かっちゃんは幼少期になぜ登場しなかった?
脚本の“後出しジャンケン”?
まず考えられるのは、意図的な“後出し設定”。
第3週で初登場した貴島中尉。
彼との過去は、のぶとの何気ない会話の中でサラッと語られるだけ。
木登り?魚釣り?幼なじみ?
まるで「え、今それ初めて聞いたけど!?」ってツッコミたくなる展開(笑)
でもこれ、ただの後付けじゃないのかも。
朝ドラにはよくある、“過去の関係性を後からチラ見せして視聴者を揺さぶる”パターンです。
たとえば『カムカムエヴリバディ』でも、雉真稔が再登場して「うわ…その繋がりあったんかい!」となったように、今回の“かっちゃん”も仕掛けのひとつなのかもしれません。
つまり脚本のねらいは、「のぶと嵩の関係が深まりそう…」というところに、貴島を急投入して揺さぶる!
これ、朝ドラ特有の“感情エグり技”なんです。
幼少期の描写が物語の焦点でなかった
続いての可能性は、物語の焦点が別にあった説。
第1週~第2週の幼少期編では、のぶ(永瀬ゆずな)と嵩(木村優来)、それに同級生たちとの関係がメインテーマ。
のぶの成長や家族の絆、そして“パンの原点”に迫る展開が詰め込まれてました。
そう考えると、貴島くんの出番は“後半戦”にこそ本領発揮って構成だった可能性大。
「子ども時代、たしかにいたけど、物語に絡むのはこれからだよ」ってやつですね。
時間の制約とキャストの優先度
忘れてはいけないのが、朝ドラは1話たったの15分という超ハイパー凝縮番組。
そこに登場人物、テーマ、伏線、全部詰め込むって、そりゃあ大変ですよ。
子役ひとり追加するだけで、キャスティングから撮影スケジュール、演出まで全部変わります。
「カッちゃんの子ども時代、入れたいけど無理じゃね?」って判断、リアルにあったかもしれません。
だからこそ、今はのぶ・嵩・蘭子ら主要キャラに絞って、貴島くんは“後のお楽しみ”にまわされた可能性、あるかもしれません。
視聴者へのサプライズ演出
脚本が仕掛けたかったのは、たぶんこれ。
第11話でのぶが「カッちゃん!」と呼んだ瞬間、視聴者の頭には「え、だれ!?」のクエスチョンマークが浮かびましたよね?
でも、それこそが演出の狙い。
意外性と話題性で、一気に注目を集める作戦。
実際、X(旧Twitter)では
「カッちゃんって急に出てきたけど?」
「いつの話?」
と、ツッコミと困惑の声がズラリ。
つまり、「みんながザワつく=注目されてる」ってことなんです。
やるな、脚本家さん。
今後の回想シーンの可能性
そして最後に、忘れちゃいけないのが「まだ描かれてないだけ説」。
朝ドラって、後半にしれっと回想シーンが差し込まれること、よくあると思うんですよね。
のぶが何かに悩む場面で「そういえば、あの頃…」みたいな流れで、木登り少年・カッちゃん(仮)が登場する日が来るかもしれない!
ただ、2025年4月14日現在、NHK公式や予告にはその情報ナシ。
つまり現状では、“描かれてない”のではなく、“まだ出してない”状態。
これ、後から感動シーンとして回収される流れ、全然あるかもしれませんね。