宝塚ファンの間で今、静かに熱を帯びているのが雪組『ポーの一族』再演の話題です。
前回とは異なる組による上演、そして未発表の配役がどうなるのか…その行方に注目が集まっています。
なかでもエドガーの相棒・アラン役をめぐる予想合戦や、思わぬ人物の出演説まで飛び交い、SNSでも日々議論が更新中。
繊細な役が多いこの作品だからこそ、“誰がどの役に座るのか”が、舞台全体の空気を左右します。
今回は、そんな配役予想の今を追いながら、ファンの心が揺れるその理由にもそっと目を向けてみました。
引用 : https://kageki.hankyu.co.jp/news/20251113_001.html
雪組で『ポーの一族』をやると発表されたのは、2025年11月13日のことでした。
公式の発表が出てから、Xや知恵袋では一気に話題がふくらみ、まるで井戸端会議のように、あっちでもこっちでも「え、雪組で再演!?」とざわつきが広がったんです。
とはいえ、本気でケンカしているほど“荒れている”わけではなく、実際はただ熱気が高すぎて湯気が立っている感じに近いんですよね。
いちばんの火種になっているのは、やっぱり花組版との比較です。
2017年の花組初演は、明日海りおと柚香光のコンビがつくりだす、あの白くて薄くて、息をのむほどの美しさが強烈で、「ポーと言えば花組」という空気ができあがってしまったほどでした。
萩尾望都の世界をそのまま舞台に置いたような仕上がりで、今でも“伝説の再現度”と言われています。
これがあまりにも完ぺきすぎたせいで
「超えられるの?」
「朝美絢のエドガーのイメージがまだわかない」
「思い出が壊れそうでこわい」
といった声が出やすくなったんです。
さらに、ちょっと厄介なのが他組を下げる発言。
「花組のほうが良かった」「雪組はちがう」「似合わない」など、はっきりした物言いをしてしまう人がいて、それがSNSで目立ってしまうんですよね。
中には、生徒の名前を出してストレートに否定してしまう投稿もあり、「それはさすがに言いすぎでは…」と眉をひそめるファンも多い状況です。
ただ、ここで大事なのは——ポジティブな意見のほうが圧倒的に多いということ。
「朝美絢のミステリアスさはエドガーにぴったり」
「雪組のダンス力でバンパネラの群舞が見たい」
「音彩唯のシーラは絶対うつくしい」
こんな声が山ほど出ています。
実際、Xでは発表から「アラン誰?」がトレンド入りしました。
一方で、過激な比較ポストは「見たらブロックが平和」との声も増え、空気はかなり落ち着いてきています。
火種のように見える部分は、ほんの一部の声が強調されてしまっているだけ。
ほとんどのファンは、“花組の伝説は尊重しつつ、雪組で見られる新しいポーを楽しみにしている”というスタンスなんです。
再演には再演の理由がありますし、同じ作品でも演じる人が変わればぜんぜんちがう景色が見えてきます。
今回のざわつきは、「愛ゆえの心配」と「期待の大きさ」の裏返しと言えそうです。
雪組で『ポーの一族』が再演されると発表されてからというもの、ファンたちの間ではキャスト予想が大盛り上がり。
とくに気になるのが、エドガーの相棒・アラン役が誰になるのかという点です。
公式ではすでに、エドガーは朝美絢で決定済み。
では、その隣に立つ“儚い少年”アランには誰が抜擢されるのでしょうか。
有力候補のひとりが、縣千(あがた・せん/読みは「いさち」の呼び名もファンに浸透)。
その繊細な演技と表情、しなやかなダンスには定評があり、「アランの孤独や弱さを表現するならこの人しかいない」と支持が集まっています。
対抗馬として浮上しているのが、華世京(かせ・きょう)。
落ち着いた低音ボイスとクールな佇まいが魅力で、「感情を内に秘めたアラン像にぴったり」という声が増えてきました。
X(旧Twitter)では、「アラン配役予想」に関するポストが増え、日に日に熱が高まっています。
「縣千の繊細ダンスで孤独を語るか」
「華世京の低音が切なさを倍増させるか」
という、演技アプローチの違いを楽しむポストも多く見られます。
さらに、Xの最新投稿では、花組の聖乃あすかをアラン候補として推す声も急増中。
「明日海りおのエドガーを受けてきた聖乃アランが、朝美絢のエドガーにどう寄り添うか」
