ネットサーフィンを楽しんでいる最中に、突然こんな表示が出てきたら……。
「AdDisplayTrackerServletをダウンロードしますか?」
正直、心臓がドキッとしちゃいますよね。
「え、もしかしてウイルス!?」とか「やばい広告をクリックしちゃった!?」なんて、不安になるのも無理はありません。
でも、これ、実はウイルス感染などではないケースがほとんどだと言われています。
楽天市場でお買い物を楽しんでいたり、普通のサイトを見ていたりするときに起こる、ちょっとしたブラウザの「勘違い」のようなもの。
今から3分もあれば、スパッと表示を消すことができるでしょう。
この記事では、家事の合間や移動中のスキマ時間に読んでいるあなたでも迷わず実践できるよう、専門用語をなるべく使わずに解決法をお伝えしますね。
目次
その正体は「広告の裏方さん」が表に出ちゃった事故
「AdDisplayTrackerServlet」なんて、呪文のような長い名前で怖いですよね。
でもこれ、分解してみると「広告(Ad)を表示(Display)して追跡(Tracker)するプログラム(Servlet)」という、実はただの「広告システムのファイル名」なんです。
普段は裏側でひっそりと働いている黒子のような存在なのですが、何かの拍子に「あ、私ここにいますよ!」とステージの前に出てきてしまった……というイメージでしょうか。
ちょっとドジっ子なプログラムなんですね。
どこで使われているもの?
主に以下のような、私たちが普段よく利用するサービスの裏側で使われていることが多いようです。
- 楽天市場のアフィリエイト広告
- Amazonアソシエイト
- その他、様々なWeb広告サービス
要するに、「あなたがどの広告に興味を持ったか」を記録するための仕組みの一部です。
「追跡」といっても、怪しいストーカー行為ではなく、あくまで広告システムの動作の一つだと言われています。
なんで突然出てくるの?
主な原因は、Cookie(クッキー)の読み込みミスだという説が有力です。
Cookieというのは、ブラウザが「あ、この人前にもこのサイトに来てくれたな」と覚えておくための「小さなメモ」みたいなもの。
これがうまく処理できないと、内部の仕組みが丸見えになってしまうことがあるんです。
例えるなら、「オシャレなレストランで食事をしていたら、厨房から『注文番号123番入りましたー!』という業務連絡が客席まで聞こえてきちゃった」みたいな感じでしょうか。
「え、ここ高級店だよね?」と雰囲気は壊れますし驚きますが、料理に毒が入っているわけではありませんよね。
それと同じで、基本的には無害なものだと考えられています。
【最速】今すぐ消す方法
それでは、具体的な解決策を見ていきましょう。
難しい操作は一切ありません。
Cookie削除で一発解決(所要時間:約1分)
これが最も手っ取り早い方法です。
多くのトラブルは、この「Cookie削除」で解消されるはずですよ。
iPhone / AndroidのChromeを使っている方
- Chromeアプリを開きます。
- 右上の「︙」(3つの点)をタップしてください。
- 「履歴」→「閲覧データを消去」と進みます。
- 期間を「全期間」に変更するのがポイントです。
- 「Cookieとサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れます。
- 最後に「データを消去」をポチッと押すだけ!
ここで重要なのは、「閲覧履歴」だけ消してもあまり意味がないということ。
必ず「Cookie」も含めて削除するのを忘れないでくださいね。
iPhoneのSafariを使っている方
- ホーム画面から「設定」アプリ(歯車マーク)を開きます。
- 下にスクロールして「Safari」を探してタップ。
- さらに下の方にある「履歴とWebサイトデータを消去」をタップします。
- 確認画面で「消去」を選べば完了です。
※Safariの場合は一括削除になるため、ログインしていたサイトからログアウト状態になることがあります。
パスワードなどを忘れていないか、念のため確認しておくと安心ですね。
パソコンのChromeを使っている方
- Chromeを開き、右上の「︙」→「履歴」→「履歴」とクリック。
- 左側のメニューにある「閲覧データを消去」を選びます。
- 期間を「全期間」にして、Cookieとキャッシュにチェック。
- 「データを消去」をクリックして完了です。
本当にお茶を一口飲んでいる間に終わってしまうくらいの簡単作業です。
それでも出る人は「広告ブロッカー」で完全防御
「Cookieを消してもまた出てくる……」というしつこいケースや、そもそも二度と見たくないという方は、根本から広告をブロックしてしまうのも一つの手です。
個人的なおすすめは「uBlock Origin」というツールです。
無料で使えて、広告カットの性能も非常に高いと評判です。
- パソコンの場合:Chromeウェブストアなどで追加するだけ。
- スマホの場合:iPhoneなら「AdGuard」、Androidなら「Firefoxブラウザ」にuBlock Originを入れる方法などが定番です。
これを入れると、広告の追跡プログラム自体が読み込まれなくなるので、あの謎のメッセージともおさらばできる可能性が高いですよ。
「間違って保存しちゃった!」と焦っている方へ
「パニックになって、つい保存ボタン押しちゃった!」という方もいるかもしれませんね。
でも、焦らなくて大丈夫です。
ファイルを実行(開くこと)さえしなければ、ただのデータとしてそこに在るだけですので。
削除手順
- スマホなら「ファイル」アプリ、パソコンなら「ダウンロード」フォルダを開きます。
- 「AdDisplayTrackerServlet」という名前のファイルを探してください。
- 見つけたら長押し(スマホ)または右クリック(PC)して「削除」を選びます。
- 最後にゴミ箱も空にしておけば完璧です。
念のため、Windows Defenderなどのウイルス対策ソフトでサッとスキャンをかけておくと、より安心して夜も眠れると思いますよ。
よくある質問コーナー
ここで、皆さんが抱きがちな疑問をQ&A形式でまとめてみました。
Q. 本当にウイルスじゃないの?
A. 2025年現在、このファイル名そのもので実害が出たという報告は、一般的には見当たりません。ウイルス対策ソフトも反応しないケースがほとんどのようです。過度な心配は不要かと思います。
Q. Cookie削除したらログイン情報も消える?
A. はい、一度ログアウト状態になります。ちょっと面倒ですが、再ログインすれば元通りです。「1Password」などのパスワード管理アプリを使っていると、この辺りの復帰が楽ちんですよね。
Q. これを消したら楽天が使えなくなる?
A. そんなことはありませんのでご安心を! 普通にお買い物できますよ。単に「広告を経由してきたよ」という追跡記録がリセットされるだけです。
まとめ
いろいろお話ししましたが、要点を整理するとこんな感じです。
| 状況 | やること |
|---|---|
| とりあえず今すぐ消したい | Cookieとキャッシュの削除(約1分) |
| 二度と見たくない | 広告ブロッカー(uBlock Originなど)を導入 |
| 間違って保存した | ファイルを削除 + 念のためウイルススキャン |
ほとんどの方は、一番上の「Cookie削除」で解決できているようですよ。
突然わけのわからないメッセージが出ると、せっかくのリラックスタイムが台無しになっちゃいますよね。
でも、正体さえ分かってしまえば怖いものではありません。
この記事の方法をサクッと試して、ストレスフリーなネットサーフィンを取り戻してください。
お昼休みのスマホタイムや、寝る前のネット巡回……邪魔されずに思いっきり楽しんでくださいね!




