年4月には、誹謗中傷者への家庭訪問で物議を醸したこともありました。
X上のアンチコメントを書き込んでいた相手の個人情報を特定し、自宅に直接出向いて話し合いを要求。
しかも「50万円で示談にしよう」と切り出したと言われており、ネットでは再び炎上。
本人は「法的措置の一環」だと釈明したものの、「それって脅しと変わらないのでは?」と感じた人も少なくありません。
この件を受けて、
「やっぱり根っこの部分は変わってないのでは?」
「更生って言うなら、こういう行動やめてほしい」
という反発の声も強まりました。
一方で、本人はSNSやメディアで「過去の自分には吐き気がする」「もう人を傷つけるようなことはしない」と繰り返し発信。
反省の言葉と共に、社会貢献への意欲を強くアピールしています。
信じるかどうかは、見てきた人次第。
けれど、更生は言葉ではなく行動で示すもの。
一部では、「更生ビジネス」「キャラ変マーケティング」と批判されるように、単なるイメージ戦略と受け取る人もまだ多いのが現状です。
シバター氏は本人から「迷惑行為をしていた人間が良いことをすれば人気になりやすい」と聞いたそうです。
それでも、炎上狙いから社会活動へと軸を移したのは確か。
問題は、それが“持続するかどうか”。
信頼を取り戻すのは、一日ではできません。
次は、2025年7月に当選した奈良市議選について。
へずまりゅうに対する賛否が割れる中、なぜ票を集めることができたのか――その背景を見ていきましょう。
「へずまりゅうが奈良市議に当選!?」
2025年7月の奈良市議選の結果を見て、X(旧Twitter)上では驚きの声があふれました。
多くの人が「嫌い」「信じられない」と感じる中で、それでも彼は票を集め、当選を果たしたのです。
一体なぜ?
まず第一に挙げられるのは、迷惑系YouTuberとしての過去から、名前を知る人が非常に多いこと。
選挙では、名前を覚えてもらえているだけで有利になるケースも少なくありません。
「正直、他の候補知らなかったし」
「インパクトだけはあった」
そんな軽いきっかけでも、投票行動に影響を与える現実はあります。
次に注目されたのが、奈良公園での清掃活動と鹿保護運動(餌やり禁止の呼びかけ)です。
Xでは、へずまりゅうがごみ拾いや観光客へのマナー啓発を続ける様子が繰り返し投稿されており、一部では「観光地を守る行動は他の議員より評価できる」との声も。
特に奈良という“鹿の街”にとって、こうした活動は地元と相性が良かったとも言えます。
そしてもう一つ、SNSでの政策発信の巧みさも見逃せません。
「シカを守る!外国人観光客のマナー違反対策!」
と短く端的に打ち出し、若年層を中心に一定の支持を集めました。
とはいえ、全てがポジティブな反応ではありません。
一方、Xでは「過去の迷惑行為が許せない」と反発も根強いのが現状です。
こんな声も多数あり、世間の評価は賛否両論に割れています。
それでも、結果として票が集まり、彼は奈良市議として政治の場に立つことになりました。
当選により公人として責任を負い、政治の場で活動する立場になったという事実は重いものです。
当然、かつてのような自由気ままな行動は通用しません。
言動ひとつで信用を失えば、一気に信頼をなくす立場。
そんな中でも、『更生を信じたい』とXで評価する声もあったのは確かです。
「もう一度だけチャンスをあげてもいいのでは?」
「過去は消えないけど、行動が変わったなら未来も変わるかもしれない」
そう思った人々の投票が、結果として当選に繋がったのでしょう。
しかし繰り返しますが、信頼は“継続”によってしか積み上がりません。
一度過ちを犯した人間が本当に変われるのか。
迷惑行為で名を知られたへずまりゅうは、本当に更生したのか。
その答えはこれからの言動で、すべて証明されることになります。
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