スーパーバンタム級転向後の井上尚弥選手VS初戦相手フルトンの試合が正式に決まりましたね。
5月7日、日曜日
井上尚弥選手(29)スティーブン・フルトン(28)が戦うということで、世界中が注目しています。
世紀の対戦と言われている井上尚弥選手の「今回は勝ちに徹する」という言葉には「ファンにKOを見せたい」という気持ちはあるんだけど、無理をしないボクシングをするという決意だと思う。
井上尚弥VSフルトンの勝敗予想、気になっている人は多いと思うんですよね。
今回は井上尚弥選手とフルトン選手、どっちが勝つのか勝敗予想をまとめました。
目次
井上尚弥VSフルトン有識者の勝敗予想まとめ
2023年5月7日に行われる井上尚弥VSフルトンの勝敗予想について、有識者の意見をまとめてみました。
元WBO世界フライ級王者
画像引用元 https://boxingnews.jp/news/84734/
井上選手が勝つと思う
元WBA世界ミドル級王者
画像引用元 スポニチアネックス
身長で4センチ、リーチで8センチもフルトンが上回ることで井上尚弥選手にとって条件が悪いと言われています。
その不利な条件さえ井上選手は覆していくと、竹原慎二さんは勝利を予想。
井上選手がよっぽどの体調不良がない限り、井上尚弥選手の勝利
5ラウンドKO勝ち
というのも、井上選手が過去にバンタム級で戦った実力者たちと比較すると
スティーブン・フルトン
画像引用元 https://the-ans.jp/news/303028/
身長 : 169cm
リーチ : 179cm
ノニトドネア
画像引用元 スポニチアネックス
身長 : 170cm
リーチ : 174cm
エマニュアルロドリゲス
画像引用元 https://the-ans.jp/news/139414/
身長 : 168cm
リーチ : 169cm
今まで戦った相手よりフルトンのリーチは少し長いんですけど、ほぼ同じ体格だからです。
竹原慎二さんは井上尚弥選手が余裕で勝つと断言しています。
- 第28代OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者
- 第34代日本スーパーフェザー級王者
- 元WBA世界スーパーフェザー級王者
画像引用元 スポニチアネックス
畑山隆則さんは、間違いなく井上選手が勝つと予想しています。
5ラウンド以内で倒す
チャンピオンのプライドもあると思うから打ち合いにはなると思うけど、リゴンドークラスの当てさせない位のスキルとパンチ力がなければ井上選手には勝てないそうです。
井上選手と同じ速さのステップワーク・反応スピードを持っていないと難しいということですね。
元WBA世界ライトフライ級王者
画像引用元 渡嘉敷勝男さんの公式ツイッターより
フルトンは無敗の2団体王者だから、あっさり倒すのは難しいとしながらも井上尚弥VSフルトン戦をこのように予想しました。
井上選手が中盤(8R)でKO勝利
渡嘉敷さんはフルトンより井上選手のほうが上だと言っています。
ボクシングは巧さとやり方
フルトンはフック系のパンチだから、井上選手の真っすぐなストレートのパンチが入れば倒せるとのこと。
元WBA世界ライトフライ級王者
画像引用元 NEWSポストセブン
具志堅用高さんが言うには、フルトンはやりづらい選手で、1発で倒せるような相手ではないとのこと。
そして、パンチは怖がらなくていいそうです。
というのもフルトンの戦歴を見ても、KOがないんですよね。
井上選手のスピードとパンチ力は問題ないと太鼓判を押しています。
そして井上尚弥VSフルトンの勝敗予想について具志堅用高さんは、このように予想。
井上選手が間違ったら負ける可能性も高い
だから具志堅用高さんはボディを狙う作戦で行った方がいいとアドバイスしていました。
元王者複数人の意見、めちゃくちゃ説得力がありますね。
普通なら無敗の世界チャンピオンを相手に勝てるかどうかという話になるんですけど、井上尚弥選手の場合、どんな勝ち方をするかという論点になるから凄いですよね。
井上尚弥VSフルトンの試合展開はどうなる?
