2025年3月11日、東京・高田馬場で起きた衝撃的な事件が日本中を震撼させました。
ライブ配信中の女性ライバー・最上あいさん(22)が、40代の男性・高野健一容疑者にサバイバルナイフで刺され、死亡したこの事件。
警視庁によると、高野容疑者は「彼女に大金を貸したが、返してもらえなかった」と供述。
さらに、配信中に公開された居場所を特定し、襲撃したとみられています。
本来ならば、「ストーカー事件」として報じられるはずでした。
しかし、SNSでは驚くべき反応が広がります。
「殺人はダメだけど、加害者の気持ちは痛いほど分かる」
「またこのパターンか…騙される男が増え続けてる」
↑たぬかなさん「弱者にとって250万は命の重み」「報復があって然るべし」
被害者への哀悼とともに、加害者に「同情する」声が次々と上がっているのです。
なぜ、これほどまでに共感が集まっているのか?
そこには、「頂き女子と呼ばれる女性たちの存在」 と「恋愛市場における弱者男性の孤独」という、単なるストーカー事件では片付けられない複雑な背景がありました。
過去にも繰り返されてきた悲劇
今回の事件に違和感を覚えた人も多いでしょう。
なぜなら、こうした事件は過去にも何度も起きているからです。
2022年・埼玉事件 → 26歳の男性が、33歳の女性配信者を刺殺。
「お金を貢いだのに裏切られた」という動機だった。
2024年・千葉事件(通称:NSX事件)→ 高級車を売却し、ガールズバーの女性に貢ぎ続けた男が、25歳の女性店長を刺殺。
供述では「お金を貸したが、返してもらえなかった」とのこと。
高田馬場事件と、これらの事件の共通点は明確です。
「女性に大金を投じた男性が、裏切られたと感じたときに感情が暴走する」。
X(旧Twitter)上でも、こうした「またこのパターンか」という声が広がりました。
女性ライバーという「恋愛巧者」
女性ライバーと聞くと、「ただ配信をしている人」という印象を持つかもしれません。
しかし、彼女たちは無意識のうちに男性心理を揺さぶるのが上手いところがあります。
たとえば、こんなやり取り。
📌 「〇〇さん、いつも応援してくれてありがとう!」
📌 「ほんとに助かる~!〇〇くん、優しいね♡」
📌 「〇〇くんのおかげで頑張れる!」
恋愛経験が豊富な男性なら、こうした言葉を「営業トーク」として受け流せます。
しかし、恋愛経験が少ない男性にとっては、これは「特別な関係」に見えてしまう。
いわば、行きつけの飲食店で「〇〇さん、いつも来てくれてありがとう!」と店員に言われて、常連扱いされてると勘違いするのと似ています。
ただ「客として認識されているだけ」なのに、心のどこかで「自分は特別な存在なのでは?」と思ってしまうのです。
実際、最上さんは、高野容疑者に何度もお金を借りていました。
そして最後には、
「絶対返すから100万円貸して」
最初は「助けたい」と思っていたのかもしれません。
でも、何度も「お金が必要」と言われるうちに、次第に「頼られること」が嬉しくなる。
まるで、カジノで「あと一回勝てば取り返せる」と思ってしまう心理に似ています。
どこかで「もう無理だ」と思っても、それまで積み上げたものを無駄にしたくないから、引き返せないのです。

SNSで広がる「加害者への理解」

事件発覚後、Xでは次々と共感の声が上がりました。
📌 「250万も貸して、裁判勝っても無視されたら、そりゃおかしくなるよ」
📌 「殺人はダメだけど、これが事実なら話が違う。明らかに騙されてるじゃん」
📌 「男のピュアな気持ちを利用するのは、人として一番やってはいけないこと」
📌 「こういうのがまかり通る社会だから、また同じ事件が起こるんだよ」
最初は純粋な気持ちだったのかもしれません。
「助けて」と言われたから手を差し伸べた。
「困ってる」と言われたから、何度もお金を貸した。
でも、最後に残ったのは、裏切られたという絶望と、自分がただの都合のいい存在だったという現実でした。
Z李氏が二人のLINEのやりとりを暴露しています。
殺されたふわっち配信者さんが逮捕された高野健一容疑者に金を借りる時のLINEをまた入手したんだけど、これはなかなかきついな。
高野の好意に気付いていながら「借りれないなら死ぬ」は脅迫みたいなもんよ。
殺した高野が圧倒的に悪いのは当然だが、こういう引っ張り方する女もいつか痛い目をみる。 pic.twitter.com/AN4W4Cu7CU— Z李 🇺🇦 NO WAR 🕊 (@ShinjukuSokai) March 12, 2025
高野健一容疑者は、消費者金融から借金をしてまで最上あいさんにお金を渡していたそうです。
下の記事で詳しく情報をまとめています。
▶最上あいへの凶行は金銭要求が動機?いただき女子が招いた不幸か
それでも、法律は何もしてくれなかった。
SNSでは、「これはストーカー事件ではなく、感情を利用された結果、暴発したケースではないか」という声が多く上がっています。
犯人に同情を寄せるネットの声

ネット上には、犯人に同情するこんな声があがっています。
絶対返すから100万借りたい
↓
ブロックしちゃったいや草。いま誰かに金借りてる人、マジですぐに返しとけ。
>〈女性ライバー刺殺・衝撃LINE入手〉「時間かかると思うけど絶対返すから100万かりたい」「もう頼まないから5万だけおねがいしていい?」…高野容疑者と「最上あい」金銭トラブルの詳細 pic.twitter.com/weYFmguJSe
— お侍さん (@ZanEngineer) March 12, 2025
「女性ライバー刺殺・衝撃LINE入手」ほとんど豊田商事事件やな。
こいつ殺害されてもやむを得ないことしとる!😠 pic.twitter.com/WKz5Y1gN54— てんすい (@jdjpwt) March 12, 2025
女性ライバー刺殺・衝撃LINE入手
のトレンド見たら、ホントに衝撃。
あんなの観たらどうしてかな被害者よりも加害者の方に同情しそうになる。
殺しはいけないのは分かってるけど、この事件知れば知るほど被害者の人間性に反吐が出る。— 八星@花栄 (@kosei08177623) March 12, 2025
最上あいさんには婚約者がいたらしいとの噂もあります。
下の記事で詳しく情報をまとめています。
▶最上あいに婚約者がいた?事件後に浮上した「ゆい」の正体とは
まとめ
この事件は、ただの「金銭トラブル」でも、「ストーカー事件」でもありません。
人の弱さや寂しさが生んだ、悲劇と言えるのではないでしょうか。
ライバーの世界では、視聴者が投げ銭をするのは当たり前の文化。
しかし、それが「個人的なお金の貸し借り」に発展したとき、トラブルになる可能性が高まる。
そして、何より怖いのは、この事件は決して特別なケースではないということです。
どこかの配信で、どこかのガールズバーで、どこかのSNSで、
今日も同じように「助けて」と言われて、お金を差し出してしまう人がいる。
そして、その「助けて」が、彼にとって人生で初めての、そして最後の希望だったとしたら?
そりゃ『無敵の人』になってしまうのは無理ありません。
それに、犯人は統合失調症持ちだったとも言われています。
そこもこの事件を引き起こした大きなポイントです。
誰もが「もう少し気をつけていたら」と言うでしょう。
でも、その「もう少し」は、どこで気づくべきだったのか。
女性側も、「相手がどう受け取るか」を考えなければならない。
男性側も、「自分が本当に求められているのは何なのか?」を冷静に考える必要がある。
この事件は、決して「特別な人間」だけが起こしたものではないのかもしれません。