なんて、“夢のトレード妄想”まで飛び出す状況です。
アランだけでなく、他キャラクターの予想合戦も過熱中。
「ポーツネル男爵=瀬央ゆりあで威圧感バツグン」
「華純沙那がシーラ・ジェイン・メリーベルのいずれかに来るかも?」
など、Xでは華純推しポストが続々と増えています。
メリーベル役に関しては、2017年の花組初演では華優希が演じていた重要キャラ。
今回の雪組版では、夢白あや(はばまい)が有力視されており、清らかで可憐なビジュアルが話題になっています。
とはいえ、ヒロイン経験のある音彩唯のメリーベル予想も根強く、「音彩ちゃんの儚さも観たい!」という声も目立ちます。
シーラ役では、小桜ほのかや妃華ゆきのの名前が候補に挙がっており、母性的で品のある女性像が求められそうです。
ポーツネル家の崩壊を象徴する役だけに、芝居力重視のキャスティングになるかもしれません。
クリフォード医師にはベテランの諏訪さきを推す声が多く、「重厚で狂気を含んだ演技が期待できる」と高評価。
一方で、「縣千や華世京がこの役にまわる可能性もあるのでは?」という予想も一部にあり、“意外性キャスト”の妄想も盛り上がっています。
最新ポストでは「縣アラン×華世バイク・ブラウン」という組み合わせ予想や、「諏訪さきのクリフォードで闇を深掘りしたい」という声も。
ファンの「どのパターンも尊い……」「推しの役が来ますように!」というポジティブな空気が、期待感をさらに盛り上げています。
舞台の幕が上がる前から、こんなにも想像を膨らませて楽しめるのは、宝塚ならではの醍醐味ですよね。
配役の発表はまだ先ですが、その日が待ち遠しくてたまりません。
『ポーの一族』再演と聞いて、心がざわついたファンも多いのではないでしょうか。
そんな中、ひときわ注目を集めているのが、花組の聖乃あすかです。
彼女が今回の雪組版に出演する可能性、実はファンの間ではかなり話題になっています。
というのも、2018年の花組初演時、新人公演でエドガーを演じた実績があるからなんです。
耽美な雰囲気と儚さをまとうその演技は、当時から「新人とは思えない」と評価されてきました。
いま再演される『ポー』に、何らかのかたちで関わるのでは?と予想されるのも無理はありません。
そして今回、エドガーを演じるのは朝美絢。
この並びに「聖乃アラン、来てほしい…!」と期待する声がX(旧Twitter)で急増中です。
「朝美×聖乃で耽美の極み!」
「明日海版を知ってる2人だからこそ、原作再現度が高まりそう」
そんなポストが日に日に増えていて、熱がどんどん高まってきています。
もちろん、現実的には聖乃あすかは現在の花組で2番手ポジションを務めており、2025年花組本公演『愛,Love Revue!』でもしっかり前に立っていました。
このタイミングで雪組へ組替えというのは、簡単に想像できる話ではありません。
でも宝塚って、時に大胆なことをやってのけるから面白いんですよね。
過去には、和希そらが宙組から雪組へ電撃移籍して、次々と大役を担ってきたケースもありました。
さらにファンの間では、「アランじゃなくてもエヴァンズとかユーシスで出てくれたらうれしい」「バンパネラ役での登場もあり得るのでは」という声も。
「アランに縛られず、聖乃の儚さをエヴァンズで活かしてほしい」なんて希望もあり、可能性はキャスティング次第でいくらでも広がりそうです。
なかには、「蒼月抄が終わったタイミングで異動があるかも?」なんて人事予想まで絡めた投稿も。
いや〜、ファンの考察力には頭が下がります。
出演の可能性については、やっぱり今の段階では“未定”かつ“夢枠”。
でも宝塚って、夢を見てナンボ。
その“もしも”を語り合える今がいちばん楽しい時期なのかもしれません。
今回の『ポーの一族』再演、雪組版ではどんな配役になるのか。
そして、ほんとうに聖乃あすかが姿を現すのか。
想像するだけで、胸が高鳴りますよね。
ファンの妄想が熱を帯び、SNSが盛り上がる今こそ、作品への関心が高まっている証拠。
どんなかたちであれ、再びこの物語が動き出すことにワクワクが止まりません。
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