投稿の雰囲気を整えるために並べていたはずのハッシュタグが、ある日を境にピタッと入らなくなる。
ちょっとした違和感なのに、影響はじわじわと広がっていく。
しかも、全員がそうなるわけじゃないらしい。
フィードやReelsで制限を受けた人、まったく問題なく投稿できている人。
その違いが、いま多くのユーザーを戸惑わせています。
「本当に5個まで?」という仕様のウワサから始まり、制限される人の特徴、そして今すぐ使える対処法まで。
投稿の質も量も見直したくなる、その境目を探ります。
本当に5個まで?仕様と現状整理
結論から言うと「インスタのハッシュタグは今も30個までOK」です。
ただし、一部の人だけ、なぜか“5個まで”しか付けられない不思議な現象が起きてるんです。
2025年11月20日前後から、Xではこんな声が続出しました。
「6個目を入れた瞬間にエラーが出る」
「3個までしか付けられない、なんで?」
実際、11月23日時点で似た投稿が20件以上。
いまも混乱が広がってます。
でもこれ、インスタの公式ルールが変わったわけじゃありません。
アプリの仕様を確認しても、「最大30個のハッシュタグまで使用可能」と、ちゃんと書かれています。
つまり今回の騒動、いまのところ“一部ユーザー限定”のトラブルまたは実験中という位置づけです。
具体的な特徴を見てみましょう。
- キャプション内限定(コメント欄は30個OK)
- モバイルアプリで多発(PCでは発生なし)
- Reels・フィード投稿が中心
- 11月下旬に集中発生
- iPhone版での報告がやや多め
さらに、Xでは「PCブラウザから投稿すれば30個いけた」という報告が複数確認されています。
つまり、「アプリだけで起きてる不具合 or テスト」なんですね。
この謎の現象、原因として有力なのは2つ。
ひとつ目は、スパム対策のためのA/Bテスト説。
インスタ側が一部ユーザーだけに機能制限をかけて、ハッシュタグを少なくした時の“質の変化”を調べている…そんな見方が広がっています。
もうひとつは、アプリのバグ説。
実際、アプリを最新にアップデートした直後に制限が出たという声も多いです。
そして、この手の現象は実は去年もありました。
そのときは数日で自然に解消。
なので今回も、焦ってアカウントをいじったりせず、まずは様子見が正解です。
でも実は、あなた以外にも“同じ症状”の人が全国にゴロゴロいるんです。
次は、「なぜ自分だけが制限されてしまうのか?」という気になる部分。
心当たりのある人、意外と多いかもしれません。
制限される人の特徴
この制限、じつは誰でも起きるわけじゃありません。
引っかかる人には、それなりの“傾向”があります。
Xの投稿を見ていると、「同じスマホで2つのアカウントを使ってるのに、片方だけタグが5個まで」とか、「新しく作ったアカウントだけ制限された」といった声がちらほら。
まず目立つのは、ビジネス用やインフルエンサー系アカウント。
タグを20個以上毎回入れていたり、似たような投稿を連発していたり。
こうした使い方が、「あれ?このアカウント、ちょっと不自然じゃない?」とAIにマークされている可能性があります。
XやRedditでも「クリエイターアカウントだけが5個に制限されてる」という事例が、11月23日時点で10件以上見つかっています。
一方で、「同じ条件でも個人アカは30個いけた」という報告もあるので、アカウントの“属性”がカギになっていそうです。
次に多いのが、複数アカウントを1台のスマホで使ってる人。
とくに副業用やサブアカで制限されるパターンが多く、「片方だけ3個しか入らない」なんて例もあります。
アカウントごとの行動履歴や投稿内容が評価されて、制限がかかっているのかもしれません。
さらに、新規アカウントにも要注意。
作ってすぐに制限が出たというケースもあり、インスタ側が“テスト対象”として選んでいる可能性もあります。
そして忘れちゃいけないのが、投稿のクセ。
たとえば毎日テンプレ文章をコピペしていたり、同じ画像を使い回していたり。
