2024年3月に所属事務所を退所していた俳優・板垣瑞生さんが、「不慮の事故」により亡くなっていたことが明らかになりました。
インスタグラムを通じて、家族から「不慮の事故」による死去が報告され、その知らせに多くの人々が衝撃を受け、言葉を失いました。
まだ24歳でした。
板垣瑞生さんの死因は何だったのでしょうか?
板垣瑞生さんの訃報が報じられ、多くのファンや関係者が言葉を失いました。
発表された死因は「不慮の事故」。
具体的な事故の内容や、どういった経緯で起きたのか…そういった情報は、今のところ一切明かされていません。
そしてもう一つ話題になっているのが、彼が精神疾患を抱えていたという事実。
SNSでも「もしかして…」という投稿が相次ぎました。
たしかに、自死を疑う声が出るのも無理はありません。
でもここは、ひとつ冷静になりたいところ。
公式発表は、あくまで不慮の事故です。
これ、ちょっとややこしいんですけど、一般的に自死はこのカテゴリーに含まれません。
だから、公式に「不慮の事故」とされている以上、自死とは断定できないというか、むしろその可能性は現時点では否定されているとも言えるんです。
ここで注目したいのが、ある法医学者のブログ。
このブログによれば、もし本当に事故だった場合、後日メディアで詳細が報じられる可能性が高いとのこと。
つまり、
「○○で転倒した」
「浴槽で倒れていた」
など、状況が明らかになってくるかもしれません。
繰り返しになりますが、「不慮の事故」とはあくまで“予期せぬ出来事”による死亡のこと。
そこには、日常のふとした瞬間に起こる転倒、誤って飲み込んだ薬、風呂場での事故など、さまざまなケースが含まれます。
だからこそ、現時点で決めつけるのではなく、続報を待ちたい。
一番大事なのは、故人の尊厳と、遺された人たちの心のケアだと思うんです。
報道が出た今、SNSには
「信じられない」
「まだ若いのに」
といった言葉が溢れていました。
だからこそ、私たちも静かに、でもしっかりと見守っていきたいですね。
不慮の事故って、「運が悪かった」と片づけられがちだけど、実はその背後にあるのは、小さな不注意・ちょっとした体調の変化・環境の悪さ・そして、心の不調。
だからこそ、私たちにできるのは“ちゃんと知ること”だと思うんですよね。
「ありえない」じゃなくて、「ありえるかも」と受け止めること。
不慮の事故で考えられるはこちらです。
厚労省のデータでも、「転倒・転落・墜落」が不慮の事故の中でも上位。
そんなの高齢者だけでしょ?って思った方。
そんなことはないんですよ。
スマホ見ながら階段降りてるときに足を踏み外したら…
ビルの屋上で夜景を見てて、ちょっと身を乗り出しすぎたら…
なんなら「インスタ用の写真撮るのにギリギリまで攻めたら転げ落ちた」みたいなこと、SNS時代あるあるです。
ましてや精神的に不安定な時って、注意力も判断力も下がりがち。
「なんであんなとこ行ったの?」じゃなくて、「行ってしまった」のかもしれないんです。
行方不明だった期間が長かったという話もあって、場所も特定できないまま時間だけが経過。
都内のビルの非常階段、人気のない橋、ちょっと外れた山道の崖…
どこで、いつ、何が起きてもおかしくないのが、現実。
お風呂もそう、みんな大好きバスタイム。
リラックスのはずの場所が、まさかの“命取り”になることも。
実は「不慮の事故」の中でかなりの割合を占めてるのが“溺水”なんです。
2024年に亡くなった中山美穂さんも、「入浴中の不慮の事故」だったと報道されてるんですよね。
温かいはずのバスルームが、急に“危険地帯”になるケースは珍しくありません。
しかも屋外で水辺に近づいたとき――川辺、湖、公園の池。
「ちょっと座ろう」とか「景色でも見よう」とか。
その何気ない行動が、最悪の事態を招くこともあるんですよね。
これもまた、意外と身近な事故。
「寝てるときに布団が顔に被さって…」とか、「食事中にむせた」とか。
一歩間違えば命に関わる窒息事故です。
特に、抗うつ薬や睡眠薬などを服用していると、副作用で眠気や筋力のゆるみが出ることもあって。
うっかり…が命に関わる事態に。
「若い人には少ないんでしょ?」って?
まぁ確かにそう。
ただ、“絶対ない”とは言い切れないのが、不慮の事故の怖さ。
「まさかの連続」が、本当に事故を引き起こすんですよね。
これはちょっと想像しやすいかもしれません。
薬の飲み間違い、量の勘違い、相互作用による影響。
特に、精神疾患の治療中で複数の薬を服用している場合、気づかないうちに“過剰摂取”になってしまうケースも。
しかも、行方不明中に寒さから身を守るために使ったストーブとか、炭の火鉢とか。
今も時々、ホームレス支援団体なんかからそういった事故報告が上がってくるんですよ。
一酸化炭素中毒、これもれっきとした“不慮の事故”。
ドラマの中だけじゃなく、リアルで起こりうるんです。
そして忘れちゃいけないのが「その他」カテゴリ。
ここが侮れません。
真冬の1月末、もし外で数日過ごしていたとしたら…
低体温症、凍死、寒さによる心肺停止、あると思います。
「都会なら安全でしょ?」と思いきや、そうでもないんですよね。
高架下、ビルの隙間、公園のベンチ。
暖房はおろか、人の目もない。
そこに吹き込む冷たい風だけが、静かに体温を奪っていく。
板垣瑞生さんは2024年1月頃から精神的に不安定になりはじめ、ついには3週間の緊急入院にまで至ったとのこと。
3週間って短いように聞こえるかもしれませんが、「とにかく今すぐ治療が必要」って判断されるレベルの状態だったということ。
これだけでも、相当深刻だったことが伝わってきますよね。
症状として明かされていたのは、不眠と拒食。
寝られないし、食べられない。
これ、経験した人ならわかると思うけど、どっちか一つでもきついのに、両方くるともう生活が成り立たなくなるんですよ。
心だけじゃなくて、体もガリガリに削られていく。
自ら「俳優として人前に出られない」と感じるほど、心身ともにボロボロに。
その影響もあって、突発的に「俳優をやめてアーティストになりたい」と思い立ち、髪を坊主にするなどの行動に出たとも語っています。
何かを変えたい。
でもどうすればいいか分からない。
だから、見た目や肩書きといった「目に見えるもの」を変えようとする。
そういう心理、理解できる人も多いんじゃないでしょうか。
公式には病名を一切明かしていません。
考えられるのはうつ病、不安障害、適応障害、双極性障害、さらには境界性パーソナリティ障害など、複数の疾患が該当する可能性があったと思います。
とはいえ、これはあくまで可能性の話。
医師による診断がない限りは、外野が勝手に決めつけるのはNGです。
でも、少なくとも分かるのは板垣さんが、この期間、誰にも見せないところで、ずっとずっと、しんどい時間を過ごしていたということ。
板垣瑞生さんのご冥福をお祈りいたします。
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