毎日何気なく使っているおむつが、ある日突然値上がりして、しかも棚から消えていたら——。

「まさか自分には関係ない」と思っていた方も、ちょっと待ってください。

2026年3月の今、その「まさか」が現実になりつつあるんです。

原因は「ナフサ」という、石油から作られる化学原料。

おむつの吸水材の大元をたどっていくと、必ずナフサにたどり着く構造になっています。

そのナフサの輸入ルートが、中東の情勢悪化によって今まさに大きく脅かされているわけです。

すでに国内の複数の石油化学工場で稼働率の低下や生産調整が始まっていて、ナフサ価格は急騰中という報道も出ています。

「政府がなんとかしてくれるはず」

その期待が通じない理由と、子どもを守るための備えを、今日はじっくり解説していきたいと思います。

ナフサ不足でおむつ高騰の危機

2026年3月30日現在、ホルムズ海峡がイラン情勢の影響で事実上の封鎖状態に陥っています。

ホルムズ海峡というのは、中東の原油を積んだタンカーが必ず通る「世界の石油の咽喉部」とも言うべき場所です。

日本はこの海峡を通る原油に94%以上依存していて、なかでもナフサは約42%前後を中東から調達しています。

ナフサとは、原油を精製する過程で取り出される「石油化学の起点」となる原料のこと。

エチレン・プロピレン・アクリル酸などに加工されて、プラスチック製品や衛生用品の材料になっていくものです。

そのアクリル酸が高吸水性樹脂(SAP)の原料となり、SAPがおむつの「ふわっと吸う」あの部分を作っています。

 

つまり、ホルムズ海峡が詰まる→ナフサが入らない→アクリル酸が作れない→SAPが足りない→おむつが値上がりする、という連鎖が、今まさに動き出しているわけです。

これ、他人事じゃないですよね。

実際に数字として動きが出ています。

三菱ケミカルグループは2026年3月26日、紙おむつや生理用品に使われるアクリル酸製品を4月1日出荷分から1kgあたり40円以上値上げすると正式に発表しました。

同時にオキソ製品(プラスチック柔軟剤の原料)も25円以上、お弁当容器のOPSシートも4月16日納入分から値上げになります。

おむつ1枚に含まれるSAPは約5〜10g。

1パック(44〜60枚入り)で計算すると、原料コストだけで10〜20円以上の押し上げになる計算です。

 

メーカーはこのコストを最終製品価格に転嫁していきますから、ドラッグストアの棚での値上がりは時間の問題といえるでしょう。

すでに一部の店舗では在庫の回転が速くなっていて、品薄感が出始めているという報告も散見されます。

政府は戦略石油備蓄の大規模放出を開始し、「石油化学製品全体で国内需要の約4ヶ月分を確保できる」と説明しています。

ただ、ここに大きな落とし穴があります。

備蓄放出で優先されるのは、ガソリン・灯油・物流用の重油など燃料系が中心。

おむつや生理用品、ウェットティッシュといった衛生用品向けのプラスチック原料は後回しになりやすいのが現実なんです。

 

2011年の東日本大震災のときも、燃料備蓄は動いたのに、ドラッグストアから粉ミルクやおむつが一瞬で消えた——そんな記憶がある方も多いのではないでしょうか。

同じ構図が今、繰り返される可能性を否定しきれません。

政府は中東以外の調達先に切り替える努力を表明していますが、物流ルートの制約もあって、即座に解決するほど単純な話ではないでしょう。

燃料物流のコスト上昇がトラック輸送を直撃すれば、工場に在庫があっても店頭に届かないという二次的な品薄も起きかねません。

赤ちゃんのいる家庭では、おむつは1日6〜12枚が必要です。

ストックが切れたとき、大人なら代替策を探せますが、乳幼児は皮膚が薄く免疫も未熟。

おむつかぶれや感染症のリスクが、ストック切れと同時に襲ってきます。

 

