冬の温泉が好きでつい先日も行ってきたばかり。

次はどこに行こうかと思っていたら、このニュース…

 

 

1865年創業で昭和天皇が宿泊したこともある老舗高級旅館『大丸別荘』で基準値の3700倍のレジオネラ属菌が検出されたというニュースを見た。

 

 

温泉施設ならレジオネラ菌の事は熟知しているはずなのに、ちょっと信じられない。

 

過去の利用者で具合が悪くなった人はいなかったのでしょうか?

 

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福岡の旅館でレジオネラ属菌が検出

 

大丸別荘

画像引用元 http://www.daimarubesso.com/hotspring/

 

問題になっている旅館はこちら。

 

 

福岡県筑紫野市湯町1丁目20−1

 

 

大丸別荘の大浴場は、温泉を掛け流しで使用しています。

 

ただ、一部は循環濾過という方法で再利用しているんですよね。

 

この場合、県条例では

 

  • 湯船内の湯をすべて取り換える「完全換水」を週1回以上行う
  • 塩素濃度は1リットルあたり0.4ミリグラム以上にする

 

というルールがあるんですよ。

 

それなのに大丸別荘は、年2回の休館日にしか完全換水を実施してなくて、常時必要な塩素濃度も維持していなかったため、衛生上の問題が発生。

 

2022年、県保健所の検査で浴槽から基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出され、衛生管理状況が問題視されました。

 

 

レジオネラ菌で人が死ぬ場合があるのにお湯換えや塩素注入を怠っていたなんて…宿泊客は何も知らず、この立派な温泉に高いお金を払っていたと思うと残念でなりません。

 

口コミではメチャクチャ評判がよくて

 

女性

大浴場最高、部屋は清潔感あり

 

と、普通。

評判の良い宿も何人かに一人は批判してますが、そういうコメントもありませんでした。

 

旅行前は必ず口コミを参考に吟味しますが、素人には大浴場の汚さまでは分からないんだなあと感じる。

 

日常の清掃はどうしていたんだろう。

こんな汚いお湯を顔に掛けていたと思うと気分が悪くなる。

 

なぜこうなったのか、原因をあきらかにしてほしい。

 

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温泉掛け流しに注意!

 

今回のニュースで掛け流しが綺麗で安全なんて根拠はまったくないと思った。

 

調べてみると、掛け流しは常にお湯を入れて溢れさせているけど、フィルターが無いから繁盛期の閉館時にはかなりお湯が汚いみたいですね。

 

浴槽からお湯が溢れ出ていても多数の入浴者が入れば汚れるし、湯が入れ替わる前に人も入れ替わる。

 

温泉の効能の問題と気分的問題。

雑菌だけの問題なら塩素臭い循環湯の方が安全なのかも知れないし、綺麗で安全を求めるなら人気のない秘湯に入る他ないのかもしれない。

 

 

でも、不特定多数の人が入る温泉に清潔を求めてはいけないんだろうか。

 

温泉は効能を求めて入るだけで、清潔さを求めるのは間違っているんだろうか。

 

温泉が好きでよく温泉に行くけれど、客は衛生管理がしっかり行われているかどうかを見分けるポイントとして

 

 清掃時間が設けてあり利用できない時間があればしっかりやっている

 

と信じるしかないんですよね。

 

そして、最後にシャワーを念入りに浴びるしか方法はないのかもしれない。

 

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レジオネラ属菌対策を

 

レジオネラ菌による肺炎は本当に怖いんですよ。

 

過去に感染して入院した人を2度ほどみたことがあるんですけど、2回とも人工呼吸器で管理していて1人は亡くなっています。

 

温泉入って健康を害しては本末転倒ですよね。

 

よく死人が出なかったと思う。

ちゃんとやっている所もあるだろうけど、たまにあるぬるっとしたお湯、成分なのか汚れなのかが信用出来なくなる。

 

大浴場にかかるコストは大きく、湯の交換を減らせば利益が確実に増えます。

 

経営に苦しい宿がそこに手を出さないようにするには厳罰が必要ではないでしょうか。

 

湯の交換を怠った全ての期間に遡って宿泊客には返金、くらいあっても良いと思う。

 

 

だってお客様の命を危険にさらしたんだから…

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。