東洋大学の基礎学力テストで「7割台では厳しい」という噂が、受験生の間でまことしやかに囁かれているらしいんです。
本当にそうなのでしょうか？
今回は、東洋大学の学校推薦型選抜「基礎学力テスト型」（11月30日実施の年内入試）について、国語76%、英検8割換算を持っている受験生の合格可能性を、データとリアルな声をもとに徹底解説します。
特に法学部・社会学部（社会学科・心理学科）志望の皆さん、必見ですよ！
目次
東洋大学の基礎学力テスト型って、そもそも何？
まず基本から。
この「基礎学力テスト型」、実は学校推薦型選抜なんです。
でも一般的な推薦と違って、併願OK。
他の大学や東洋大の別の入試方式と組み合わせられるという、受験生にとってはかなり美味しい制度なんですよね。
2025年度のスケジュールはこちら。
- 試験日：11月30日（日）
- 合格発表：12月10日
- 試験科目：英語・国語（または数学）の2科目
- 配点：200点満点（各100点）
- 形式：マークシート中心
法学部・社会学部志望の人に朗報
この入試、文系学部を中心に実施されています。
もちろん法学部も社会学部も対象。
しかも、英語重視型の配点も選べるので、英語が得意な人には有利な戦いができるんです。
難易度は高校教科書レベル。
「東大レベルの超難問が出る」なんてことはありません。
基礎をしっかり固めた人なら十分に勝負できる内容です。
なぜみんなボーダーラインを気にするのか
さて、ここからが本題。
なぜ受験生は「ボーダーライン」にこれほど敏感になるのか。
答えは簡単です。
2025年度の倍率が約4.85倍だから。
志願者約2万人に対して、合格者は約4,126人（募集人数578人に対して）。
つまり、5人に1人しか受からないという厳しい現実があるんです。
法学部・社会学部だけで見ても倍率は4〜5倍前後。
人気の心理学科なんて、年によっては5倍を軽く超えることも。
「ボーダーの1点下で不合格」なんて話がゴロゴロ転がっているから、みんな必死になるわけです。
結局8割必要なの？7割じゃダメなの？
SNSで飛び交う「8割ないと無理」説。
Xやオープンチャットを覗くと、こんな投稿が目に入ります。
「東洋大の基礎学力、8割取れなきゃ話にならない」
「友達7割で全滅してた」
「ボーダー78%らしいよ」
確かに、河合塾や駿台などの予備校データでも、合格可能性50%ラインは75〜80%とされています。
じゃあやっぱり8割必要？
公式データが語る”意外な真実”
ところが、東洋大学が公開している2025年度の合格最低点を見ると、こんな数字が。
均等配点の場合：118点/200点（約59%）
そう、意外と低いんです。
ただし、これはあくまで「最低点」。
実際の合格者の平均はもっと高いんですよね。
予備校の分析によれば、合格者の平均は75〜85%、実質的なボーダーは75〜80%前後といったところ。
国語76%＋英検80%のあなたは？
さて、ここで本題。
国語76%、英検80%換算を持っているあなたの場合はどうなのか。
計算してみましょう。
- 国語：76点/100点
- 英語（英検換算）：80点/100点
- 合計：156点/200点（78%）
おめでとうございます。
あなたは十分にボーダーライン上に乗っています。
むしろ、予備校の予想ボーダー（75〜80%）で見れば、合格可能性50〜60%ゾーン。
決して「厳しい」だけの数字じゃないんです。
実際の合格者の声を聞いてみた
Xや受験掲示板から、リアルな体験談を拾ってみました。
法学部合格のAさん（2024年度）： 「英検準1級（90%換算）＋国語75%で合計約188点でした。過去問を5年分解いて、論述対策を徹底。時事問題は毎日新聞チェックしてました。英語重視型を選んだのが正解だったと思います」
社会学部社会学科合格のBさん（2024年度）： 「英検80%換算＋国語72%。正直ギリギリでした。でも、志望理由書で社会問題への関心をアピールしたのが効いたのかも。心理学科も併願で受けてて、心理学の本を読み込んだのも良かったかな」
注目すべきは、7割台でも合格している人がいるという事実。もちろん不合格だった人もいますが、「8割絶対必要」というわけではないんです。
法学部・社会学部の合格の秘訣
法学部や社会学部の試験で問われるのは、単なる暗記力じゃありません。
求められるのは
- 論理的思考力
- 社会問題への関心
- 読解力と表現力
だから、勉強法も丸暗記型じゃダメなんです。
合格者がやっていたこと
- 新聞を毎日読む（特に社説）
- ニュース番組を見る
- 現代文の問題集を「なぜその答えなのか」まで理解する
- 小論文の練習（論理展開を意識）
「えー、そんな時間ないよ」って思いました？
大丈夫。新聞なら10分、ニュースも15分あれば十分。
スマホでダラダラSNS見る時間を、これに回すだけです。
英検8割換算は”最強の武器”
ここで改めて、英検換算の威力を確認しておきましょう。
東洋大学では、CSE1980点以上（英検2級の上位レベル）で英語80%扱い。
英検準1級なら90%以上の換算も可能です。
何が凄いって
- 当日の英語試験で失敗するリスクがゼロ
- その分、国語や小論文に集中できる
- 心理的プレッシャーが激減
実際、「英検換算のおかげで国語に全力投球できた」という合格者の声は多いんです。
あなたはすでに80%という強力な武器を持っている。
これを活かさない手はありません。
「英語重視型」を選ぶべきか
法学部・社会学部では、英語重視型の配点も選択できます。
例えば
- 均等配点：英語100点＋国語100点
- 英語重視型：英語150点＋国語50点
英検80%換算なら、英語重視型で120点/150点が自動的に確保できる計算。
これはデカい。
ただし、国語が苦手な人には諸刃の剣。
あなたの場合は国語76%と悪くないので、均等配点の方が安全かもしれません。
ここは過去問を解いてみて判断してください。
まとめ
「8割必要」という噂は、半分正しくて半分間違い。
確かに8割あれば安心ですが、7割台後半でも十分に合格のチャンスはあります。
特にあなたのように国語76%＋英検80%なら、合計78%で立派なボーダーライン上の戦いができます。
そして何より大切なのは、自分の強み（英検80%）を信じること。
「7割じゃ無理」なんて誰が決めたんですか？
データが示すのは、「可能性は十分にある」という事実です。
あなたの合格を、心から応援しています！