さらに懸念されるのが、夏の電力逼迫との重なりです。

ナフサ不足による生産制約が続く中、夏の酷暑で電力需要が急増すれば、停電+品薄のダブルパンチも現実的な話になってきます。

4月から値上げが本格化する前の今が、コストを抑えて備蓄を固める最後のチャンスといえるのかもしれません。

かさばる備蓄品は、車がなくても自宅まで大量に届けてくれる宅配が頼りです。

楽天市場なら在庫状況をリアルタイムで確認しながら、まとめ買いのポイント還元やクーポンも活用できます。

3月末時点では防災パックや液体ミルクの在庫はまだ比較的豊富ですが、4月の値上げ後は争奪戦になる可能性が高いと見ています。

人目を気にせず自宅でこっそり備蓄を進められる点も、ネット購入ならではのメリットといえるでしょう。

 

 

衛生・食事のための必須備蓄リスト

ナフサ不足の影響は、おむつだけにとどまりません。

ウェットティッシュの包装フィルム、離乳食のレトルトパウチ、哺乳瓶のプラスチック容器——これらもすべてナフサ由来の素材が使われています。

断水や停電が重なれば、「ちょっとコンビニで買えばいい」という逃げ道もなくなります。

ここでは、停電・断水・プラスチック品薄という三重苦を想定して、本当に使える備蓄アイテムを厳選して紹介していきます。

キーワードは「調乳不要・消毒不要・常温保存・衛生維持」の4点です。

「そこまで考えるの?」と思うかもしれませんが、備えておいて損はないはずです。

①液体ミルク:調乳不要で停電・水不足に対応

粉ミルクはお湯と清潔な水、計量スプーンと哺乳瓶が必要で、停電した夜中に暗闇の中でこなすのは想像以上に大変です。

液体ミルクは開けてそのまま飲める——それだけで、どれだけのプレッシャーが消えるか。

実際に夜中の授乳を経験した方なら、この差がどれほど大きいかわかるのではないでしょうか。

森永「はぐくみ液体ミルク エコらくパウチ」(100ml)はアルミパウチ採用で賞味期限12ヶ月、防災備蓄向きとして高い評価を得ています。

常温保存ができるので、押し入れや棚の隙間にそのままストックしておけるのも助かるポイントです。

新生児が1日8回授乳するなら、5日分で約40袋、10日分なら80袋が目安になります。

ナフサ不足でパウチ自体の製造コストも上がっていく可能性があるため、今のうちにケース買いしておくのが賢明でしょう。

楽天の公式ショップでは100ml×20袋セットや4箱ケースが人気で、まとめ買いでポイントも貯まりやすくなっています。

 

 

②使い捨て哺乳瓶:水道停止時の消毒リスクを回避

通常の哺乳瓶は、洗浄と消毒のサイクルが大前提です。

でも水道が止まったとき、この前提が一気に崩れます。

煮沸消毒は火が必要、電子レンジ消毒は電気が必要、薬液消毒は清潔な水が必要——どれも停電+断水の状況では機能しないんです。

ステリボトルに代表される使い捨て哺乳瓶は、滅菌済みの個包装で届いて、液体ミルクを注いでそのまま使えます。

1回使い切りで洗浄ゼロ、感染リスクもゼロ。

液体ミルクと組み合わせると、まさに最強の停電対応コンビといえるでしょう。

5〜7日分として10〜20個をストックしておくのが安心の目安です。

楽天では5個入り×2箱セットが3,000円台で手に入り、専用乳首付きモデルが使いやすいと好評です。

 

 

③有機離乳食パウチ:プラスチック高騰前に確保

冷蔵庫が止まれば、作り置きの離乳食は数時間で使えなくなります。

電子レンジも使えなければ、温め直しもできない。

そんな状況でも常温のまま開けてすぐ食べさせられるレトルトパウチは、まさに命綱です。

地球畑「有機米のおかゆ」シリーズ(5ヶ月・7ヶ月・9ヶ月・12ヶ月対応)は、有機JAS取得・無添加・常温長期保存可能で、防災食として高い評価を受けています。

8袋セットが楽天で3,000円台とコスパも良好です。

月齢別にアソートしてローリングストックすれば、普段使いしながら自然に備蓄を維持できます。

ナフサ不足でプラスチックパウチの製造コストが上がる前に確保しておきたいところ。

リスク分散の観点から、ガラス瓶タイプの離乳食を一部混ぜておくのも賢い選択肢のひとつかもしれません。

 

