『タイプロ』出身の浜川路己さんと本多大夢さんがユニット「ROIROM(ロイロム)」を結成したことで、SNSを中心に話題が広がっています。
新たな船出を祝福する声がある一方で、
「で、結局どこの事務所に入ったの?」
「あの事務所ってまだ続いてるの?」
といった素朴な疑問や、少しザワついた空気も漂っています。
公式な発表が見えにくい中で、ファンの間には様々な憶測が飛び交う状態に。
今回は、そんなモヤモヤに丁寧に向き合いながら、彼らの所属事務所やその背景について掘り下げていきます。
「”やっぱりこの2人か”と頷いた人、多いのではないでしょうか」
2025年5月、正式にユニット「ROIROM(ロイロム)」として始動した浜川路己さんと本多大夢さん。
彼らは、オーディション番組『timelesz project -AUDITION-』(通称:タイプロ)で特に注目を集めた存在です。
浜川さんは中国のオーディション番組にも参加経験があり、圧倒的な表現力とパフォーマンスで”国際派候補生”と呼ばれました。
タイプロ放送当時から、その独特の雰囲気と確かな実力で視聴者の心を掴み、SNS上では「この子は絶対に来る」といった声も多く見られました。
特に中国語と日本語を自在に操る語学力と、それを活かした表現の幅広さは、グローバル展開を視野に入れたプロジェクトにとって大きな魅力だったのでしょう。
一方の本多さんは、ファイナルでの堂々としたパフォーマンスが話題となり、「スーパーアイドルの器」と称賛された人物。
初期のオーディションでは控えめな印象もありましたが、回を重ねるごとに開花していく才能と、最終盤での圧巻のステージングは、多くの視聴者の記憶に鮮明に残っています。
特に振付の細部まで徹底的に練り上げる姿勢と、本番での爆発力は、プロを目指す者としての覚悟を感じさせました。
そんな2人が組んだROIROMには、番組ファンはもちろん、新たに興味を持つ層も注目しています。
タイプロというプラットフォームで培った個性と実力を武器に、どのような活動を展開していくのか。
しかし、その期待と同時に、彼らの活動を支える”裏側”――事務所の情報が公式に明かされていないことが、逆に関心を呼んでいるのです。
「事務所が明かされていないため、ファンの間でさまざまな憶測が広がっています」
現在のところ、ROIROMの公式な所属事務所についての発表はありません。
SNSのプロフィール欄にも、所属についての記載はなく、デビュー発表時の各メディアでも「所属:未公開」と記されているだけです。
ですが、過去の活動を辿っていくと、彼らが以前関わっていた芸能事務所「CAT’S EYE(キャッツアイ)」の名前が浮かび上がってきます。
タイプロ放送中から終了後しばらくの間、浜川さんと本多さんはこの事務所のSNSアカウントでしばしば紹介されていました。
また、CAT’S EYE主催のイベントにも頻繁に出演していたという記録が残っています。
CAT’S EYEは、浜川路己や本多大夢が過去に所属していた沖縄の芸能事務所で、若手育成に注力していたことで知られています。
地方の小規模事務所ながらも、独自のトレーニングシステムと業界ネットワークを持ち、若いタレントたちに実践の場を提供してきました。
その育成方針がタイプロの理念と合致し、二人を送り出すきっかけになったとも言われています。
業界関係者の一部からは、「ROIROMも同じラインで活動している可能性が高い」という声も。
特に、最近のROIROMの活動拠点や出演イベントの傾向を見ると、CAT’S EYEとの繋がりを感じさせるものが少なくありません。
しかし、ここで注意したいのは、公式発表がない以上、憶測の域を出ないということ。
そして、たとえ関連があったとしても、その関係性は「完全所属」なのか「業務提携」なのか、あるいは全く別の形態なのかは不明です。
「実は、”所属事務所”よりも重要なのはこっちかもしれません」
公式ファンクラブは開設されているが、運営会社に関する詳細は現時点で公表されていません。
ファンクラブのウェブサイトを詳しく調べると、運営元として「ROIROM PROJECT」という名称が小さく記載されているのみで、具体的な会社情報や住所等は明記されていません。
こうした曖昧さは、新時代のエンターテイメント業界では珍しくありません。
特に「プロジェクト型」の活動形態は増えており、従来の「事務所所属」という概念とは異なる柔軟な運営形態を取るケースも多いのです。
また、ROIROMが最近行ったファンミーティングでは、マネジメントらしき人物が複数名確認されていますが、彼らの所属や立場についても明言はありません。