井上尚弥選手の普段の体重は60kg越えなんですよね。
減量苦で階級アップなのだから、強さは倍増してると思う。
だから今回の試合はパワーもスピードもアップしてるはずなので、今までにない井上尚弥選手を見ることができるでしょう。
そして試合展開はこのようになるのではないだろうか。
序盤はジャブの差し合い。
リードを許すときついが、大きなミスがなければ優勢に試合を運ぶことができると思う。
おそらくフルトンは下がりながら、井上選手は追いかけることになる。
お互い様子見で始まり、相手のパンチを見切ってくれば井上選手はもう少し攻めていくのではないでしょうか。
何回にKOするか判定にもつれるかは相手の出方次第。
フルトンの脚は並レベルなので、フルトンが積極的に出てくれば井上選手の速さから逃げられないと思うので、5回までのKO勝ちもあると思います。
ただ、フルトンは体を密着させて相手の勢いを殺してしまうディフェンスが強いんですよね。
この密着戦術を相手が攻めてきた時だけではなく、自分が攻撃を仕掛けた直後にもずる賢く使ってきます。
鋭く深い踏み込みのワンツーや飛び込み、フックを起点にした連打で接近戦に持ち込むことができれば井上選手が主導権を握ることは間違いないでしょう。
井上尚弥VSフルトンのファイトマネーはいくら?
画像引用元 @boxing_fan_jpのツイッターより
こちらが二人のファイトマネーと言われています。
井上尚弥 VS フルトン戦 ファイトマネー
井上尚弥 6億4千万
フルトン 3億8千万
プロボクサーの平均収入が200万円前後、ということを考えると夢がある。
今回、戦うフルトンは世界王者。
試合は世界で配信されるため、もし井上尚弥選手が勝てば今後ファイトマネーは倍以上になることもあると思う。
5月7日が待ち遠しい!
井上尚弥VSフルトンどっちが強い?
フルトンも全勝ですけど、井上尚弥選手のようなスピードのある相手と戦ったことがないと思うんですよね。
井上選手とフルトンの体格差がよく指摘されていますけど、過去の対戦相手で最もフレーム が大きかったのは、バンタム級に階級を上げた初戦の相手ジェイミーマクドネル。
画像引用元 https://efight.jp/news-20200419_419916/attachment/p5240312-2?bp=1
身長が176cmでリーチは182cm。
井上選手とは 身長でもリーチでも10cm以上の大きな差があったんですけど、長いジャブを見切りまくって 鋭い踏み込みで一気に前を詰め、なんと1 ラウンドで井上選手がジェイミーマクドネルをKO。
だから井上選手にとって、10cm以内の身長やリーチの差は絶妙な距離感と鋭い踏み込みで克服できる感覚はすでに身についているんですよね。
ただ、フルトンが実質フェザーを舞台に準備している選手という点が大きな不安ではある。
大きくてスピードがありインアウト共にできる、ボクサーとして全体的なレベルが極めて高いフルトン。
唯一足りないものとすればKO率
減量の苦しくなっているフルトンが12R逃げ回れるだろうか?
そうなるとクリンチで逃げるしかないわけなんですけど、普通の選手が被弾する相打ちカウンターを見切って鼻先でかわす井上選手が、相手がクリンチに来ようとする動きを察知できないはずがないんですよ。
井上選手が数少ないカウンターのチャンスをどのように作り、いかすか。
そしてボディーでダメージを与えることができれば、井上選手が勝つと思う。
井上尚弥VSフルトンの体格差や特徴を比較
井上尚弥選手とフルトンのゴング直前、どの位の体重差が出るのかも気になるところ。
おそらく2キロ程度は井上尚弥選手のほうが軽いと思う。
画像引用元 https://www.horipro.co.jp/inouenaoya/
身長: 165cm
リーチ : 171cm
画像引用元 https://the-ans.jp/news/298136/
身長 : 169cm
リーチ : 179cm
フルトンはフェザー寄りのスーパーバンタムですから、その辺の差が出るかもしれないですね。
フルトンは完全なアウトボクサーで、鋭いジャブを中心に淡々と効果的な打撃を積み重ね、ポイントを獲得する判定勝利型の選手。
- 素早いバックステップ
- 密着ディフェンス
そして井上尚弥選手はボクシングIQが高く、どれをとっても超一流の選手。
- パワー
- スピード
- スタミナ
- テクニック
そして二人の特徴の違いはこれ。
- 井上尚弥選手のディフェンスは練習、訓練によるもの
- フルトンは生まれつきの動物的な直感、瞬間的な運動神経
スピードは互角で井上選手は練習通りの角度から打つスピードだけど、フルトンは動きながら多角的に打つ能力があるんですよね。
井上選手がフルトンに勝っているのは、パンチ力とタイミングよく当てる技術が高い。
特に左フックと右ストレート
自身のパンチ力を生かして相手を追い詰めて圧倒することが得意なんですけど、パンチを貰うと相手に的確に当てる事はできない。
フルトンは井上選手のカウンターを警戒する為、深追いはしてこないと思う。
井上選手が今までに経験したことがない相手。
最後まで読んでくれてありがとうございました。