「毎日のように見ていた“Twitter保存ランキング”が、突然表示されなくなった…」
そんな違和感に戸惑った経験はありませんか?
X(旧Twitter)を頻繁に利用している人にとって、保存数ランキングは“どの投稿が注目されているのか”をひと目で把握できる便利な指標です。
だからこそ、アクセスできなくなったり、ランキングが急に消えてしまったときの衝撃は小さくありません。
X(旧Twitter)を日常的に使っているユーザーにとって、保存数ランキングは
「どんな投稿が今バズっているのか」
「自分の投稿はどれほど注目されたのか」
を知るための、ちょっとした裏指標のような存在です。
それだけに、突然アクセスできなくなったり、ランキングそのものが消えてしまったりすると、驚きと不安が一気に押し寄せてくるものです。
「自分の環境が悪いのか、それともサービス自体の問題なのか…?」
焦る気持ちを落ち着かせるためにも、この記事では、保存ランキングが見られなくなる主な原因とその対処法について、わかりやすく丁寧に解説していきます。
保存ランキングが見られない主な原因
まず前提として押さえておきたいのが、いわゆる「保存ランキング」はX公式の機能ではなく、Twi-dougaやTwivideoなどの非公式な外部サービスやツールによって提供されているという点です。
中にはChrome拡張機能として提供されるものもあり、ユーザーがより簡単にランキングをチェックできるようになっていました。
これらのツールの多くは、Twitter(現:X)のAPIや独自の方法(たとえばスクレイピングなど)を使って、保存数やエンゲージメントを取得・表示しています。
しかし、その前提が大きく揺らいだのが2023年以降の動きです。
Xはこの時期、API提供に対して無料プランの廃止や有料プランへの一本化を進めました。
さらに、その後も利用条件の厳格化や価格改定など、サードパーティ開発者にとって厳しい環境が続いています。
そのため、以前は無料で使えていたランキングサービスが突然使えなくなったり、提供自体が終了してしまうという事態が、立て続けに起こっているのです。
「見れない」という現象の多くは、実はこのようなX側の仕様変更や制限の影響が大きな原因になっていると考えられます。
ブラウザやアプリの不具合もチェック
一方で、「自分の環境にだけ起きている現象」もあります。
たとえば、昨日までは表示されていたランキングが急に見れなくなった。
しかもスマホでは見れるのに、PCではエラーが出る。
こうしたときに考えられるのが、ブラウザやCookie、拡張機能による不具合です。
以下のような対処法を、順番に試してみましょう。
- 使用中のブラウザのキャッシュを削除
- Cookieをクリアしてからログインし直す
- 広告ブロック系の拡張機能を一時的に無効化する
- X公式アプリや使用中のブラウザを最新バージョンに更新する
特にアドブロックの拡張機能は、必要なスクリプトや通信をブロックしてしまい、サイトが正しく動作しなくなることがあります。
また、別のブラウザを使ってみる、あるいはシークレットモードでアクセスするのも効果的です。
シークレットモードではキャッシュやCookieの影響を受けないため、問題の切り分けに役立ちます。
保存ランキング系サービスの閉鎖や仕様変更
見落とされがちですが、ランキングサイト自体がすでに終了しているというケースもあります。
たとえばかつて人気のあったFavstarは、2018年にサービスを終了。
このツールは主に「いいね」や「リツイート数」に基づいた投稿ランキングを提供していましたが、X(旧Twitter)のAPI仕様変更の影響を受け、継続が難しくなったのです。
また、Whotwiといったサービスは、現在でも一部機能が利用可能ですが、本来はアカウント分析ツールであり、保存ランキングに特化しているわけではありません。
一部の期間限定機能やオプションで簡易的なランキングが表示されることもありますが、汎用的とはいえません。
このように、「保存ランキング」が見られないという現象の背後には、提供元のサービスそのものが終了・縮小しているという根本的な原因が潜んでいることもあります。
見られなくなったタイミングで、まずはそのサービスの公式ページやSNSを確認してみると、意外な事実が分かるかもしれません。
代替手段は?
「じゃあ、もう保存ランキングは見れないのか?」
そんな疑問を抱く方もいるでしょう。
実際、同じような機能を持つサービスは少なくなってきてはいるものの、代替的に使える手段はまだ存在します。
たとえば、
- Xの検索機能で「from:ユーザー名」や特定のハッシュタグを使って人気投稿を探す
- X公式のアナリティクス機能を利用して、自分の投稿の「いいね」「リツイート」などのエンゲージメントを確認する
- Twi-dougaやTwivideoなど、ランキング形式で動画保存ができる非公式サイトを活用する(ただし信頼性・安全性の確認は必要)
これらの方法を組み合わせれば、「保存数」という明確な指標がなくても、投稿の影響力や人気度を把握する目安にはなります。
さらに、今後もユーザーニーズに応える形で、新しい分析ツールや可視化サービスが登場する可能性は十分にあります。
SNSの世界は変化が早いからこそ、最新情報にアンテナを張っておくことが大切です。
まとめ
保存ランキングが急に見られなくなったとき、焦る気持ちはとてもよくわかります。
ですが、大切なのは冷静に原因を見極めること。
考えられる主な原因は次の3つです。
- XのAPI制限による外部サービスの停止・終了
- 使用中のブラウザやアプリの不具合・設定ミス
- ランキング機能自体の仕様変更や廃止
まずは、
「自分の環境だけの問題なのか」
「サービス側に変化があったのか」を切り分けてみましょう。
そのうえで、キャッシュ削除や別ブラウザの利用、代替サービスの活用など、現時点でできる対処法を一つひとつ試していくことが解決への近道です。
今後もXの仕様変更は随時発生することが予想されます。
そのため、Xの公式アカウントや信頼できるニュースサイトから最新情報を常にチェックしておくことが、トラブルを未然に防ぐ鍵となるでしょう。
機能が使えなくなることに対してネガティブに捉えるのではなく、新しい使い方やツールの発見に繋げる柔軟な姿勢こそが、Xを上手に活用するための秘訣なのかもしれません。