Xのチャット機能は有料？DMとの違いと注意点を解説！

 

「Xを開いたらDMが突然『Chat』に変わってる！有料なの？」

2025年12月、SNS上ではこんな驚きの声が続出しています。

新機能『Chat』への移行に伴い、「過去のDMが消えた」といったトラブルも報告されており、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、X Chatの機能詳細から有料・無料の真偽、旧DMとの違い、そしてトラブル回避のための重要設定まで徹底的に解説します。

突然の変化に戸惑っているあなたも、これを読めば安心して新機能を使いこなせるようになりますよ！

 

Xのチャット機能って何？

 

Xのチャット機能（X Chat）は、2025年11月頃から一部のユーザーに提供が開始された、従来のDM（Direct Messages）を大きく進化させた新しいメッセージングシステムのことです。

XのCEOであるElon Musk氏が掲げる『everything app（何でもできるアプリ）』構想の一環として、WhatsAppやSignalのような、より安全なコミュニケーションができるアプリを目指して、少しずつ導入が進められているんですよね。

なぜこれほどメッセージ機能の強化を急ぐのかというと、将来的にはアプリ内で決済や金融取引を行うことを見据えており、そのためには金融機関レベルの高度なセキュリティ基盤が不可欠になるという背景があるからです。

主な特徴としては、iOSとAndroidアプリで『Messages』タブが『Chat』タブに変わり、見た目が新しくなったことが挙げられます。

公式発表によれば、『セキュアメッセージングの新時代』として、エンドツーエンド暗号化（E2EE）が最初から搭載されているのが大きなポイントです。

エンドツーエンド暗号化のおかげで、メッセージの内容が第三者に盗み見られる心配が減るから、安心してやり取りできますよね。

技術的には、サーバー側ですらメッセージの内容を解読できない仕組みになっているため、運営会社による検閲やデータ漏洩のリスクも極限まで抑えられているんです。

 

さらに、メッセージの編集機能（1メッセージにつき5回まで）、消滅メッセージ（Vanishing Mode）、スクリーンショットを撮られると通知が来る機能など、プライバシー保護に力を入れた機能が追加されているんですよ。

これは日常のやり取りで非常に助かりますよね。

 

ただし、まだベータ版ということもあり、グループチャットの管理者機能やボイスメモの一部の機能はまだ実装されていないみたいです。

これらの機能は今後追加される予定とのことなので、楽しみに待ちたいところですよね。

一方で、セキュリティが強固になりすぎたがゆえの盲点として、スマホを紛失したりパスワードを忘れたりした場合、運営側でもデータを復元できず、過去のやり取りが永久に失われるリスクがある点には注意が必要でしょう。

 

チャット機能は有料？

 

Xのチャット機能自体は、基本的に無料で利用できますので、ご安心ください。

Xの公式ヘルプにも、『DMおよびChatの基本的な利用は全ユーザー無料』とはっきりと書かれていて、Chatへの移行にお金がかかることはありません。

ただし、今まであったDMの送信制限（無料ユーザーは1日に数百件まで、詳しい数は非公開）は、引き続き適用されることになっています。

これは単なる意地悪ではなく、自動プログラムを使って無差別にDMを送りつけるスパム業者を排除し、一般ユーザーの受信トレイをクリーンに保つための重要な防衛策なんですよね。

もし、もっとたくさんメッセージを送りたい場合は、X Premium（月額約1,000円〜、地域によって値段が違います）に加入すると、無制限に送信できるようになったり、メッセージが優先的に表示されるなどの特典が受けられます。

 

これは、あくまで追加の特典という位置づけなんです。

例えば、フォロワー全員に「おはようございます！」と個別に挨拶回りをしたり、イベントの告知を短時間に大量送信したりするような使い方を想定しているなら、無料版の制限に引っかかる可能性が高いかもしれません。

 

また、クリエイター向けの購読者限定DMという、別の有料プランもありますが、これは一般のユーザーには関係ありません。

2025年12月現在、Chatへの移行に伴ってデータが消えたり、不具合が起きたりする報告がありますが、これらは課金とは関係なく、ベータ版の技術的な問題だと考えられます。

一般的には「課金すれば解決する」と思われがちですが、実はX Premiumに加入していても、過度な送信を行えばスパム認定されてアカウントがロックされるリスクはゼロではないため、運用の仕方には引き続き節度を持つことが大切ですよ。

もしX Premiumについてもっと詳しく知りたい場合は、Xの公式ページで確認してみてくださいね。

 

DMとの違いや注意点まとめ

 

旧DMと新しいChat機能の主な違いをまとめると、こんな感じになります。

まず、見た目が大きく変わり、『Messages』から『Chat』タブに変わって、全体的にスッキリした印象になったと思います。

ただ、この変更で、固定していたDMが外れてしまったり、検索がしにくくなったという声もユーザーから上がっているみたいですね。

Xのダイレクトメッセージ機能が謎のチャットになって困惑してます

— hIRooooo🔝🔜Hiro(ヒロ) (@ih_rooooo) December 9, 2025

セキュリティ面では、旧DMが部分的な暗号化だったのに対して、新しいChatはE2EEを標準で採用し、Signalのような高いレベルのプライバシー保護を実現しています。

これは、かなり大きな進化だと言えるでしょう。

しかし、移行時に過去のDMが消えてしまうケースが多発しているのは、ちょっと困りものですよね。

この現象は、旧システムから新システムへデータを暗号化しながら移管する際の処理エラーが原因である可能性が高く、時間が経てば自動的に復旧するケースもあるようです。

新機能としては、メッセージの編集や消滅モード、ビデオ・音声通話（電話番号は不要）が追加され、ファイルの共有も今までより速くなっています。

これは嬉しいポイントですよね。

 

でも、グループの名前が変更できなかったり、通知が遅れて届くといった不具合も報告されているので、今後の改善に期待したいところです。

初回アクセス時に必要な4桁のPIN設定も、ちょっとした混乱の原因になっているみたいです。

は？
DMに入ったらこれになってるんだけど？
“Xチャット”･･･？🤔 pic.twitter.com/GzOzbL5uKU

— .幻夢(.Genmu)👻 (@Genmu_Cosaes) December 8, 2025

もしPINを忘れてしまうと、Chatにアクセスできなくなるリスクがあるので、注意が必要ですよ。

このPINは単なるログインパスワードではなく、あなたのメッセージデータを復号するための「デジタルな鍵」そのものですから、絶対に失くさないように管理してください。

 

万が一PINを忘れてしまった場合は、アプリをアップデートしたり、一度ログアウトしてから再度ログインすると、PINをリセットできる場合があります。（Xのサポートも推奨している方法です）

また、Web版のX（https://x.com/messages）では、まだ旧DMが残っている場合があるので、一時的な対処法として利用してみるのも良いかもしれません。

ただし、Web版もいずれ強制的に新Chatへ切り替わる可能性が高いため、今のうちに大事なやり取りはスクリーンショット等でバックアップを取っておくのが賢明でしょう。

無料ユーザーのDM制限と有料プランを混同している人も多いようなので、設定画面（プライバシー→DM）で受信設定をきちんと確認しておくことが大切です。

 

Xのチャット機能への移行は、まだ始まったばかりで、色々な意見が出ていますが、より安全で便利なコミュニケーションを目指した試みであることは間違いありません。

今後のアップデートで、さらに使いやすくなることを期待したいですね。