遠野なぎこさんについて、ついに親族から公式な発表がありました。
発表によると事故死だったそうです。
えっ、自死や病死じゃなかったの?って思いますよね。
そうなんです。
あくまで「事故」として発表されています。
とはいえ、状況はかなり衝撃的でした。
警視庁によると、発見されたのは都内にあるマンションのリビング。
玄関はちゃんと施錠されていて、遠野なぎこさんはソファーの上で静かに横たわっていたといいます。
……こう聞くと、なんだかドラマのワンシーンのようで、現実味がないですよね。
でも、もっと驚いたのはここから。
そのお部屋、エアコンがついていなかったんです。
しかも、その日の気温はなんと40℃近く……。
灼熱地獄という言葉が、まさにぴったり。
考えたくないけど、この猛暑の中、室内に長時間いたことで
「熱中症になってしまったのでは?」
という見方が出ています。
実際、遺書などは見つかっていないとのこと。
これは『フライデー』の報道でも明らかになっています。
さらに注目されたのが、彼女のSNS。
亡くなるわずか3週間ほど前、6月27日にはインスタや他のSNSを更新。
しかも、力強くこう宣言していたんです。
「あたしゃ、まだまだ生きるぞ!」
……泣ける。
なんかもう、元気な彼女の声が聞こえてきそうで。
この投稿を見る限り、明らかに前向き。
だからこそ、多くの人が「自死じゃない」って信じられるんですよね。
生きる気力があった。
だからこそ、突然すぎるこの出来事が受け止めきれない……。
思わず、「え、なんで?」って何度も心の中で繰り返してしまう人、多いはずです。
今はただ、彼女のご冥福を心から祈るばかりです。
遠野なぎこの事故死は熱中症?
現時点では、事故死について詳しくは報道されていません。
ただ、公開されている情報を見ていくと、「熱中症の可能性が高いのでは?」という声が多く上がっているんです。
ここで注目されているのが、「彼女が冷房嫌いだった」という報道。
報道によると、遠野さんの知人が「NEWSポストセブン」の取材に対し、こう語っているそうです。
「猫と体感温度が違うから、私は寒いの」と。
引用 : 遠野なぎこさんのブログ
その結果、夏場でもヒートテックや着る毛布を使うほど、極度の寒がりだったとも言われています。
真夏ですよ? 暑さに弱い人間には想像を絶する世界。
さらに、昨年の夏には脱水症状を起こしたことがあったと、知人が証言しています。
当時も冷房をあまり使わなかったことが原因ではないか、という見方も。
ただ、誤解しないでほしいのが、遠野さんは冷房を完全に避けていたわけではないんです。
愛猫「愁(しゅう)くん」の健康を考えて、夏場は冷房を24時間つけっぱなしにしていたという話もあります。
でも、それはあくまで“猫のため”。
自分の快適さは後回しだったのかもしれません。
……優しすぎるでしょ。
ここまでの情報を重ねていくと
「冷房を避けていた遠野さんが、エアコンなしの猛暑の中で倒れていた」
この状況から、熱中症という可能性が否定できないのも事実です。
命を奪うほどの暑さ。
そして、「冷房が苦手」という体質。
この二つが重なったとき、私たちが思っている以上に命は脆いのかもしれません。
この出来事をきっかけに、少しでも「無理しない」「暑さを甘く見ない」そんな意識が広まることを願わずにはいられません。
遠野なぎこには持病があった
じつは遠野なぎこさん、ずっと足に持病を抱えていたんです。
病名は「足根管症候群(そっこんかんしょうこうぐん)」。
あまり聞きなれない名前ですが、調べてみるとかなりつらい症状がある病気でした。
足根管症候群とは、足首の内側にある“足根管”という通り道で、脛骨神経という神経が圧迫されることによって起こります。
その結果、足の裏にビリビリした痛み、しびれ、焼けるような感覚、または感覚異常などが出るそうです。
たとえば、“砂利道を裸足で歩いてるような感覚”と表現されることもあるようです。
……もうそれだけで「絶対無理!」って思いますよね。
さらに厄介なのが、動いてるときだけじゃなく、夜寝ているときにも痛みが出ること。
「なんで休んでる時まで…」ってツッコミたくなります。
この病気、足首の捻挫や静脈瘤、糖尿病、扁平足、関節炎などが原因で発症することもあるそうです。
いわゆる“神経が圧迫されるタイプの障害”ってことですね。
そんな足根管症候群に、遠野さんも悩まされていたようなんです。
正確な時期は公表されていませんが、元マネージャーの証言によると数年前から症状があったとのこと。
でも――彼女はこのことを公にしていませんでした。
理由は明かされていませんが、プロ意識から隠していた可能性が高そうです。
実際、元マネージャーはこんなふうに語っています。
「足が変形していて、歩くのもつらそうだった」
そして撮影の際には、足首が見えないようにロングスカートやパンツスタイルを選ぶようにしていたとか。
本人は気丈に振る舞っていたけれど、「日常生活も結構つらかったんじゃないかな」と思わずにはいられません。
だって、ちょっとの距離を歩くだけでも痛みを感じたり、階段の上り下りがつらい場合もあるような病気なんです。
それでも表では一切見せなかった。
誰にも気づかれないように、黙っていた。
もう、それだけで「強すぎる」「泣けてくる」と感じた人も多いのではないでしょうか。
もしかすると、この病気の影響で思うように体が動かせず、自宅での生活がますます大変だった可能性もあります。
ただし、この病気と熱中症が直接関係していたかはわかっていません。
あくまで、彼女がこうした慢性的な痛みと向き合っていた事実がある、ということ。
最後まで周囲に弱音を見せずに、静かに闘っていた遠野なぎこさん。
その姿勢に、改めて心から敬意を感じます。