2025年6月、人気歌い手・VTuberとして活動している「ばぁう」さんが、SNSを中心に炎上の渦中にあります。
きっかけとなったのは、GTAを基盤としたVTuberコラボ配信企画『MADTOWN』でのふるまい。
多くの視聴者の目に留まったのは、共演者との関係性が不明なまま見せた軽率な発言や振る舞いであり、特に性的なニュアンスを含む言動がセクハラに当たるのではないかと問題視されました。
また、相手に対する言葉遣いや態度も「礼節に欠ける」と受け取られ、事態は瞬く間に拡大。
当初はキャラクター的な演出(ロールプレイ)と見なされていた言動も、次第に本人の性格を反映したものではと疑われ、炎上はSTPR全体への不信感にも波及し始めています。
この記事では、ばぁうさんが『MADTOWN』内で見せた言動のどこが問題視されたのかを、できる限り客観的に整理してお届けします。
ばぁうさんは、かつて“Knight A – 騎士A”として知られたユニット「騎士X」のメンバーの一人であり、現在は歌い手やVTuberとしてマルチに活動中です。
最初の騒動の発端は、Neo-Porte所属のVTuber・心白てとさんとのやり取りでした。
配信中、ばぁうさんは彼女に対して距離の詰め方が極端に早く、言葉遣いにも慎重さを欠いていました。
たとえば、「結構育てた?」といった会話に続けて、「僕のさ、あのキノコも育てて」といった発言を繰り返し、性的なニュアンスと受け取られる言動が見られました。
また、ゲーム内で心白てとさんのキャラを誤って蹴ってしまった直後にも、「でもお前、叩かれるの気持ちいいんだろ?」といった言葉を重ねたことで、不快感を抱いた視聴者からの指摘が相次ぎました。
SNS上では、
「共演者へのリスペクトがなさすぎる」
「人として問題があると感じた」
といった趣旨のコメントが多く投稿され、セクハラまがいの発言を不快と感じた視聴者が一斉に声を上げた形です。
なお、これらのやりとりが演出(RP)の一環として行われたとされる可能性もあるものの、視聴者の受け取り方としては“リアルな失礼”と捉えられたようです。
結果として、ばぁうさんの配信スタイルや発言に対して「配慮がなさすぎる」とする評価が広がり、彼自身のイメージへの影響は大きいと考えられます。
ばぁうさんの言動に対する批判は、女性VTuberに対する発言にとどまらず、男性VTuberとのやり取りにも及んでいます。
中でも注目されたのが、にじさんじ所属の不破湊(ふわみなと)さんとローレン・イロアスさんとの配信上のやり取りです。
不破湊さんとのシーンでは、ばぁうさんは高圧的な口調で呼びかけたり、性的なニュアンスと受け取られる発言を繰り返すなど、配信の空気をやや緊張させる場面がありました。
会話の中でばぁうさんが「お前」と呼びかける場面もあり、丁寧さを欠いた印象を与えたことで、視聴者からは「失礼だと感じる声」が多数寄せられました。
また、冗談交じりのやり取りの中でも、発言の節度が問われるような内容があったことで、会話の雰囲気がぎこちなくなったと感じた視聴者も多かったようです。
ローレン・イロアスさんとの配信では、彼が占いカードを用いて会話を進める場面がありました。
その際、ばぁうさんは「節制」というカードに対し、不適切なニュアンスを絡めた質問を投げかけたことで、視聴者の間に戸惑いが広がりました。
ローレンさんは穏やかに対応していたものの、視聴者のコメント欄には「不適切だと感じる声」が多く見られ、ユーモアとしては成立しづらい空気が漂っていたのは否めません。
こうしたやり取りは、RP(ロールプレイ)の一環として行われたと受け止めることも可能ですが、共演者との関係性が浅い中での軽口や性的な表現は、視聴者に不快感を与えやすく、炎上の火種となる傾向があります。
その言動が本人の資質と受け取られる形となったことも、今回の批判を一層強めた要因と言えるでしょう。
SNSでは、ばぁうさんの言動に対して個人レベルを超えた批判が起き、一部では運営体制への疑問の声も上がっています。
配信を通して感じられた“立ち回りのズレ”や“温度差”が、結果的に「共演者や視聴者との間に壁を作ってしまった」とも受け取れる流れとなりました。
GTA「MADTOWN」では、参加者が自由に職業を選び、街の中で役割を演じながら交流を深めていく形式が取られています。
その中でも視聴者に人気だったのが、ローレン・イロアスさんやイブラヒムさん、らっだぁさんなどが運営に参加していた“猫カフェ”。
この拠点にばぁうさんが突如「ここで働かせてほしい」と申し出て、ローレンさんの対応によって加わることになりました。
当初は協力的な姿勢を見せていたばぁうさんでしたが、次第に店を仕切るような発言や提案を繰り返すようになり、視聴者からは指導的な口調と受け取られる言動が目立ち始めたと指摘されました。
加入の経緯と態度がちぐはぐだと感じる声もあり、「既存メンバーとの空気に合わない」と受け取られる場面もあったようです。
視聴者の中には、ばぁうさんの関わり方に違和感を覚えた人も多く、コメント欄には戸惑いの声が散見されました。
特に印象的だったのは、ばぁうさんが強めの態度と受け取られるやり取りを見せた場面で、ローレンさんがやや戸惑うような反応を見せた瞬間。
コミュニケーション力に定評のあるローレンさんが慎重に反応していたことが話題になり、場の雰囲気がぎこちなくなったと感じる声も見られました。
