最近、大阪・関西万博をめぐって
「メタンガスって危なくないの?」
といった声がじわじわ増えてきました。
2024年の爆発事故や、2025年に寺本けんた市議が検知した件など、たしかに不安になるニュースがちらほら。
でも、その裏でこの話題が「万博反対」の動きと結びついていること、ご存じでしょうか?
寺本けんた氏は共産党の地方議員で、党としても万博そのものに批判的な立場を取っています。
メタンガスのリスクが強調される一方で、「これは本当に安全性だけの問題なのか?」という声も少なくありません。
政治的な意図や反対運動との関連――
ガス問題の背景には、ちょっと複雑な構図が見えてきそうです。
ということで、今回はこの万博の『ガス問題の裏にある意図』や『メタンガスの安全性』についてわかりやすく解説していきたいと思います。
大阪・関西万博の会場となる「夢洲(ゆめしま)」が、いま何かと話題です。
とくに、「メタンガス、大丈夫なの?」という声がじわじわ広がってきています。
きっかけは、2024年3月に発生した爆発事故。
場所はグリーンワールド(GW)工区のトイレ建設現場でした。
溶接中に飛んだ火花が、床下の配管ピットにたまっていたメタンガスに引火。
その瞬間――ドンッ!
コンクリートの床約100平方メートルが吹き飛び、現場は一時騒然となりました。
幸い、ケガ人はいませんでしたが、SNSでもニュースでもこの話題が一気に拡散。
「え、夢洲ってそんなに危ない場所だったの?」
そんな声が、あちこちから聞こえてくるようになったのです。
そもそも夢洲は、産業廃棄物や建設残土で埋め立ててできた人工島。
地盤には、昔の“ゴミ”が層になって埋まっている状態なんです。
しかも、その中には有機物や化学物質が含まれていて、それが分解される過程で生まれるのが、可燃性のメタンガス。
このガス、目には見えず、においもありません。
普段の生活で気づくことはまずありませんが、空気中の濃度が5~15%になると、爆発リスクが一気に高まります。
密閉空間でそこまで濃度が上がり、火花が飛んだら――「ドカーン!」。
あの事故は、まさにそれが起きた結果だったのです。
当然、万博協会も慌てて対策を開始しました。
換気ファンを設置したり、便器の隙間をシリコンで埋めたりといったガス侵入対策、
作業前の濃度測定の徹底、そしてガスデータの公開方針まで打ち出しました。
でも、ここで湧き上がるのが市民の素朴な疑問。
「…で、それで本当に大丈夫なの?」
実際、その後の調査ではGW工区だけでなく、パビリオンワールド(PW)工区など、他のエリアでもメタンガスが検出されています。
しかも2025年4月には、爆発下限を超える5vol%以上の濃度を記録した地点もあったとか。
協会側は「安全管理は万全」と言い切ります。
でも「それってどこで? 何時に? どういう状況で?」という具体的な中身がはっきりしないのが正直なところ。
「データは出してる」と言われても、それが本当に信頼できる内容なのか?
“見えないガス”に加えて、“見えにくい説明”。
それが、この問題をより複雑にしている理由かもしれません。
そして、そんな中で、ある政治勢力が大きな動きを見せ始めました。
そう――日本共産党です。
次のパートでは、共産党がこのメタンガス問題にどう関与してきたのか?
ガスよりもきな臭い、そこにある“本当の狙い”にも迫っていきます。
前のパートでも少し触れましたが、この“メタンガス騒動”に最も敏感に反応したのが――日本共産党なんです。
なかでもひときわ目立ったのが、守口市議会議員の寺本けんた。
2025年4月6日。
彼はテストラン中の万博会場に自ら出向き、なんとガス検知器を持参して現地調査を実施。
そこで爆発下限界を超える**「5vol%以上」**のメタンガス濃度を検出し、その場で消防に通報。
この一連の行動はSNSにもすぐ投稿され、話題が一気に拡散されました。
寺本は元消防士という肩書きを持ち、安全への意識が高いことは間違いありません。
「市民の命を守りたい」という想いが根底にあったのも理解できます。
でも、ちょっと気になるんです。
この行動、ほんとうに“安全確認”だけが目的だったのでしょうか?
