2024年2月19日、岩手県大船渡市で発生した大規模火災。
「過去最大級」とも言われ、多くの住宅や建物が焼失しました。
現在、公式な調査が進められていますが、どうにも腑に落ちない点が…。
「燃え広がり方が異常すぎる」
「家だけがピンポイントで燃えている」
――そんな不自然な現象が、SNSで話題になっていました。
さらに、火の手は複数の場所で同時に上がり、まるで意図的に仕組まれたかのように見えるとか見えないとか。
そのため、「自然火災ではなく、何か別の力が働いたのでは?」という憶測が飛び交っているのです。
特に注目を集めているのが、レーザー兵器による攻撃説。
さらに、スマートシティ計画との関連まで囁かれ、不安と疑問の声が高まっています。
「さすがにそんな陰謀論ないよな…」
そう思ってはいるんですが、やっぱり気になったのでその辺りの疑惑をガッツリ調べて情報をまとめてみました!
果たして、この火災の本当の原因は何なのでしょうか?
ネットで囁かれる驚きの噂と、その真相に迫ります。
目次
レーザー兵器説が浮上した理由は?
「レーザー兵器説」が広がったワケ
スマートシティ計画と山火事の真相
引用 : @GOD03993014のxより
「今回の大船渡市の火災、スマートシティ計画と関係があるんじゃないか?」
そんな声も、じわじわと広がっています。
どういうことかというと、
「火災が起きたあとに再開発を進めやすくするために、誰かが意図的に火をつけたんじゃないか?」
っていう説が浮上してるんです。
まるで
「この土地、キレイにしたいんだよね~」
って計画してたら、
突然の大火災!
みたいな流れになってるわけです。
またまた、そんな漫画みたいな話…。
と言いたいところですが、これ、本当に偶然なのでしょうか?
1. 大船渡市がスマートシティの候補地
引用 : 大和ハウス工業
実は、大船渡市は以前から「スマートシティ化」を進めている地域のひとつとされています。
スマートシティとは、最新の通信技術やエネルギー管理システムを駆使して、未来型の便利な街を作るプロジェクトのこと。
カッコよく言えば「次世代の都市」。
でも、そのためにはどうしても古い建物を撤去したり、新しい都市計画に合わせた土地整理が必要になってくるんですね。
となると、ふと疑問が湧きませんか?
「もしかして、火災で強制的に“整理”しようとした……?」
そんな考えが、SNS上でささやかれているんです。
2. 太陽光パネル設置のための放火?
引用 : https://shouene-kaden2.net/learn/energy_natural/energy_a.html
さらに、もうひとつ浮上しているのが、
「太陽光パネルを設置するために、誰かがわざと火をつけたんじゃないか?」
という説。
「そんなこと、あり得る??」
と思うかもしれませんが、実は海外では似たような話があるんです。
実際、海外では「再開発プロジェクトのために放火が行われた」という事例があります。
例えば、イタリアではマフィアが火をつけて土地の価値を下げ、安く買い取るという、映画さながらの手口が実際に報告されています。
こんな事例があるだけに、大船渡の火災も「まさか同じパターン?」と疑う人が出てくるのも無理はないかもしれません。
3. スマートメーターの危険性
さらに、「スマートシティ計画」といえば欠かせないのがスマートメーター。
引用 : https://www.sougou-gfm.co.jp/encyclopedia/?p=540
そして、もうひとつ注目されているのが、「スマートメーター」の存在。
スマートメーターとは、電力を効率的に管理できる便利なシステム。
スマートシティには欠かせない技術ですが、実はこれが火災の原因になる可能性があると言われています。
事実、日本国内でもスマートメーターが関与したとみられる火災が過去に発生しています。
となると、当然こういう声が出てくるわけです。
「もしかして、今回の大船渡の火災にも関係してるんじゃないの?」
便利な技術が裏目に出ることって、けっこうありますよね。
でも、もし本当にスマートメーターが火災の原因だったとしたら……?
もう、シャレになりません。
SNSで拡散する噂はどこまでがデマなのか?

大船渡市で発生した大規模山林火災。
SNSではさまざまな噂が飛び交い、まるで「真実」が隠されているかのような空気になっています。
でも、実際には多くの情報がデマであることが確認されているんです!
では、ネットで話題になった主な誤情報を整理してみましょう。
1.「レーザー兵器による攻撃」説
【事実】そのような証拠は一切確認されていない
「空からレーザーが照射された!」
「まるでSF映画みたいな燃え方だ!」
こんな投稿がSNSで拡散されましたが、実際の火災現場でレーザー兵器の痕跡は見つかっていません。
さらに、拡散された映像の一部は過去の海外の火災映像だったり、AIで生成されたフェイク動画だったことが判明しています。
「光の筋が見える=レーザー攻撃!」という発想は面白いですが、証拠がない以上、完全に都市伝説の域を出ません。
2.「スマートシティ計画のために放火された」説
【事実】火災とスマートシティ計画を結びつける根拠はない
確かに、大船渡市はスマートシティ化を進めている地域のひとつ。
でも、「計画を進めるために意図的に火災を起こした」という証拠はどこにもありません。
「海外では土地の収用目的で放火されたケースがある!」という話もありますが、今回の火災がそのパターンだと断定するのはあまりにも飛躍しすぎ。
疑うことは大事ですが、証拠がなければただの陰謀論になってしまいます。
3.「スマートメーターが火災を引き起こした」説
【事実】スマートメーターが原因と断定できる証拠はない
スマートメーターが発火した事例は過去に報告されています。
しかし、今回の火災でスマートメーターが直接の原因になったとする確実な証拠はなし。
さらに、火災は山林を中心に広がっているため、そもそも電力メーターが設置されていない場所でも延焼しています。
「スマートメーターが原因」という話は、どうやら後付けの憶測だったようです。
まとめ
今回の大船渡の火災、確かに不可解な点があるのは事実です。
この火災が「単なる自然火災」なのか、それとも「何かの意図があった」のか。
まだ解明されていない部分はあります。
しかし、今わかっている範囲では、SNSで広がっている噂の多くが根拠のないものであることがわかっています。
「日本でこんな大災害なのに、石破総理は何も言わない!」
「みんながおかしいって言ってる!」
……うーん、ちょっと待ってください。
たしかに、政府の対応に疑問を持つのは大切です。
だけど、こんなときこそ冷静に。
噂に流される前に、事実をしっかり見極めていきたいものですが、ただ、森の中に木を隠すみたいなこともあるので、100%陰謀論だとも言えないかもしれませんね。