 

④大容量おしりふき:入浴不可時の衛生維持に必須

お風呂に入れない状況で、赤ちゃんの体をどうやって清潔に保つか——。

その最前線に立つのが、おしりふきです。

純水99.9%・ノンアルコール・厚手タイプ(bc babycareやSKKみんなのからだふきなど)が、防災用途として定評を集めています。

おむつ替えのたびに2〜3枚、体拭きにも使うとなれば、1日15枚前後は消費します。

80〜100枚入りのパックを10個以上(合計800〜1000枚)ストックしておけば、7〜10日分をカバーできる計算です。

大人も使えるので、家族全員の衛生維持に転用できるのも助かるポイントといえるでしょう。

ナフサ不足でプラスチック包装フィルムが高騰しやすい今、箱ごとまとめて買っておくのが正解です。

楽天では大容量パックが3,000円台で入手でき、防臭ゴミ袋とセットで揃えておくとなお安心です。

 

 

⑤防災専用おむつパック:カビ対策済みの長期保存用

普通のおむつを押し入れにそのまま保管すると、湿気でカビが生えたり吸水材が劣化したりすることがあります。

知らなかった方も多いのではないでしょうか。

防災専用の密封パック(エリエールGOONプラスなど)は、長期保存フィルムで外気を完全シャットアウトし、湿気・虫・カビからおむつを守る設計になっています。

ナフサ不足でSAP原料の値上げが確定した今、吸収力の高い信頼ブランド(Goon、Merries)を優先的に確保しておくのが賢明です。

サイズは「今使っているサイズ+1サイズ上」を各1〜2セット用意するのが失敗しないコツ。

楽天ではLサイズ44枚×2パックなどの大量パックが人気で、防災カテゴリで検索するとまとめ買いしやすい商品が揃っています。

 

 

⑥ポータブル電源:ソーラーパネル付きが最強の自衛策

液体ミルクがあっても、授乳ライトがなければ夜中の作業は一気に過酷になります。

ベビーモニターも、電気ケトル(粉ミルクの補助用)も、すべて電気が前提です。

定格出力1500W以上・容量2000Wh以上・LFP電池搭載のポータブル電源に、100Wクラスの折り畳みソーラーパネル(IP67防水)を組み合わせれば、燃料なしで電力を自給できます。

晴天時はベランダで充電、夜間はコンセントで補充——という運用ができれば、燃料切れの心配がありません。

DabbssonやEENOUR、Jackeryのセットが楽天の防災カテゴリで人気を集めています。

ナフサ不足による電力制約が夏の酷暑と重なることを考えると、今年の夏前に確保しておけると大きな安心感につながるでしょう。

電源があるかないかで、他の備蓄アイテムの効果が大きく変わってくるのも事実です。

 

 

月齢別・失敗しない備蓄の目安

月齢ごとに必要なものの種類も量もまったく違うのが、乳幼児の備蓄の難しさです。

特に「サイズアウト」は、備蓄の最大の落とし穴といえるでしょう。

せっかく大量に買い込んだおむつが3週間後には小さくて使えない——なんてことは、子育て中の家庭では日常茶飯事ですよね。

ここでは月齢別に具体的な数量と注意点を整理しました。

高品質なSAPを使ったおむつが今後入手しにくくなる前に、信頼できるブランドを優先して確保しておくことを念頭に置きながら確認してみてください。

①新生児〜3ヶ月:液体ミルク40袋+おむつ84枚

1日の授乳回数は8回前後、おむつは10〜12枚が標準的な目安です。

この時期が、備蓄の必要量がいちばん多い時期でもあります。

 

 

液体ミルク(100mlパウチ)は5日分で40袋、7日分なら56袋、10日分なら80袋を目標にするといいでしょう。

 

使い捨て哺乳瓶も10〜15個は用意しておきたいところです。

おむつはSサイズを7日分(84枚)ストックし、すぐサイズが変わることを考えてMサイズの予備も密封パックで確保しておくと安心です。

 

