今朝、LINEのトーク画面に“謎のAIボタン”が出てきて「なんで急に?」「これ消せないの?」と戸惑ってしまいました。
スタンプの横に紛れ込んだこの新機能、うっかり押してしまってイライラ…そんな声が静かに増えています。
「非表示にできる設定はどこ?」と探し回った人もいるでしょう。
でも、それが思ったよりも厄介な話なんです。
この記事では、このAIボタンが何者なのか、どうして消せないのか、そして今後改善される見込みがあるのか、情報が錯綜する中、なるべく分かりやすく整理してお伝えします。
ある日、いつものようにLINEを開いたら…
「え、なにこれ?」と戸惑った人、多いはずです。
トーク画面の入力欄のすぐ近く、スタンプボタンの隣に突如現れた「AI」と書かれたアイコン。
これが今回話題の「LINE AIトークサジェスト」ボタンです。
見た目は控えめだけど、存在感はなかなか。
気づけば「またタップしちゃった…」という人も続出しています。
というのも、このAIボタン、ただの飾りではありません。
タップすると、会話の流れを読み取って「こう返したらどう?」という返信例を提案してくれたり、合いそうなスタンプを勧めてきたりします。
つまり、LINEが自動で“気の利いた返し”を考えてくれる機能なんですね。
便利じゃん!と思う人もいるでしょう。
ただ、現実は少し違います。
ネット上では、不満の声が止まりません。
特にスマホでの入力が早い人や、スタンプをよく使う“スタンプ勢”からは、「クソボタン」とまで呼ばれているのが現状です。
このAIボタンは、2025年9月から順次配信されており、多くのアカウントで表示されています。
ただし、地域やアカウントによって表示されるタイミングには差があり、まだ表示されていない人もいます。
たとえるなら、お気に入りのカフェのカウンターに、急に謎のPOPが置かれたようなもの。
「なんでこれが今ここに?」という感じ。
LINE側としては、AIを活用して「もっと便利に、もっと楽しく」チャットができるようにするのが狙い。
でも、開発側の理想とユーザーのリアルが、きれいにすれ違っている感じが否めません。
「今はスタンプ押すことに集中してんのよ」
というタイミングで、ピコンと出てくるAI提案。
もちろん中には、「案外使える」「返信が楽になる」といった肯定的な意見もあるにはあります。
ですが、少なくとも“歓迎されてる”という空気ではないのは確かです。
さて、ここで多くの人が考えること。
「使わないなら、消せばいいじゃん?」
ところがどっこい、このAIボタン、現時点では“消せません”。
では、なぜ消せないのか?
そして、それはどうしてそんなに問題視されているのか?
次のパートで、その“深掘り”をしていきます。
さて、「使わないなら消したい」って思うのは、ごく自然な反応です。
でも現実には――どうやっても“消せない”。
しかも、これは単なる見落としとか設定忘れじゃないんです。
最初から“消せない設計”になっているというのが、本当にやっかいなところ。
まず、LINE公式の見解はこうです。
「AIボタンを非表示にする機能はご用意しておりません」
と、公式ヘルプで明記されています。
つまり、「消したいと思っても、現時点では無理」というのが、LINEヤフーとしての正式なスタンス。
では、なぜそんな仕様になっているのか?
実はこれ、戦略・技術・ビジネスの3つの要因が絡んでいるんです。
まずは、LINEヤフーのAI戦略。
今、LINEはAI機能を積極的に取り入れています。
今回のトークサジェストもその一つで、多くのユーザーに使ってほしいという思惑が背景にあると言われています。
そのため、「表示すること」自体が機能の一部になっていて、ユーザーがオフにできる選択肢は用意されていない状態です。
次に、技術的な制限。
このAIボタン、見た目は小さいですが、実はアプリのUI(画面の構造)に深く組み込まれていて、非表示にするには大規模なアップデートが必要になります。
さらにやっかいなのが、ボタンの表示がサーバー側で制御されていること。
スマホ側(自分の設定)でどうにかなるものではなく、LINEのシステム側が「このユーザーには表示する」と決めているわけです。
だから、どれだけスマホの設定をいじっても消えない。
Xでも「設定探したのに見つからん!詐欺かよ」といった声が後を絶ちません。
そしてもう一つが、ビジネスの視点。
AIトークサジェストは、単なる返信提案だけでなく、スタンプのサジェストも含まれていますよね。
これは、LINEの主要な収益源であるスタンプ購入を促す導線にもなっていると見られています。
そのため、企業側としては「ボタンが常に表示されていること」が、ビジネス面でも重要な意味を持つのかもしれません。
こうした背景から、ユーザーの利便性よりビジネス戦略を優先しているように感じる、との声も上がっています。
でも、ここで一筋の希望も。
LINEは過去にも「通知の細かい設定」や「タイムライン非表示」など、ユーザーの不満が大きくなった機能に対して改善した実績があります。
いまは“消せない”けど、もしも大量のフィードバックが集まれば、将来的に「非表示設定」が実装される可能性も、ゼロではないのです。
では、今この状況で、私たちは何ができるのか。
改善される可能性はどれくらいあるのか。
次はそのあたりを、一緒に整理してみましょう。
「これ、いつになったら消せるようになるの?」
LINEユーザーが今一番気になってることかもしれません。
ですが、2025年9月10日時点で、改善の公式発表はなく、非表示オプションは未実装です。
つまり、現状では「どうにかできない」というのが、正直なところ。
でも、完全にあきらめる必要はありません。
今すぐにボタンを消す設定は存在しませんが、ストレスを軽くする方法や、改善に向けてできることはいくつかあります。
たとえば、
慣れる
→Xでも「見ないフリするしかない」「そのうち気にならなくなるかも」と、自分を納得させてる声が増えています。
誤タップを減らす工夫
→「入力時に指の位置を少しだけ変えたらミス減った」という体験談もちらほら。完全じゃなくても、ちょっとした改善。
PC版LINEを活用
→スマホほどAIボタンが目立たず、環境によっては非表示のままの場合も。サブ的に使うことで少し気分が楽になる人もいます。
LINEにフィードバックを送る
→「設定 > ヘルプ > お問い合わせ」から意見を送信できます。
Xでも「#LINEAI消す方法」タグで問題提起しているユーザーが続出中。
ここが大事なポイントなんですが、LINEはこれまでにも、ユーザーの強い要望によって機能を改善した前例があります。
「既読の仕様」
「通知のカスタム設定」
「タイムラインの非表示オプション」
など、当初は固定だったものが後に変更されたケースが複数存在します。
なので、今回のAIボタンも、多くのユーザーの声が集まれば、企業が対応する可能性は十分にあります。
実際、2025年9月10日時点では、AIトークサジェストは順次配信中で、一部ユーザーにはまだ展開されていません。
つまり、まだ“完全に固まった仕様”とは言い切れない状態。
開発側がユーザーの反応を見ながら調整している“試運転期間”のようなフェーズです。
今、感じている不満。
それを「しょうがない」で終わらせるのか、「なんとかしてくれ」に変えるのか。
どちらを選ぶかで、数ヶ月後のLINEの姿が少し変わるかもしれません。
改善される可能性はゼロじゃない。
声を届けること、そして冷静に状況を見守ることが、今できるベストアクションかもしれません。
さっそく行動する人もいます。
最後に一言――
「そのボタン、本当に必要ですか?」
LINEに、そっと問いかけてみたくなりますね。
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