かつては“豪快で人情派”のイメージを持たれていた千原せいじ。
しかし、最近ではその印象が大きく揺らいでいるようです。
特に、ある発言をきっかけにSNSでは「さすがに無理」「もう笑えない」といった厳しい声が噴出。
YouTubeや対談番組での言動に、疑問や反感を抱く人が急増しています。
中でも注目を集めているのが、いじめられっ子発言をめぐる騒動。
この発言が、せいじへの評価を大きく変えるきっかけになったのは確かです。
なぜ彼は、ここまで嫌われるようになってしまったのか?
そして、今後の活動にも影響するような事態に発展してしまうのか?
本記事では、千原せいじが嫌われる理由を深掘りしながら、引退の可能性についてもわかりやすく整理しました。
千原せいじはなぜ嫌われる?
Instagram
千原せいじは、昔から“歯に衣着せぬ物言い”で知られる芸人です。
ただ近年は、その歯に衣着せぬを通り越して、過激すぎる発言が目立つようになってきました。
2025年7月18日に配信されたニコニコチャンネルの対談番組「せいじんトコ」。
この回での戸田市議・河合ゆうすけとのやり取りが、千原せいじへの批判の高まりの引き金となったのです。
対談は、埼玉県川口市や蕨市で話題になっている外国人問題、特にクルド人問題について語り合う企画でした。
しかし、配信開始からわずか5分半ほどで河合が「やめましょう」と発言。
番組としては異例の早さで、空気がピリつき始めたのです。
中でも大きな波紋を呼んだのが、千原のこの発言。
「お前、いじめられっ子やったやろ? いじめられっ子オーラいかついぞ! あははは!」
笑いながらとはいえ、明らかに相手を揶揄するようなトーンでの発言に、多くの視聴者が眉をひそめました。
さらに問題視されたのが、千原が2024年9月の自らのYouTube動画で「いじめは犯罪」「いじめる側が100%悪い」と明言していた過去です。
これによりネット上では、「発言が真逆じゃん!」「特大ブーメラン」など、強い批判が殺到しました。
X(旧Twitter)でもこんな声が相次ぎました。
「説得力ゼロ。もう喋らない方がいい」
「いじめ問題を軽く扱いすぎて胸くそ」
「人情派だと思ってたのに、完全に裏切られた気分」
また、外国人問題について「治安なんか別に悪ない」「全然ヤバない」と発言したことにも批判が集中。
とくに保守的な層からは、「問題を軽く見すぎ」と厳しい声があがりました。
その影響は数字にも表れています。
千原のYouTubeチャンネル「せいじんトコ」の登録者数は、51.3万人から50.4万人に減少。
動画自体は96万回以上再生されていますが、それは「好感度によるもの」とは限らず、話題性が影響した可能性もあります。
また、千原は現在、僧侶の資格を持つ人物としても知られており、つい最近まで日本仏教協会の顧問を務めていました。

Instagram
そうした背景から、「僧侶としてのイメージを持つなら、もっと慎重な言葉を選ぶべき」といった声も多く見られました。
芸人としての千原せいじは、“忖度なし”“ぶっちゃけキャラ”で人気を集めてきた存在。
ですが今、視聴者が求めているのは「過激さ」よりも「誠実さ」なのかもしれません。
以下では、千原せいじがここまで“嫌われる”に至った具体的な理由5つを整理していきます。
ネットの声や発言内容をふまえ、ひとつずつ掘り下げてみましょう。
嫌いが止まらない理由5選!
千原せいじに対して、いまSNSを中心に「嫌い」という声が急増しています。
いじめ発言の炎上がきっかけではありますが、それだけではなく、これまでの不満が一気に表面化した印象です。
では具体的に、どんな点が批判を集めているのでしょうか?
