「子供の声がうるさい」

 

と近隣住民からの苦情で、長野県の公園が廃止になるというニュースがあった。

 

この記事を一目見て「え!?」と衝撃が走った。

 

一瞬は驚いた思ったものの、よくよく考えると自分は実際公園の近くに住んだことがない。

 

だから公園の近くに住む人のことを考えると複雑な心境だ。

 

飛行機や新幹線に乗ったとき、子供の泣く声がうるさいなと一瞬思ってしまったことがある。

 

 でも自分も子供の頃はよく泣いていたと思うし、公共の場所で迷惑かけてきたんだろうなと思う。

 

今回廃止になる公園、地図を見ると道路を挟んだ向かい側にも公園がある。

 

2つあるから、片方を閉園にしたのかもしれない。

 

今日は公園について思うがまま書いてみたいと思う。

 

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苦情で長野県の公園が廃止に

 

廃止になる公園は長野県長野市青木島町大塚にある青木島遊園地

 

 

グーグルマップで見ると近くには保育園、小学校と管理施設に囲まれている場所。

 

青木島遊園地は2004年4月に地元から要望を受けて開設されたそうです。

 

放課後には児童センターで過ごす大勢の子どもたちが遊び、夕方の遅い時間帯には保護者たちが子供を迎えに車で来ていた。

 

でも、一部の近隣住民からクレームが入るようになったそう。

 

  • うるさい
  • 子どもたちが走り回ってほこりが舞って車が汚れる

 

そこで市は数年かけて対策を講じたのです。

 

  • 園内に最大8メートル幅の帯状にツツジを植える
  • 出入り口の位置を変更
  • 子供を迎えにきた保護者にエンジンを止めるよう呼びかける

 

それでも苦情は収まらなかったとのこと。

 

2021年3月、苦情を寄せる住民が児童センターを直接訪れ公園で子どもが静かに遊ぶ方法を考えるよう求めたことが直接の決め手になり廃止が決まったそうです。

 

 

役所は抗議があるとすぐに対処しなければならないので大変だと思う。

 

今回の件も声がうるさいだけではなく、アイドリングさせっぱなしで路駐する親も迷惑だという話も含まれてる。

 

苦情を言う側の人の事を考えてみた。

 

子どもが公園で遊ぶ時間に家にいるということは何か事情があると思う。

 

夜勤明けとか、体調悪いとか、高齢とか…

 

子どもの甲高いキャーって声が堪えるのは分かるような気がする。

 

私が子供の頃って公園で子どもが遊んでいるときには、誰かしら大人がいた。

 

あんまり煩いとよその子にでも「ちょっと声、小さくしよ」って声をかけてたと思う。

 

そして注意された子供も、言う事は聞いてたわ。

 

まあ、すぐにワーキャー言い出すんですけどね。

 

ああいう見守りが必要なんじゃないかな?

 

「公園は必要派」の地域の人が交代でやればいいと思う。

 

「こういう事するから、公園残して」って。

 

そしたら防犯にもなって一石二鳥ではないでしょうか。

 

 

現在「青木島遊園地は、令和5年3月31日をもって廃止いたします」と市役所が作った張り紙が貼られているそうです。

 

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子供に冷たい世の中だ

 

子供の声が騒音と言われるようになったことが悲しい。

 

公園を必要としている子どもたちの声がかき消されるというのは、公平なのでしょうか。

 

公園の近くに住む人の家に、こんな対策はどうだろう。

 

  • 近隣の窓を防音ガラスにする
  • 時間や曜日を区切って公園を解放する
  • 遮蔽版を設置する
  • 小学校の校庭を解放する

 

 

防音工事などを税金で半額負担するとか、方法はあるように思います。

 

騒音は近所迷惑ランキングで1位になるくらいですよね。

 

 個人差はあるものの気になる人はとても気になるわけで、 毎日ともなると我慢にも限界があるのが騒音。

 

うまく対策して、廃止を回避できなかったものでしょうか。

 

 

「子供の声がうるさい」と言う人も言う人だけど「子供は町の宝です。そんな理由で公園は廃止できません。」と毅然とした対応をする自治体であってもらいたい。

 

 

役所が納得のいく反論をすれば、多くの人は役所を支持するはず。

 

 

こんなことを言うと、そんな簡単な話ではないと言われるかもしれない。

 

子どもの大声が聞こえる環境に住んだ事があるかないかで、意見は変わる。

 

実際に公園の近くに住んだことのある人の話だと、子供の声はうるさく気になるようだ。

 

子どもの歓声と言うか金切り声って物凄く耳につくんだそう…

 

たしかに、遠く離れていても他の音とは違うと思う。

 

でも、周りの大人が子供を見守れる社会にしていきたい。

 

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公園がどんどん迷惑施設で酷くなっている

 

青木島遊園地

画像引用元 https://www.shinmai.co.jp/

 

公園で昼間に子供が遊んでいるのは昔から一緒。

 

でも夜間に中高生や若者が集まり夏場は深夜まで花火したり、週末は家族連れが公園の周囲の道路に迷惑駐車して遊びに来ることが増えている。

 

公園はどんどん迷惑施設になり酷くなっているのかもしれない。

 

昔、昭和時代はうるさくし過ぎると近所のおじさんとかに怒られた。

 

でも今の時代それをやると叩かれるので、怒りが内にこもるのだと思う。

 

子供に「静かにおとなしく遊べ」なんて通じないし、子供は毎年入れ替わる。

 

昔は少し暗くなる16時から17時には皆うちに帰ったけれど、今の子は遅くまで遊んでいることにびっくりすることがある。

 

車とかでマナーが悪い親はいくら言ってもよくならない。

 

昔は遊び方を教える親や近所のおじさんとかいたけど、今は道路でボール遊びしても奇声を出して走り回っても注意する人がいないんですよね。

 

親も遊び方や最低限のマナーを子供に教えたほうがいいと思う。

 

 

色んな騒音がある中で、公園の廃止は寂しい…

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。