霜降り明星の粗品さんが、女性お笑い日本一を決める「THE W 2024」の審査員を務め、YouTubeでノーカットの感想動画を公開しました。
粗品さんは日本テレビとの打ち合わせの段階から、「面白くないものには面白くないと言う」と明言していました。
番組側も「逆にぜひそうしてほしい」と全面的に支持。
お笑いの格を上げたいという熱い思いで、真剣に審査に臨みました。
審査コメントについても「1組につき1分半は喋る」と事前に伝え、具体的にどう良くなるかを教えることを重視。
結果として、他の審査員より多く振られることになりました。
粗品さんの率直すぎる審査コメントと各組への評価をまとめました。
目次
粗品さんが繰り返し指摘したのが、会場の客の質の問題でした。
「面白いことで笑わず、面白くないことで笑う」という逆転現象が起きていたと批判。
特に問題視したのは
「フロアディレクターがカンペを落とした音を拍手と勘違いして拍手が起きた」というエピソードまで披露し、番組の客教育の問題を指摘しました。
ここからは粗品さんの各組への評価をまとめました。
評価のポイント
改善点
粗品さんは「もめんとは準決勝のディズニーランドかUSJのネタの方が面白かった」とコメント。
キングオブコント決勝に行けないレベルだと厳しく指摘しました。
評価のポイント
改善点
粗品さんは電気ジュースに1票を入れましたが、「モントとの対決で満票ストレート負けするような内容じゃなかった」と擁護しました。
評価のポイント
問題点
辛口コメント
「自分で本気で考えたネタじゃないのが見える。人形みたいになっている」と指摘。
ただし、「1視聴者として見たら爆笑していたかも」とも認めています。
結果的には電気ジュースに1票を入れましたが、とんでもあやには「66対1」という圧倒的な差で負けました。
評価のポイント
改善点
粗品さんは最終決戦で紺野ぶるまに投票。
「より自分の面白いと思うお笑いのセンスに近い」として評価しました。
最も厳しい評価
根本的な問題
「ギャルの大喜利」だけで漫才になっていない。
平場では荒川がギャルとして面白いのに、ネタになると発揮できていない。
「女芸人ってこういうことするやろ」というイメージを強化してしまい、本当に面白い女芸人が迷惑する。
励ましの言葉
「このままだとM-1は厳しい。もっと質の高いツッコミと掛け合いを増やせば、女王にも王にもなれる」
エルフが負けた際に「もう出てってください」と言われた場面については、「後輩に旨味を吸ってほしいからヒール役を買って出た」と説明しました。
評価のポイント
改善点
「1年目としてはすごい。ボケの子がクールでしっかりボケられている」と将来性は評価しました。
評価のポイント
問題点
粗品さんはヤメピに1票を入れ、「もっと受けていいと思った」とコメント。
今日の客が悪かったと擁護しました。
評価のポイント
物足りない点
2本目のコント
紺野ぶるま vs ニッチェ
粗品さんは紺野ぶるまに投票しましたが、結果は3対2対2で割れました。
紺野ぶるまを選んだ理由
ニッチェの評価
「このレベルで1000万円は生態系を崩している。THE Wは反省すべき」と辛辣にコメント。
ただし、だからこそ全力で盛り上げなければならないとも語りました。
「本当に面白い女芸人の人たちは、安易な盛り上げをする人のせいで損をしている」と指摘。
質の高いお笑いを追求してほしいと訴えました。
「ニッチェさんには国民的スターになってTHE Wという大会の格を上げてほしい」と締めくくり、大会の発展を願いました。
粗品さんの審査は、忖度なしの真剣勝負でした。
「面白くないものは面白くない」と言い切る姿勢は、賛否両論を呼びながらも、お笑い界に一石を投じました。
特にエルフへの厳しい指摘は「期待しているからこそ」という愛情の裏返し。
本当に面白い女芸人が正当に評価される環境を作りたいという強い思いが伝わってきます。
86分間のノーカット動画は、お笑いファンなら必見の内容。
粗品さんの審査眼と、お笑いへの深い愛情が詰まった貴重な記録となっています。
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