5つのポイントに絞って整理していきます。
①いじめ発言と過去の矛盾
やはり最も大きいのは、「いじめられっ子やったやろ?」という発言。
その直後に「いじめられっ子オーラいかついぞ!」と続けたことで、笑いにするにはあまりにも不適切でした。
しかも過去に自身のYouTubeで、「いじめは犯罪」「いじめられる側に原因はない」と明言していた千原。
この過去のいじめ批判との矛盾が、信頼を大きく揺るがせることになりました。
Xでは、
「あの発言、まじで傷つく」
「立場がある人ならもっと配慮して」
といった声が共感を集めており、反発の広がりは止まりません。
②相手を見下すような態度
対談の場面で、千原の話し方に違和感を覚えた人も多かったようです。
特に、河合氏に対して、まるで「相手を見下す」ような話しぶりだったのが印象的でした。
遮るように笑ったり、反論に真剣に向き合わず茶化すような態度は、「討論」としては不適切。
SNSでは、
「議論の場であれはない」
「話す気がないなら最初から出るなよ」
と、千原側の姿勢に対して疑問の声が目立ちました。
③外国人問題への無関心な発言
千原はこの対談で、「治安なんか別に悪ない」「トー横と比べたら大したことない」と発言。
さらに、「外国人問題に興味ない」とまで言い切りました。
このような発言は、問題に真剣に向き合ってきた河合氏やその支持層を激怒させました。
とくに保守派からは、
「発言が軽すぎる」
「現場で努力してる人への冒涜」
といった厳しい批判が殺到しています。
議論に参加するのであれば、最低限のリスペクトは必要です。
④僧侶としての立場とのギャップ
千原せいじは、2025年7月22日まで日本仏教協会の顧問を務めていました。
また、僧侶資格を持つ芸能人としても知られています。
その立場でありながら、対談では怒りっぽく、相手を小馬鹿にするような言動が目立ちました。
当然、視聴者はこのギャップに強く反応します。
Xでは、
「僧侶って、もっと冷静でいるべきじゃないの?」
「慈悲のかけらもない発言」
など、僧侶という肩書きとの不一致に困惑する声が目立ちました。
⑤影響力を意識しない発言の軽さ
千原せいじは、テレビ・ラジオ・YouTube・講演など、影響力の大きいポジションにいます。
だからこそ、発言には慎重であるべきです。
しかし、今回の発言からは、その責任感が感じられなかったというのが多くの人の印象です。
視聴者からは、こんなコメントが。

引用 : YouTube
レベル低い番組だわ 「いじめられっ子だっただろ?」って いい歳したオヤジが言うセリフじゃないだろ
一部では「また同じことを繰り返すのでは」と危惧する意見もあります。
このように、嫌われる理由は1つではありません。
さまざまな要素が絡み合い、今回の強い批判につながっているのです。
では、ここまでの炎上で、彼の今後の活動にどんな影響があるのでしょうか?
以下では、今後の彼の活動や影響について考えていきます。
引退の可能性は?
いま、ネット上では「千原せいじ、もう引退では?」という声が目立っています。
発端は、2025年7月18日に配信された「せいじんトコ」での対談。
そこでの「いじめられっ子やったやろ?」という発言が大きな批判を招きました。
笑いながらの挑発的な口調に、「いじめを軽視している」との指摘が殺到。
さらに「外国人問題に興味ない」「全然ヤバくない」といった発言や、河合氏の支持者を「アホ」と呼んだことも反感を呼び、炎上は一気に拡大しました。
YouTubeチャンネル「せいじんトコ」の登録者数は、51.3万人から50.4万人に減少(7月22日時点)。
再生回数は約96万回に達しましたが、関心の高まりと同時に、批判による登録解除が起きているのは事実です。
さらに、2025年7月22日には日本仏教協会の顧問を辞任。
この発表が炎上の直後だったため、SNSでは「やっぱり影響があったのか?」と話題になりました。
ただし、辞任の理由は「本人の意向」と公式に発表されているため、炎上との直接的な因果関係は不明です。
では、千原せいじはこのまま本当に引退してしまうのでしょうか?
現時点で、芸能界を去るという明確な兆候や発表は出ていません。
業界関係者の見解でも、「テレビやコラボの現場で起用が慎重になり、活動縮小の可能性はある」としつつも、「即引退は現実的ではない」と見る声が多いようです。
実際、千原はテレビだけに依存していません。
YouTubeや講演といった独自の活動基盤があり、それらはファン層や吉本興業の支援もあって継続が可能とみられています。
ただし、批判が収まる気配はまだ見えていません。
Xでは、
「テレビにはもう出ないでほしい」
「スポンサーに抗議すべき」
「擁護の余地がない」
といった意見が続出しており、スポンサーへの影響が今後の活動に波及する可能性は十分にあります。
また、7月23日の「チハラトーク」での発言に注目が集まっていることも見逃せません。
ここでどういった態度を示すのかによって、風向きが変わる可能性もあります。
謝罪や発言の意図説明がなければ、信頼回復はますます難しくなるでしょう。
とくに今回の炎上は、「またか」という空気があるのも特徴です。
千原の“毒舌”や“強気な物言い”は過去にもたびたび批判されてきました。
そのため、ネット上では、
「炎上芸、もう通用しない」
「本気で反省してるように見えない」
といった冷ややかな声も出始めています。
結論として、千原せいじが直ちに引退する可能性は低いと考えられます。
ただし、今回の騒動は、繰り返される言動が信頼の蓄積ではなく“消耗”を招いていることを示しています。
炎上を乗り越えるには、これまで以上に慎重な言葉選びと誠実な姿勢が求められます。
そして今回の一件は、「毒舌キャラ」だけでは批判を回避しにくい状況が示された出来事でもありました。