滋賀県野洲市の小学校で、50代の男性教諭が特定の男子児童に対していじめを誘発するような発言をしていたことが分かりました。
そして3者面談では、男子児童の保護者に対して「お子さんは発達障害なので、検査を受けるべき」と発言していたそうで問題になっています。
本来ならばいじめを阻止する立場の先生、50代の教諭がこのような発言をしていたことに驚きました。
どんな理由があったのでしょうか。
滋賀県野洲市の小学校で担任が生徒をいじめ?
野洲市教育委員会によりますと、市立小学校で2年生のクラスを担任する男性教諭(50代)が授業中に質問をした男子児童に対して「本当に言葉を知らんな」「みんなでスルーしよう」などと、数回にわたり発言したそうです。
そしてクラスの児童たちに

言葉クイズをします。みんなのためでなく、言葉を知らない男子児童のために
と実名を挙げて発言していたとのこと。
このことが発覚したあと、学校側の聞き取りに対して男子児童は「言葉を知らなかった自分が悪い。ただ、同級生からも同じような言葉を言われたことは嫌だった」と話したということです。
そして今年7月には保護者に対して発達障害なので検査を受けるべきだと決めつけるようなことを言っています。
その後男性教諭は男子児童の保護者に対して「一連の発言は明らかに私によるいじめです。発達障がいの専門家でもないのに、安易に受診を勧め申し訳ない」などと謝罪したそうです。
自分が言葉を知らないから悪いと言う児童の答えに胸を締め付けられる。
小2が言葉を知らないなんて当たり前だと思うんですよね。
たしかに発達障害の疑いのある手に負えない子供はたくさんいるし先生の苦労もわかるけど、児童に同調を求めるのって違うんじゃないかな。
いじめはいけないことだと教える立場の人間が、子供に同調を促すような言葉を教師がかけること自体が信じられません。
人間なので心の中で思うことはあったとしても冷静になって対処法を考えるべきだったと思う。
担任が生徒を発達障害と決めつけた理由は?
担任は50代とあるので、普通に考えれば多くの子供を見てきたはずなんですよね。
今までの経験からなんとなくは感じていたんでしょう。
「この子他の子に比べてちょっと…」
ってのは分かると思うんですよ。
発達障害に関しては可能性として親に伝えるのは悪いことだとは思わないけど、 伝え方は慎重にならないといけないと思います。
もし検査を進めたい何かがあるなら断言せずに、スクールカウンセラーと連携して伝え方なり受け皿なりを確保すれば良かったんです。
発達障害などに対する認識の周知徹底、クラスの問題を教師の資質に問うのをやめるなど、再発防止策を今後どうしていくかが大事だと思う。
今の時代、発達障害についての指摘はものすごくデリケートな問題なので、先生方もかなり慎重にお伝えされているようなんですよ。
自分の子供が発達障害と言われて素直に受け入れられる親がどれくらいいるでしょうか。
このような事件を起こさないために
教師も人間なので、受け持ちの生徒と合う合わないがでるのは仕方がないとは思う。
だからといって先生がクラスの子供たちを巻き込んでいじめまがいの発言をしたり、専門家でもないのにADHDだと決めつけてデリカシーのない言い方で親に報告することにびっくりですよね。
多くの問題行為は突然起こったものでは無く、以前から続いていた問題が表面化している事が多いので早期に正しく認識し速やかな対応を取る事でかなり防げるはず。
いじめは人権侵害であり、 児童本人が深く傷ついただけでなくクラスの子供達にとっても大人や先生への信用が揺らぎ、子供時代の悪い思い出となり傷つく出来事だったのではないでしょうか。
定期的にに職員研修を重ねていくしかなさそうですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。