一部のファンからは「CAT’S EYEのスタッフに似ている」との指摘もありますが、確証はないのが現状です。
このような状況も相まって、ROIROMの活動体制については依然としてベールに包まれたままです。
ただ、活動自体は着実に進んでおり、SNSでの発信頻度や、ライブ・イベント出演の調整など、プロフェッショナルなマネジメントが存在することは間違いありません。
それだけに、「誰が」「どのような体制で」彼らを支えているのか、ファンの関心は高まる一方です。
「所属が見えない=不安。だけど、それだけじゃ判断できない時代です」
芸能活動において、かつては“どこの事務所か”がすべてを物語っていました。
信頼、育成力、資金力……それがそのままアーティストの将来に直結していた時代です。
大手事務所なら安心、無名事務所なら不安、というシンプルな図式が成り立っていました。
でも今は少し違います。
YouTubeやSNSでの自己発信、ファンとのダイレクトなつながり、クラウドファンディングによる活動資金——選択肢は増え、旧来の「事務所神話」は崩れつつあります。
実際、音楽シーンでは「インディーズだからこそできる表現」に価値を見出し、敢えて大手レーベルと契約しないアーティストも増えています。
また、複数の事務所やプロジェクトが連携してひとつのコンテンツを生み出す「共同プロデュース型」のモデルも増加傾向にあります。
ROIROMも、そうした”新しい時代の芸能ユニット”の象徴かもしれません。
確かに事務所は重要ですが、もしかすると彼らにとって「どこに所属するか」よりも「どう活動するか」という本質的な部分に焦点を当てているのかもしれないのです。
ただし、こうした状況が全てのファンに受け入れられるわけではありません。
特に若いタレントの場合、
こうした懸念は当然のことです。
確かに、事務所が不透明なことで不安や懐疑の声が出るのも当然です。
けれど、それは裏を返せば”期待”の表れ。
ファンがしっかり見てくれているからこその反応なのです。
「この才能を無駄にしてほしくない」
「もっと多くの人に知ってほしい」
そんな純粋な思いが、時に「事務所はどこ?」という切実な問いかけになるのでしょう。
従来の芸能界では「事務所→メディア→ファン」という一方通行の流れが主流でした。
しかし、インターネットの発達により、この構造は大きく変化しています。
特にコロナ禍以降、オンラインでのファンとの交流が重視され、「事務所の後ろ盾」よりも「ファンとの直接的な関係性」を重視するアーティストが増えています。
ROIROMの二人も、SNSでの発信に非常に積極的です。
特に浜川さんは自身の動画編集にもこだわりを見せ、ファンの反応を大切にしている様子が伺えます。
本多さんも定期的なライブ配信を通じて、ファンとの距離感を縮める努力を怠りません。
こうした姿勢は、大手事務所に守られた「遠い存在」ではなく、より身近でリアルなアーティスト像を確立することにつながっています。
また、彼らが選んだ「ROIROM」というユニット名にも注目したいところです。
公式説明によれば「色とりどりの可能性を持つ」という意味が込められているとのこと。
この名前からも、既存の枠組みにとらわれない自由な活動スタイルを志向していることが読み取れます。
ROIROMの所属事務所は、まだ明確には語られていません。
ただ、その曖昧さの中にもヒントはあります。
CAT’S EYEの影、そして時代の潮流。
彼らの活動を追っていくと、従来の「所属アーティスト」という枠組みではなく、より柔軟な「プロジェクト型」の活動形態を取っている可能性が高いと言えるでしょう。
実際、最近の活動内容や発信を見る限り、自由度の高さを感じさせるものが多く、一般的な「所属タレント」とは一線を画す印象です。
最終的に大事なのは、「誰が後ろにいるか」よりも、「どんな姿勢で活動しているか」かもしれません。
彼らの音楽性、パフォーマンス、そしてファンとの向き合い方。
その本質的な部分こそが、長期的な活動を支える基盤となるはずです。
公式の明言がない今だからこそ、ファンとしては焦らず、彼ら自身の発信や姿勢を見ていくしかない。
そして何より、その活動を純粋に楽しみ、応援することが一番の支えになるのではないでしょうか。
結局、信じられるのは”自分の感覚”かもしれませんね。
ROIROMの活動に価値を見出すのか、それとも事務所の裏付けを待つのか。
その判断は、それぞれのファンに委ねられています。
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