 

おしりふきは大容量パック10個以上(800枚以上)で、体拭きとおむつ替えの両方をカバーできます。

「こんなに必要なの?」と驚くかもしれませんが、新生児期は消費が本当に多い時期なので、多すぎるくらいがちょうどいいんです。

②4〜6ヶ月:離乳食おかゆ10食+おむつ60枚

離乳食が始まる時期です。

液体ミルクの補助と並行して、5〜7ヶ月対応のおかゆパウチを10食分(5日分)ストックしておきましょう。

 

 

おむつはMサイズで1日8〜10枚として、7日分60枚が目安になります。

 

 

この時期は消化器官がまだ敏感なので、無添加・有機JASのものを優先して選ぶのがおすすめです。

パウチ離乳食は温めなくても食べられるタイプを選んでおくと、停電時でも困りません。

月齢ごとに対応表示があるので、購入前にパッケージをよく確認しておくといいでしょう。

③7〜12ヶ月:主食・おかず各20食+おむつ50枚

離乳食が本格化して、1日3食が基本になってくる時期です。

主食(おかゆ)とおかず(野菜ペーストなど)をそれぞれ20食分(5〜7日分)用意しておきましょう。

 

 

おむつはM〜Lサイズで1日7〜8枚、7日分で50枚が目安になります。

ストレスで食欲が落ちやすいこの時期の赤ちゃんのために、少量のおやつ(ボウロや米菓)も忘れずに備えておくといいかもしれません。

 

 

使用済みおむつの臭いは避難生活のストレスに直結するので、防臭ゴミ袋(大容量20〜30枚入り×5)も一緒に準備しておくとよいでしょう。

小さなことのようで、実際の生活では大きな差になります。

 

 

④1歳〜:離乳食30食+おむつ40枚

パンツ式おむつへの移行期で、1日5〜6枚・7日分で40枚が目安です。

トレーニングパンツも予備として少し入れておくと安心かもしれません。

離乳食は主食・おかず・おやつを各30食分ストックしておきます。

大人から取り分けできるメニューを混ぜると、備蓄の効率がぐっと上がります。

液体ミルクはこの時期になれば補助的な位置づけで構いませんが、ゼロにするのは少し不安が残るでしょう。

LサイズとXLサイズの予備を混ぜて、サイズアウトのリスクを分散しておくのがベターです。

 

 

⑤おしりふき大容量10パック(ナフサ由来パウチ)

月齢に関係なく、全員に共通して絶対に必要なのがこれです。

おしりふき10パック以上(800〜1000枚)は、最低限の衛生ラインとして確保しておきたいところ。

入浴できない状況での体拭き・手口拭きが、赤ちゃんの皮膚トラブルや感染症を防ぐ最後の砦になります。

防臭ゴミ袋(大容量)も合わせて用意しておけば、使用済みおむつの処理ストレスも軽減できます。

ナフサ不足で包装フィルム自体も高騰しやすい品目なので、早めの箱買いが断然おすすめです。

 

備蓄の失敗で一番多いのは「サイズが合わなくなっていた」と「賞味期限を切らしてしまった」の二つです。

成長記録ノートや体重計でサイズ変化を定期チェックしながら、「今サイズ+1サイズ上」を常にキープする習慣をつけると、無駄なく回せます。

3ヶ月ごとに家族で在庫チェックをルーティン化するのが、長続きするローリングストックのコツといえるでしょう。

備蓄はかさばるものばかりです。

おむつも液体ミルクも、まとめて買えばそれなりの量になります。

車がない、重いものを運べない、人目が気になるという場合でも、楽天市場のまとめ買いなら自宅まで届けてもらえます

ポイント還元やクーポンを使えば、店頭よりコストを抑えられることも少なくありません。

4月から値上げが本格化するこのタイミング、備蓄を「後でやること」のリストに入れたままにしておくのは、正直リスクが大きすぎます。

赤ちゃんは自分では何も訴えられない——だからこそ、親が今動くしかないのだと思います。

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