「YouTube見てたら“ハイプ”って出てきたけど…これ何?」
そんな違和感、感じたことありませんか?
急に現れたそのボタン。
意味もわからずスルーしてたけど、どうやら無料で使える機能らしい。
でも「押したらどうなるの?」「誰に届くの?」なんて疑問が止まらない。
実はこのハイプ機能、ある一定の条件を満たした動画やクリエイターにだけ表示される仕組み。
ただの“いいね”とはちょっと違う、新しい応援のカタチなんです。
ただし、対象・回数・影響範囲など、意外と知られていないルールや注意点も多いのが現実。
この記事では、「ハイプ機能とは?」という素朴な疑問から、知らないとモヤモヤし続けるポイントをわかりやすく整理しています。
なんとなく気になっていたその機能、今こそきちんと理解してみませんか?
目次
YouTubeハイプ機能とは?

引用 : YouTube
最近YouTubeを見ていて、「え、ハイプって何?」と戸惑った方、多いのではないでしょうか。
いいねボタンの下に現れた謎の「Hype」ボタン。
急に出てきた新機能に戸惑う人たちがいます。
最近、ユーチューブでハイプみたいな表示よく出るけどハイプとゆうものがわからない🐻💦💦💦
— モフモフワンダーベア (@KUMAmofumofu777) August 22, 2025
これはチャンネル登録者数が500〜50万人の“新進クリエイター”を応援するための機能なんです。
つまり、まだ大きくバズってはいないけど「これから伸びそう!」という注目株を、
視聴者の力で後押しできる仕組みといえます。
たとえば、「このガジェット紹介動画めちゃくちゃ分かりやすいのに、再生数が少ない…」
そんなとき、あなたがハイプボタンをポチッと押せば、その動画の“応援ポイント”が加算される。
これが「ハイプポイント」です。
ポイントが多く集まった動画は、国別の「ハイプランキング」に反映されるようになります。
そして、動画の説明欄には「ランキングバッジ」が表示される仕組み。
ランキングは、「探索」メニューや動画下部の「ランキング」タブからもチェックできて、
ジャンル別(料理・自動車・ゲームなど)に絞ることも可能です。
ちょっと面白いのは、登録者が少ないクリエイターほど、ハイプで加算されるポイントが増える設計になっていること。
これにより、単に人気があるから上位にいく、ということではなく、“伸びしろのある人”を応援するチャンスが広がる仕組みになっています。
YouTubeがこの機能を導入した背景には、
「大手が目立ちやすいアルゴリズムへの不満」
に応える意図もあるようです。
確かに、「もっと面白い動画あるのに、検索しても出てこない…」ってこと、よくありますよね。
そんな中、ハイプは“熱量の高い視聴者の声”を反映させることで、今まで埋もれていた動画にスポットを当てられる、というわけです。
ただし、利用には条件があります。
まず、ハイプできるのは動画公開から7日以内の長尺動画のみ。
ショート動画やライブ配信のアーカイブなどは対象外です。
そして、現在はAndroid版のYouTubeアプリ限定での提供。
PCやiPhoneからは利用できません。
ちなみに、クリエイター側にもメリットはしっかり用意されています。
YouTube Studio(デスクトップ版)に「ハイプ」専用タブが追加され、どの動画が何ポイント獲得したかを確認できるようになっています。
なお、誰がハイプしたかは分かりません。匿名です。
“匿名で応援できる”って、なんだか静かで粋な応援スタイルですよね。
「わざわざコメントまでは書かないけど、この動画は絶対広まってほしい」
そんな気持ちを、ひとつのタップで届けることができる。
新しい時代の「ファンの形」が、ここにあるのかもしれません。
ハイプ機能は無料で使える?