というのも、日本共産党は2024年4月の段階で万博の中止を公式に求めている政党。
寺本もその一員である以上、今回の行動には政治的な意図が含まれていた可能性は否定できません。
しかも、彼がガス検知後に放ったのがこの言葉。
「いのち輝くどころか、いのちが吹き飛ぶ」
これは、万博の公式テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を真っ向から皮肉った強烈なフレーズ。
テレビでコメンテーターが使えばトレンド入りしそうなインパクトです。
当然、メディアやSNSでもこの言葉が一人歩き。
「大阪万博、やっぱり危ないんじゃ?」という印象を多くの人に与えました。
もちろん、ガスの検出は事実。
でも、検知器を持って行って、測って、即通報して、SNSで発信する――
ここまでの流れができすぎてるというか、「偶然にしては手際よすぎじゃない?」と感じる人も少なくありません。
これは、“演出されたメディア露出”だった可能性もあると考えられています。
なぜなら、日本共産党はもともと万博を含む大型プロジェクトに対して批判的な立場。
地盤の不安、建設費の高騰、税金の使い方――
これに“安全リスク”というキーワードが加われば、「万博反対」の説得力はさらに増します。
言うまでもなく、安全性を問うこと自体は大切なことです。
でも、「命を守れ」という大義の裏に、“万博そのものを潰そう”という別の狙いが透けて見えたら、ちょっと話は変わってきますよね。
問題提起なのか、政治的パフォーマンスなのか。
ガスのリスクと、情報の使い方。
この2つは、いま改めて“分けて考える”ことが必要なのかもしれません。
ここまで読んで、
「え、なんかちょっと怖くなってきたかも…」
と感じた方、いると思います。
たしかに、メタンガスは火がつけば爆発の恐れがある“可燃性ガス”。
しかも2024年には、実際に爆発事故まで起きてしまったわけですから、不安になるのも当然です。
でも、「だからもう万博には行けない!」と決めつけるのは、ちょっと早いかもしれません。
というのも、あの事故が起きたのは、あくまで建設中の限られた現場だけの話。
しかも原因は、ガスの測定を怠った“人的ミス”が主因とされています。
つまり、「きちんとチェックしてさえいれば防げた可能性が高い」と言われているのです。
この事故を受けて、万博協会もすぐに対策を強化しました。
毎日のガス濃度の測定、換気設備の追加、火の使用ルールの見直し――
「もう二度と同じことが起きないように」と、かなり厳しめに取り組んでいます。
さらに会期中は、ガスの測定結果を毎日公開する方針も。
数値が“見える化”されれば、「今日は大丈夫かな?」って不安になる前に、ちゃんと確認できますよね。
それだけでも安心材料になるという人、多いと思います。
もう一つのポイントは会場の“つくり”です。
夢洲の万博会場は、基本的に屋外のオープンスペースが中心なんです。
なので、ガスが高濃度でたまり続けるような“密閉された空間”とは条件が大きく異なります。
もちろん、地下ピットのように閉鎖空間も一部にはありますが、そういう場所には換気設備や濃度測定の体制がすでに整えられているとのこと。
だからこそ、専門家の間でも「現状の対策が維持されれば、爆発の可能性は低い」という見方が出ているんですね。
今回の策略をまとめるとこんな感じです。
当然、どんなイベントにも“絶対の安全”なんてありません。
でも、少なくとも今の万博会場は「できる限りのことをしてる」と言える状態です。
そして、私たちにできることもあります。
それは、不安を感じたときこそ“自分で事実を確かめること”。
SNSやテレビのニュースって、ちょっと刺激的な見出しで不安をあおることもありますよね。
でも、協会が発表している濃度の数値や、安全対策の概要をちょっと見てみるだけでも「あれ?思ったよりちゃんとしてるかも」って、印象が変わるかもしれません。
大阪・関西万博って、“未来の社会を体験できる場所”なんです。
子どもたちにとっても、きっと一生の思い出になるはず。
だからこそ、過度に怖がらず、安全に気をつけながら楽しむ心構えが大事じゃないでしょうか?
それが、未来に向けて私たち一人ひとりが踏み出す“前向きな一歩”になるかもしれませんね。
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