赤坂の高級プライベートサウナ『SAUNATIGER』での火災事故、ニュースを見て息を呑んだ方も多いのではないでしょうか。
しかも、監修があの「ちょいワル」で有名なパンツェッタ・ジローラモさんだったことは大きな衝撃を与えています。
ネット上でもトレンド入りし、騒然としているこの事故。
一体現地で何が起きたのか、事故の状況や気になる噂、写真削除の謎について分かりやすくまとめました。
サウナタイガーで火災事故
2025年12月15日のお昼ごろ、東京都港区赤坂の一等地にある高級会員制プライベートサウナ『SAUNATIGER』で火災が発生しました。
消防隊が駆けつけたときには、30代くらいの男女2人が個室の入り口付近で倒れていたそうです。
発見時の状況から、逃げようと必死に入り口まで這っていったものの、力尽きてしまった姿が目に浮かび、胸が張り裂けそうになります。
お二人とも全身にひどいやけどを負っており、その後、搬送先の病院で亡くなられたとのこと…。
本当に痛ましく、心が締め付けられるようなニュースですよね。
現場の状況から、お二人はサウナ室から出られなくなり、閉じ込められてしまった可能性が高いと言われています。
本来、プライベートサウナは「密室」であることが最大の魅力ですが、緊急時にはその閉鎖性が仇となり、助けを呼べない孤独な空間へと変わってしまうリスクも潜んでいるのです。
一部の報道では「ドアノブが外れていた」という情報も出ており、もしそれが事実なら、想像するだけで恐怖で震えてしまいます。
事故が起きたらしい赤坂サウナのPR動画を見ていたら、金属ドアに木製のDIYっぽいドアノブって怖すぎ。そりゃ「ちょっと待って🖐️」と言いたくなる案件だよな。 pic.twitter.com/sFxsk8n4TM
— 担々麺は汁無しに限る (@no_soup_dandan) December 16, 2025
充満する煙の中で呼吸が苦しくなる中、頼みの綱であるドアノブが外れてしまい、内側のツルツルとした扉をどうしても開けられないなんて、想像しただけでも胸が痛みます。
出火の原因については現在も調査が続いているようですが、施設側がスマートフォンの持ち込みを許可していたことから、「バッテリーが発火したのでは?」「一酸化炭素中毒の可能性もあるのでは?」といった様々な憶測が飛び交っているようです。
事故を受けて、施設側はすぐに公式ホームページで謝罪コメントを発表し、当面の間は営業を停止する措置をとったようです。
せっかくのリラックス空間が、こんな悲しい事故現場になってしまうなんて、誰も予想できなかったでしょう。
一般的に「高級店なら設備も安全だろう」というバイアスがかかりがちですが、高額な料金と防災設備の強度は必ずしも比例しないという現実を突きつけられた気がします。
原因究明はもちろんですが、二度とこんなことが起きないよう、徹底した安全管理が求められますね。
赤坂サウナ監修は誰?
今回の事故で改めて注目されているのが、この『SAUNATIGER』の監修を手がけたのが誰か、という点です。
すでにご存じの方も多いと思いますが、あのイタリア出身のモデル兼タレント、パンツェッタ・ジローラモさんなんですよね。
赤坂サウナ火事2人死亡
ジローラモ監修で思い出したがレオンってまだあるん? pic.twitter.com/bSqrNreNqU
— こうこう(転生🐦🔥) (@7Bcoo4YBK655316) December 16, 2025
「ジローラモさん」の愛称で親しまれ、おしゃれで陽気なキャラクターは日本でも大人気です。
実は彼、大のサウナ好きとしても知られているんですよ。
『SAUNATIGER』は2022年8月にオープンした際、ジローラモさんを「監修パートナー兼ゼネラルマネージャー」として大々的に紹介していました。
施設のコンセプトは「大人の隠れ家」。
引用 : SAUNATIGER
彼の持つイタリアンなセンスと、日本文化へのリスペクトが融合した、かなりこだわりの強い空間だったようです。
全室完全個室で、ヒノキの水風呂やセルフロウリュ、さらには高級アメニティまで完備されていたとか。
都会の喧騒を離れ、誰にも邪魔されずに自分だけのロウリュを楽しむ…そんな優越感に浸れる場所として、多くのサウナーの憧れだったに違いありません。
そして、一番驚きなのがそのお値段です。
ビジター利用で120分19,000円から、VIPルームになるとなんと59,000円超え!
さらに会員制プランは月額6万円からスタートし、最高ランクのダイヤモンドプランだと月額39万円にもなると言われています。
私の家賃が何ヶ月分払えるんだろうって、思わず計算しちゃいました。
これだけの金額設定は、単なる施設利用料というよりも、「誰にも会わない」「顔を指されない」という究極のプライバシーと安心感を買うためのコストだったのかもしれません。
ただし、ここで注意したいのは、「監修」という立場が必ずしも運営の実務責任を負っているわけではない、というビジネス上の構造です。
ジローラモさんのサウナ愛とこだわりが詰まった、一般庶民にはちょっと手が出ない「超」特別な空間だったことは間違いなさそうです。
写真が削除された理由とは
今回の事故を受けて不可解な動きがありました。
『SAUNATIGER』の公式ホームページやSNSから、施設内部の写真や、ジローラモさんが監修者として映っているプロモーション画像が一斉に削除されたようなのです。
今見たらさっきまであったジローラモ氏のページが削除されてるみたい。何か都合の悪いことでもあったのかな? pic.twitter.com/z6XPI4qOmJ
— くもじろー (@Hunts_Manjirou) December 15, 2025
オープン時や2周年記念の時には、あんなに豪華な内装の写真や、ジローラモさんがサウナ室でダンディにポーズを決める写真が公開されていたのに、今はもう見ることができません。
検索してページを開いてみても、昨日まであったはずの笑顔の写真が忽然と消えている…そんな状況に、ユーザーは違和感を覚えざるを得ないでしょう。
報道などを見る限り、事故の重大さを鑑みて、施設側がネガティブなイメージの拡散を防ごうとした可能性が高いと考えられます。
一部のメディアでは、ジローラモさんの名前を出さずに「60代の超有名男性タレント」と匿名で報じているところもありました。
これには、「彼のタレントとしてのブランドイメージを守る意図があるのでは?」と勘繰る声も上がっているようです。
芸能人の契約には、不測の事態が起きた際に即座に露出を控える条項が含まれていることも多いので、事務所サイドからの強い要請が働いたとも推測できますね。
公式な発表はないものの、過去のプレスリリースやネット上のキャッシュデータを見れば、彼が監修に関わっていたことは明白ですよね。
逆に、あわてて削除したことで「隠蔽しようとしているのでは?」と、ネット民の関心を集めてしまっている皮肉な状況とも言えそうです。
デジタルタトゥーという言葉があるように、一度ネットに出た情報は、公式が削除したからといって完全に消し去ることは難しく、かえって「答え合わせ」のように拡散されてしまう側面もあります。
今回の火災事故は、空前のサウナブームの裏側で起きた、あまりにも悲しい出来事でした。
ジローラモさんご自身も、手塩にかけた施設でこのような事故が起き、心を痛めているかもしれません。
「高級だから安心」「有名人が監修だから大丈夫」と思い込むのではなく、私たち利用する側も、避難経路の確認など安全への意識を持つことが大切なのかもしれませんね。