「これ、課金ボタンじゃないの?」
最初にハイプボタンを見た人の多くが、きっとそう思ったはずです。
わかります。
YouTubeに新しいボタンが増えると、つい「どうせ有料でしょ…」って身構えちゃいますよね。
でも安心してください。
ハイプ機能は、ちゃんと無料で使えます。
具体的には、1週間に3回まで無料でハイプ可能。
カウントは月曜の0時にリセットされるので、毎週また3回使えるという仕組みです。
この「週3回」という制限が、ちょっと面白いんですよね。
誰でも無限に押せるわけじゃないからこそ、「どの動画に使うか」の選別が必要。
つまり、応援したい動画を“選び抜く感覚”が出てくるんです。
とはいえ、無料枠だけじゃ物足りない人向けに、有料ハイプの仕組みも用意されています。
たとえば、現在のベータ版ではブラジル、台湾、トルコなど一部の国で、追加のハイプを購入できるようになっています。
無料枠を使い切っても、さらに推したい時に追加できるのは、かなりアツい仕組みです。
いわゆる「スパチャ(スーパーチャット)」や「メンバーシップ」に近い、視聴者の“課金応援”がクリエイターの励みになる構図ですね。
ちなみに、無料ハイプを使えるのは、誰でもOKってわけじゃありません。
利用できる条件は以下の通り。
- 18歳以上の視聴者であること
- Android版YouTubeアプリを使用していること
- 対象の一部の国に居住していること
たとえば、オーストリア、ベルギー、ブラジル、ドイツ、台湾など。
日本は現在、使える人と使えない人がいるみたいです。
ハイプしてみたいけど、
7日以内に動画上げてる推しがいない
居てもまだ対象になってないユーチューブの新機能って、毎回順次対象者広がっていく方式よな
— カッパマキ二ア (@bochibochi138) August 22, 2025
「なんで私のYouTubeにはハイプボタンないの?」って人、もう少し待てば順番に使えるようになると思います。
このあたり、ちょっと複雑なので注意が必要です。
また、ハイプできる動画にも条件があります。
対象となるのは、公開から7日以内の“長尺動画”のみ。
つまり、ショート動画やライブ配信のアーカイブは対象外なんです。
この「対象の狭さ」もポイント。
なんでもかんでも応援できるわけじゃないからこそ、“今この瞬間に発掘された動画”を後押しできるってわけです。
結果、視聴者の行動にもスピード感が求められる。
「今週のハイプ枠、まだ残ってたっけ?」
「この動画、今日中にハイプしないと7日超えちゃう!」
…なんて、ちょっとした“応援バトル”のような空気感も出てきています。
この独特なシステムが、今後YouTubeのファン文化をどう変えるのか──。
気になる方は、公式のYouTubeヘルプページもチェックしてみてくださいね。
ハイプの使い方と注意点
さて、いざ「ハイプしよう!」と思っても、
「どこにそのボタンあるの?」ってなった人、いませんか?
それ普通です。
初見ではちょっと分かりづらいんですよ、この機能。
ではまず、使い方から順に見ていきましょう。
1. ハイプボタンを見つける
対象の動画を開いて、画面下の「いいね」ボタンのすぐ下を見てください。
そこに「ハイプ」ボタンが表示されていれば、それがGOサインです。
ただし、すべての動画に出るわけではありません。
「私のYouTubeには出てないんだけど?」という人は、下記のいずれかに当てはまっている可能性があります。
- 動画がハイプ対象外(公開から7日超過/ショート動画/ライブ配信アーカイブなど)
- 動画の設定が非公開、プレミア公開、限定公開
- YouTubeアプリがAndroid版じゃない(iOSは対象外)
- 日本在住である(日本は現在対応中)
つまり、再生する側とされる側、どちらにも条件があるということです。
2. ハイプを実行する
条件を満たしていれば、ボタンをポチッとタップするだけでOK。
これでその動画に「ハイプポイント」が付与されます。
無料ハイプは週に3回まで使用可能。
毎週月曜の0時にリセットされるので、使い切っても翌週また3回分使えます。
なお、一部の国(ブラジル、台湾、トルコなど)では有料ハイプも可能。
無料分じゃ足りない!という熱量の高いファンは、追加で応援できる仕組みが用意されているわけです。
3. ハイプの効果とは?
ハイプされた動画は、国別の「ハイプランキング」に反映されます。
さらに、ハイプポイントが多いと、動画説明欄に「ランキングバッジ」が表示されます。
これが付くと、視認性もアップ。
他の視聴者から見ても「注目されてる動画なんだ」と一目で分かるようになります。
ただし、ここでひとつ注意。
ハイプしても、おすすめや検索順位には直接響かないんです。
「じゃあ意味ないのでは?」と思いきや、実はそんなことない。
ハイプはあくまでランキングやバッジを通じて“間接的に”動画の露出を高めるもの。
つまり、アルゴリズムにねじ込むのではなく、視聴者による“推しの可視化”という新しい形なんですね。
4. 知っておきたい注意点
-
一度ハイプしたら取り消せません。
「やっぱ違う動画にすればよかった〜」は不可。
週3回の無料枠、慎重に使いましょう。 -
誰がハイプしたかはバレません。
匿名なので、恥ずかしがり屋さんでも安心です。 -
クリエイター側にも条件あり。
対象となるのは、登録者数が500〜50万人のチャンネルで、かつYouTubeパートナープログラムに参加済みのクリエイターのみ。 -
ハイプ機能はデフォルトで有効。
無効にしたい場合は、YouTube Studio(デスクトップ版)の「収益化」タブからオフにできます。
ただし、トルコでは有料ハイプも自動で有効になっています。
-
ベータ版なので仕様は変わる可能性あり。
対象国や収益分配の仕組みなど、今後のアップデート次第で変化することも。
まとめ
ここまででお伝えした通り、ハイプ機能とは、新進クリエイターを応援するための“視聴者参加型の応援システム”です。
週3回までは無料で使えますし、「いいね」でも「コメント」でもない、新しい推し方のカタチとして注目されています。
将来的に日本でも展開されれば、間違いなく“応援文化”をさらに広げる大きな一歩になるはずです。
「YouTubeのハイプ機能って何?無料で使えるの?」と疑問を持った方も、これでモヤモヤが少しスッキリしたのではないでしょうか?
次にそのボタンを見つけたら──
きっと、あなたも「推したい!」って思うはずです。