こうした雰囲気の変化は、配信を見ていた視聴者の間で印象に残る出来事となり、「協調性に欠ける」といった評価につながった可能性があります。
ばぁうさんの言動は、盛り上げや自分なりの役割を果たそうとする意図だったとも考えられますが、その伝わり方にズレがあったことで、強引と受け取られた側面は否めません。
RPの場であっても、特にチームでの活動や共有スペースでは“演じ方の空気感”が重要になります。
この場ではその認識にズレが生じ、視聴者が違和感を抱く形となってしまいました。
猫カフェでのやり取りを通じて、他の参加者たちはあくまで穏やかな対応を貫いており、ばぁうさんのふるまいが目立つ結果となりました。
ローレンさんをはじめとした参加者たちは、配信の流れを壊さぬよう最大限の配慮を見せていたこともあり、その対比によって、ばぁうさんのスタイルに違和感を覚えた人が増えていったと見られます。
ばぁうさんのふるまいについては、不破湊さんやローレン・イロアスさんとのやり取りだけでなく、他の出演者に対しても多くの視聴者が違和感を覚えたようです。
その中でも特に注目されたのが、柊ツルギさん、鷹宮リオンさん、魁星さんに対する接し方でした。
配信中、ばぁうさんは柊ツルギさんに対して積極的に話しかけ続ける場面がありました。
一見フレンドリーな交流にも見える一方で、ツルギさんの反応が控えめだったことから、距離感に違和感を覚えたとの声も寄せられています。
視聴者の中には、「もう少し相手の様子を見て関わるべきだったのでは」と受け取った人もいたようです。
また、リオンさんが配信内で人気職種の一つ「救急隊」として活動していた際、ばぁうさんが「救急隊をやりたい」と発言。
それに続けて、役職の変更を求めるような発言をしたことで、視聴者からは「配慮に欠けると感じる声」や「状況を理解していないと感じる声」が見られました。
GTAのコラボ企画「MADTOWN」では、各役職に就ける人数が限られており、人気の職種には早い者勝ちでエントリーする流れもあります。
その事情を踏まえた視聴者からすれば、すでに役職についていたリオンさんに対して変更を求めるような態度は、やや無遠慮に映ったのかもしれません。
魁星さんとのやり取りでは、ばぁうさんが親しげな態度を見せる場面がありました。
和やかな雰囲気に見える一方で、魁星さんの反応が控えめだったと感じる視聴者もおり、「空気の温度差を感じた」といった感想がSNSに投稿されることも。
こうした小さなズレが積み重なり、「ばぁうさんがその場の空気に合わせていないのでは」と受け取る視聴者が増えたようです。
VTuber同士のコラボにおいては、たとえロールプレイ要素が含まれていたとしても、共演者との関係性やその場の文脈を踏まえたコミュニケーションが求められます。
今回のばぁうさんのふるまいは、関係性の違いを十分に考慮せずに距離を詰めたことで、結果的に「協調性に欠ける」と受け取られる要因になったと考えられます。
特に初めて同じ企画に参加するメンバー間では、無理のない距離感が大切であり、それが守られなかったことで違和感を与えてしまったのかもしれません。
一連の騒動を受けて、ばぁうさんは6月10日、謝罪しています。
この配信では、自身の言動が不適切だったと述べ、「RPの一環だった」と説明する一方で、行き過ぎがあったと振り返る姿勢も見せていました。
騒動が拡大する中で、迅速にコメントを出したことは一定の評価を受けています。
謝罪配信に対しては、「誠意ある対応と評価する声」もある一方で、「反省の誠意や説明に疑問を持つ声」や「再発を懸念する声」も見られました。
とくに一部のファンの間では、今後の活動においてどれだけ改善が見られるかが注目されており、単発の謝罪で信頼が回復するかどうかは不透明です。
SNSでも評価は割れ、ばぁうさんの今後の言動が大きく注視されている状況です。
今回の炎上では、ばぁうさんの発言内容そのものだけでなく、言動や場の雰囲気との不調和が強く指摘されました。
「RPの一環」としてのふるまいだったとしても、その内容が共演者や視聴者との空気感にそぐわない場合、不快感や混乱を招くことがあります。
とくに「MADTOWN」のような複数のVTuberが関わる企画では、互いのスタイルや空気感に合わせる柔軟さが求められます。
今回の件では、それがうまく機能しなかったという印象を持たれた可能性があります。
騒動の波紋は、ばぁうさん個人だけでなく、所属事務所であるSTPRの対応にも波及しています。
SNSでは「運営の対応に注目が集まる」場面も多く見られ、事務所全体の評価に影響する可能性があると指摘する声もあります。
所属タレントの行動に対して、どのように指導・対応するかは、今後のファンの信頼にも直結する要素です。
VTuber業界全体が注目する中、STPRの対応方針が注視されています。
配信者にとって、視聴者との信頼関係は活動を続ける上での土台です。
今回の騒動を通して改めて浮き彫りになったのは、視聴者が重視するのは「信頼性」と「誠実な対応」であるという点。
たとえ炎上に至ったとしても、真摯な対応と誠意ある言動が見られれば、その後の評価は変わる可能性があります。
ばぁうさんにとっても、今回の件は転機となる出来事。
今後どのような行動を見せていくかが、信頼回復への第一歩となるでしょう。
This website uses cookies.