そういった“ロボっぽい”動きは、アルゴリズムにとっては「スパム予備軍」と判断されやすいです。
つまり、完全にランダムではなくて、タグ多用・投稿の機械的なクセ・アカウント属性などに共通点があるんです。
ただし、ここで勘違いしないでほしいのは、この制限が“罰”ではないということ。
ペナルティやアカウント凍結とは無関係で、一時的な仕様変化かテスト中の現象と見るのが自然です。
実際、数日〜1週間ほどで元に戻ったという例も複数あります。
また、PCブラウザから投稿すれば、制限されていた人でも30個いけたという報告も増えています。
この点は、次のパートで詳しく紹介していきます。
今やっておくべきは、「自分の投稿パターンやタグの使い方、ちょっとクセが強くなってないか?」を見直してみること。
いわば、アルゴリズムと仲良く付き合うための健康診断みたいなものです。
制限中の対処法と回避ワザまとめ
ハッシュタグが5個までしか入らない。
そんな状況でも、今すぐ試せる対処法はあります。
まず最もカンタンなのが、PCブラウザからの投稿。
アプリで制限されていても、パソコン経由ならフルで30個までOKという報告が急増中です(X/Redditで11/23現在、10件以上)。
手順は以下の通り。
ChromeやSafariで www.instagram.com にアクセスし、ログイン
↓
右上の「+」ボタンで投稿画面を開く
↓
キャプションにハッシュタグを30個まで入力して投稿
投稿後にアプリで確認しても、ちゃんと反映されています。
アプリではねられたタグも、PCからならスルッと通る。
次に使えるのが、コメント欄へのハッシュタグ追加。
投稿後すぐに、自分でコメントとしてタグを追記すればOK。
キャプションじゃなくても、アルゴリズム上は同じように認識されます。
2025年のアルゴリズム調整で、コメント欄タグの効果がさらに高まったという報告もあり。
実際、アプリ制限中の人でも「コメントなら通った」という成功例が目立っています。
さらに、アプリの状態をリフレッシュするのも有効です。
アプリを最新版にアップデート
↓
キャッシュの削除
↓
一度アンインストール→再インストール(iPhoneでの成功例が多い)
Xでは、「iPhone再インストールで即制限解除された」という報告が、11/21〜23の間に急増中。
シンプルだけど、意外と効く手です。
また、複数アカウントを使っている人は、別のアカウントで投稿してみるのも手。
制限が出るのは、ほとんどの場合「特定のアカウントだけ」。
比較することで、制限の有無や傾向がつかみやすくなります。
そしてここが重要。
たとえ30個入力できたとしても、これからは数より質の時代です。
最新のデータでは、3〜5個の関連性が高いタグを使った投稿のほうが、リーチが伸びる傾向があるとされています。
つまり、ただ闇雲に数を打つよりも、「今の投稿に一番刺さるタグはどれか?」を選ぶ目利き力が問われてきているんですね。
目的別に選ぶなら、こんな分類がおすすめです。
- ブランドタグ(#MyShop2025)
- 場所タグ(#東京カフェ)
- ニッチタグ(#昭和レトロ家電)
- トレンドタグ(#冬コーデ2025)
このように、テーマを絞って「少数精鋭」で構成する戦略にシフトすることで、むしろエンゲージメントが上がるケースもあります。
つまり、今回の「ハッシュタグが5個までしかつけられない」問題。
ピンチのようでいて、実はタグ戦略を見直すチャンスなんです。
制限がいつ解除されるかは、正直“運”の部分もあります。
でも、自分の投稿スタイルやタグの付け方を見直すことは、誰にでもできる。
制限された人と、されない人の違い。
それは「今、どんな投稿をして、どんなタグを選んでいるか」の違いかもしれません。
インスタのハッシュタグが5個まで。
そんな時代に、自分なりの賢い使い方を見つけていくことが、これからのInstagramライフのカギになってきそうです。




