「長岡花火のA会場でおすすめの席ってどこ?マス席は高くて無理…。でもせっかく行くなら、できるだけいい場所で見たい」
初めての観覧で、抽選チケットの種類に戸惑う方は少なくありません。
ネットで調べても情報が断片的で、どれが正解か分からず、気づけば応募期限が迫って焦ってしまうことも。
この記事では、現地の雰囲気や倍率のリアルもふまえつつ、「今、初参加者がどこを狙うべきか」を冷静に整理します。
目次
当選しやすさではなく「見る価値」で選ぶと?
結論から言えば、席の当たりやすさを無視して“理想の観覧体験”を求めるなら、A会場でのベストはベンチ席、イス席S、またはイス席Aです。
それぞれの特徴は以下の通り。
◆ベンチ席(A会場)
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料金:5,000円前後
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特徴:席数が多いためキャンセル分が出やすい。視界はイス席Sに近いが、やや安定感に欠ける場合も
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メリット:イス席S/Aより当選可能性がわずかに高い
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注意点:倍率は依然として高く、確実性はない
◆イス席S(A会場)
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料金:5,000〜6,000円前後(変動あり)
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特徴:マス席のすぐ後ろ〜横に位置していて、視界が開けている
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メリット:個別席なので1人でも申し込みやすい
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注意点:抽選倍率は非常に高く、市民先行でも落選者多数。一般販売ではキャンセル分のみで当選は困難
◆イス席A(A会場)
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料金:4,000円前後
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特徴:イス席Sよりやや後方だが、視界は比較的良好
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メリット:価格と見え方のバランスはよい
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注意点:土日開催の影響で倍率が急上昇し、当選はかなり厳しい
これらはいずれも“見え方”の面で魅力的ですが、2025年は土日開催のため通常以上に倍率が跳ね上がっているのが現実です。
倍率を意識するなら別エリアという選択も
「どうしてもチケットを取りたい」
「外れたくない」
という気持ちが強いなら、席選びの方向転換も必要です。
現実的な狙い目は
- フェニックスブロック指定席(A会場)
- 三尺玉ブロック席(A会場)
例年なら倍率が低く、「A会場で応募すればほぼ当選」という席種ですが、2025年はそうはいきません。
- 土日開催 → 全国からの来訪者急増
- 応募数が爆発的に増える見込み
- 通常なら“穴場”だった席も激戦化
それでも、イス席よりは当選の可能性が若干高いと予想されており、ベンチやイスS席で外れるよりは現実的な選択肢になるかもしれません。
また、フェニックス花火の全景を重視するなら、A会場のフェニックスブロック指定席が有利です。
B会場も見やすい場合はありますが、駅からのアクセスに時間がかかるため、観覧後の混雑や移動に不安がある方は注意が必要です。
「こだわりすぎない」視点も必要
どの席にも良し悪しがあります。
- ベンチ席は迫力重視だが、フェニックスの全景は見えにくい
- 三尺玉席は音と振動が響くが、角度によっては他の花火が見えづらい
- イス席は位置が良いが、倍率が高すぎて「落選前提」
2025年は土日開催の影響でどの席も高倍率。
あれこれ悩んでも、当選するかどうかは“運次第”の状況です。
だからこそ、初めての方には「まずは雰囲気を味わう」ことを優先してもいいと思います。
どうしても外したくないなら来年を狙う
「今年、落選してしまった…」
とがっかりしても、落ち込む必要はありません。
むしろ2026年の開催(8月2日=日曜、8月3日=月曜)を狙う方が現実的です。
- 平日開催になることで全体の応募数は減少傾向
- 競争率が緩和される可能性が高い
- 希望の席を比較的取りやすい
2025年は倍率が異常。
どんな席に申し込んでも、外れる可能性が高い年です。
まとめ
- 【理想重視】ベンチ席、イス席S/A → 高倍率で当選困難
- 【現実重視】フェニックス・三尺玉ブロック → 当選可能性はやや高いが競争は厳しい
- 【バランス】こだわりすぎず“初参加の楽しみ”を優先
- 【戦略的選択】2026年の平日開催を狙うという選択肢も
長岡花火は、日本でも指折りのスケールと感動を誇る大会。
その一夜をより深く楽しむために、席選びは確かに大切ですが、最終的には「誰とどう過ごすか」が一番の思い出になるかもしれません。
今年が無理でも、また来年がある。
そう思える余裕も、長岡花火の魅力のひとつです。